『影武者』(1980)流行語にもなった影武者。勝新降板、カンヌ映画祭グランプリなど話題になりました。

 黒澤明が生涯で監督した映画はデビュー作『姿三四郎』から遺作となった『まあだだよ』までで全三十作品あり、小学生の頃から黒澤映画ファンだったぼくは多くの作品をビデオで何度も繰り返し見てきました。

 年齢的にモノクロ時代には間に合わなかったぼくが映画館で観たのは『乱』以降になります。5年位前に『デルス・ウザーラ』も大阪で行われていたロシア映画祭で映画館のスクリーンで観ることが出来ました。

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 作品ごとにもちろん好き嫌いはありますので、十年に一回くらいのペースでしか見ていない作品もあります。ぼくにとってはこの『影武者』はいまでも取っつきにくい作品のひとつです。

 最初に見たのが小学校のころ、次が大学生の時分、三十路前、DVDがレンタル店に並んだ頃、そして今回ですから合わせて五回目です。話題作だったので、大きな期待とともに見ていたのを覚えています。

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 大きな話題になっていたために、実際に見る前からハードルがかなり高くなっていました。悪い作品ではないのですが、どこかのめり込みにくい印象があります。カンヌ映画祭グランプリ獲得作品ですので、けっして出来が悪い訳ではない。

 ぼくらが小学生だったころでも再放送を楽しみに見ていた座頭市シリーズの主役だった勝新太郎がこの映画に出ると知ったときは、素直に面白そうだなあと思いましたが、すぐに降板がワイドショーでスキャンダラスに報道されました。勝新がもし出ていたら、彼の風貌が歴史の教科書で見る武田信玄と瓜二つでしたので、さらに興味が増していたことでしょう。

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 威風堂々とした信玄公を演じるのは、どちらかというと庶民的な役柄が多かった勝新にとっても大きなチャンスだったでしょうし、盗賊の演技はお手のものだったでしょう。

 大人の事情でしょうから理由はよく知りませんでしたが、この作品の出来上がりを見たときになんだか楽しくないなあと思いました。全体を通して、血が通っていないというか、どこか淡々としていて煮え切らないまま、エンド・クレジットを迎えました。

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 もしかすると勝新太郎が降板した時点で、この作品はその後の運命が決まってしまったのかもしれません。何をやっても勝新ならどうだったのだろうという視点が常に存在してしまうのです。

 仲代達矢も個性的な俳優だと思いますが、武田信玄を演じるにはスケールが小さく、影武者を演じるには神経質そうで、盗賊のいかがわしさがない。

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 勝新が離脱した時点で俳優陣への期待は減り、映画をまとめ上げ、破滅に向かっていく求心力が無くなってしまいました。勝新の影武者が仲代だったのだろうか。

 作品も大きすぎた信玄死後の武田家の滅亡していく過程を描いていましたが、この『影武者』自体も魅力的で間違いなくテレジェニックだったはずの勝新が離脱後の混沌の中でもがき続けているスタッフたちがなんとか修正しようとしていた様子が撮られているようにも思えます。

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 もし勝新が内心では不満があっても、大人の対応をしていれば、彼にとっても世界的に通用する代表作になっていたのは確実でしたので、非常に悔やまれます。

 しかし彼一人で映画が成立する訳ではないので、ことさらにそこばかりに焦点を当てる必要もない。黒澤明の映像美は晩年に差し掛かっても衰えることない。ただ残念なのは後期の作品群を見ていて思うのは爽快な気持ちになって家に帰った記憶がまったくないことです。

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 もちろんテーマも違うでしょうし、彼が置かれた立場も変わっていたでしょう。いろいろ考えてみて、何が違うのだろうかというと多分脚本の執筆体制の変遷なのかも知れません。

 黒澤映画では脚本チームが存在し、三人から五人の合議で作品の構成を行っていました。その体制が映画ビジネスの低迷やら黒澤自身の独善的な態度によって崩れだし、なんだか歪な描写が増えていき、ぼくらのような素人でも違和感を覚えるほど目立つようになったのでしょう。

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 冒頭で武田信玄(仲代達矢)、信廉(山崎努)、盗賊(仲代達矢)が同時に登場するシーン、信玄が陣中で死んだのを隠しながら甲斐へと引き上げていく隊列に夕映えが彼らを包み込むシーンは彼らのこれからの落日を表していたようでした。

 信玄狙撃シークエンスで明らかなように信玄と謙信が戦場で斬り結ぶ川中島の戦いのような古き良き時代は去り、雑兵でも銃弾一発で大将首を狙える武器の優劣によって戦局が変わる時代に突入する。

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 高天神城を囲む信玄本陣をローアングルで捉えた威圧感、長篠の戦いに敗れ、風林火山の旗が川底で揺らめくラスト・シーンなど多くの場面で映画的表現の凄みを堪能させてくれます。

 また個人的には仲代が躑躅ヶ崎の屋敷で部屋を出ようとするときに大きな影が彼の後ろを追いかけてくるシーンに凄みを感じました。この影は盗賊仲代の影なのか、信玄の亡霊なのかと考えながら見ていました。

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 後期特有のイメージもあるようで、夕暮れ時の夕映えや夜中の城攻めによる業火のようなどちらかというと暗い光が顕著になってくるように思う。『まあだだよ』のラスト、『夢』でのゴッホ『鴉』の不安な暗闇、『乱』の多くのシーンで印象的だった廃墟に映える夕陽などは自らの人生に重ねているのでしょうか。

 これらのシーンは非常に美意識が高く構成されていて、こうした部分が海外で高評価を受けた要因だろう。この映画について、黒澤明監督は『乱』への足掛かりとして捉えていたようで、甲冑などを二次使用する腹積もりだったようです。

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 そして『乱』をも来るべき『平家物語』へのステップにするはずでしたが、『乱』を最後に黒澤明監督に時代劇を作る機会は訪れず、また残された時間も少なく、『平家物語』が世に出ることはありませんでした。彼ならば、敦盛の最後や壇之浦をどのように描いたのだろうか。

 そこかしこに活動写真の美しさが盛り込まれており、目を奪われる様式美に思わず溜め息が出てきます。しかしこの作品は最高峰の映画芸術ではあるが、娯楽映画ではない。ぼくらが期待したのは娯楽映画の中にある深い芸術性であり、芸術そのものではない。

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 この映画は黒澤映画をずっと劇場で観てきたファンほど納得できない作品だったのではないでしょうか。理由はのめりこめるキャラクターの欠如と娯楽性からの乖離でしょう。

 なかでも批判が多かったのが合戦シーンで、上映時間の2時間半に渡って粘り強く、ずっと見続けた観客はきっと黒澤監督が心理を理解した上で、じらしにじらしてクライマックスに大きな合戦シーンを持ってきて、一気に畳み掛けてくるものと期待していたはずです。

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 それがまさかのスローモーションと肝心なシーンが抜け落ちた合戦後の兵隊や軍馬の死体とよろめいている姿だけだったので、失望感と怒りが込み上げたのでしょう。

 まるで緊迫した野球やサッカーの試合中にCMが挿入されてしまった間に、バッターがサヨナラホームランを打ったり、決勝ゴールが決まってしまった後の中継を見ているような感じとでも言いましょうか。

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 ただ騎馬戦と足軽による白兵戦が主体だった戦国時代において、織田信長による鉄砲戦術の革新の実験台になってしまったのが武田軍でした。

 長篠の戦いをメインに持ってきたので、斬り合いがなく、弓矢も登場しない奇妙な合戦シーンになってしまったのは必然だったのかもしれません。ただ迫力はあまり出ていたとは思えませんでしたが、130頭もの多くの馬を使っての死屍累々のシーンは困難を極めたようで、撮影で馬に麻酔をかけても30分しか持たなかったそうです。

 この映画の公開当時に合戦シーンの撮影のために馬を大量に殺したという噂を聞いたことがありましたが、事実とは異なり、実際には麻酔を打っていたというのを聞き、ほっとした思い出もあります。

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 武田軍の動線も気になった映画でした。甲斐の国から京都を目指してきたので、画面のイマジナリー・ラインの考えからすると、上手から下手へ向かって行軍してきたはずなのですが、信玄死後に甲斐に戻る道中、ほとんどのカットが上手から下手に向かって行軍していき、画面上から下に向かったり、蛇行していたりするので、これは武田家の行く末の混沌を表したかったのだろうか。

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 俳優陣では萩原健一への批判が多かったように覚えています。上滑りしているような感じが確かにあり、それを目障りに感じたのでしょうか。ただ勝頼の役柄上、焦りと劣等感で身を誤る自身の行く末を身体全体で表していたようにも思えました。印象に残った俳優は大滝秀治と山崎努でした。

 その他、姉川の合戦に向かう隆大介(信長)の陣中を訪れる油井昌由樹(家康)がゆったりと語らいながら、南蛮渡来のお酒(赤ワイン)をともに飲むシーンを何故かよく覚えています。

総合評価 70点


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この記事へのコメント

トム(Tom5k)
2012年09月18日 23:00
用心棒さん、こんばんは。
わたしは、高校生のときに映画好きの父親と観に行きました。父親は「黒沢の映画は観ておかないとなあ」などといいながらのエントリーでしたが、見終わった後は「黒澤ってたいしたことないんじゃないか」などと、いつものように短絡的な感想を漏らしていたものです。
そうそう、やはり「勝新のイメージとだぶっちゃうな」とも言っていました。
しかしその感想も意外に一般的なものだったかもしれませんね。
振り返れば、この時代は良作でも、スペクタル【+α】で映画が難しくなっていたようにも思います。コッポラ、ルメット、ポラック、アラン・J・パクラ、ジョセフ・ロージー・・・映画人たちは二歩三歩、先の時代を見始めていた時代だったのかもしれません?黒澤監督もその例に漏れていなかったのではないでしょうか?
わたしは、初めて観た黒澤作品でしたが、実はちんぷんかんでした。おかげで「乱」も観に行きませんでしたし、黒澤好きになるまでは平成初め公開の「夢」と「七人の侍」のリバイバルまで待たねばならなかったですよ(笑)。
>信玄と謙信が戦場で斬り結ぶ川中島の戦いのような古き良き時代・・・
題材を武田信玄側の惨劇(長篠の戦い)にすること自体、もの凄いことだと思っています。黒澤監督は全世界に対して、日本の戦国時代というものの悲惨の印象付けを狙っていたのではないか?とまで思えるのです。
>カンヌ映画祭グランプリ獲得作品ですので、けっして出来が悪い訳ではない。
わたしは、カンヌのグランプリは、審査側がわかって授与してるのかどうか疑問ですよ?どうも黒澤ブランドが評定基準だったように思ってしまうんです。制作前から決定していたような気がします(笑)。
まだ数十年かかるかもしれませんが、わたしは本当の意味で黒澤作品の後期の代表作品と再評価されるときが来るような気もしています?
ではまた。
2012年09月19日 21:00
 こんばんは!
後期の黒澤作品群は高い芸術性とすっきりしないもどかしさを常に感じながら、ずっと映画館で観ていました。

とても綺麗な画が多く、惚れ惚れするのですが、どこかいびつな印象があります。それでもDVDやビデオで発売されると、何回も見ていますので、嫌いではありません。スペクタクルとアート、そして娯楽との共存は年々困難になっていますし、コッポラはずっと迷っているように思えます。それでも彼は生きていますし、最後にもう一花咲かせて欲しいと願っております。

>黒澤作品の後期
難しいですが、楽しいテーマですね。

 ではまた!
ショーケン
2015年02月16日 21:13
勝新の降板の件は「ショーケン」に綴られていますね。
撮影中はだんだん目つきがおかしくなり、狂気の沙汰からすぐにでも解放されたかった。と述懐しています
2015年02月17日 23:25
 こんばんは!

焦りから生き急ぐ勝頼の心情は伝わってきましたね。

>狂気の沙汰
勝頼が乗り移っていたのでしょうか。だとすると彼の演技こそ核心をつくものだったのかもしれません。

勝新版での影武者はさぞ迫力があったでしょうね。信玄公の有名な肖像画はじつは別人だったと言われていますが、あの肖像画に描かれているのは勝新そっくりですし、スクリーンに映えたでしょうね。

またお暇がございましたら、
遊びにお越しください。ではまた!
蟷螂の斧
2019年11月21日 18:44
こんばんは。今度はこちらにお邪魔します。節操がない奴ですみません。

>威風堂々とした信玄公を演じる
>盗賊の演技はお手のもの

本当に残念だったとしか言い様がありません。
試写会を見た勝新が「これは失敗作だね。」と言った映像を見た事があります。

>円安になって輸入品が高くなったり

韓国もウォン安でやられましたか?最初は輸入で儲けていましたが。

>色々と趣味を楽しむ方が人生は豊かになる

僕が嫌いだった元同僚(5歳年上)に言われた事。「いつも同じような事をやるな!いろいろと違うことをやれよ!」その当時はムッとしましたが、今は僕にとって座右の銘の一つです。感謝した頃にその元同僚は突然死しました(涙)。
用心棒
2019年11月21日 22:23
こんばんは!

>失敗作
難しいですね。映像としてはとても綺麗な作品なのですが、せっかくの滅びの美学や男祭りの醍醐味を見せてくれそうな勝新ではなく、どちらかというと陰鬱な印象を与える仲代ではハジケる要素がないので娯楽作品にはなりませんね。

>ウォン安
輸出にはウォン安は有利ですが、原材料を仕入れるにはウォン安はドル高ないし円高を意味しますので、適度なバランスが取れていないと厳しくなります。

国内でも食品や原油製品などは輸入しなければなりませんので、工場での生産や民間支出は資金繰りが厳しくなります。

>突然死
人の寿命は分かりませんので、一期一会という言葉は他人ごとではなく、大切にすべきでしょうね。

ではまた!
蟷螂の斧
2019年11月22日 06:18
おはようございます。

>人の寿命は分かりませんので

女優の木内みどりさんが突然亡くなりました。
40年ぐらい前に木内さんがラジオで言った事を今でも思い出します。「アメリカの映画館での観客の反応は日本と随分違う。」ご冥福をお祈り致します。

>陰鬱な印象を与える仲代ではハジケる要素がない

まあ、そういう事なんですね。大映時代に勝新と馬が合った監督がメガホンを取れば・・・・まあ、言っても仕方ないです。

>原材料を仕入れる

自分の国の貨幣価値が落ちるのは危険です。

>焦りと劣等感で身を誤る自身の行く末を身体全体で表していた

武田軍が鉄砲でどんどん倒れる。歯を食いしばって悔しそうな顔をするショーケンの演技を思い出します。
用心棒
2019年11月22日 10:47
おはようございっます!

>木内
ぼくらが子供のころ、よくテレビドラマに出ていました。映画では『ゴンドラ』などにも出演していましたが、たけしの「元気が出るテレビ」の印象が強いです。

>大映時代
逆にスポンサーがつかなかったかもですwww

>貨幣価値
円高が悪いみたいな論調が強いですが、一番良いのは貨幣価値が高く、経済が順調なのが理想なのでしょうwww

円高時は外貨を集め、円安時は株の配分を増やすという言うのは簡単だが、実行するのは難しい舵取りが必要でしょう。

>ショーケン
彼も亡くなってしまいましたね。なんか昔見ていた俳優さんや女優さんが亡くなっていくのは寂しいです。

ではまた!
蟷螂の斧
2019年11月23日 08:20
おはようございます。

>逆にスポンサーがつかなかったかもですwww

そうでしょう。そこが映画製作の大変さです。

>たけしの「元気が出るテレビ」の印象

ビートたけし主演映画「哀しい気分でジョーク」では悪役?

>円高時は外貨を集め、円安時は株の配分を増やす

凄腕の政治家が現れて欲しいです。

>なんか昔見ていた俳優さんや女優さんが亡くなっていく

声優の中村正さんも亡くなりました(涙)。
用心棒
2019年11月24日 17:23
こんばんは!

今日は二部リーグですが、日本代表のトンプソン・ルークが所属している近鉄の試合を花園ラグビー場まで観に行ってきました。二部にもかかわらず、観客が15000人を超えていて、ワールドカップバブルがまだ続いていました。さすがに生観戦に勝るものはないので、大いに楽しんできました。

>製作
スポンサー、使いたい監督、作品そのもの、本人の仕事の空き具合などすべてが揃わないと出来ませんので、出演し、なおかつそれが代表作になるというのは稀有なことなのでしょうから、勝新には出会いを大切にしてほしかったですね。

>哀しい
飛行機か何かで一人息子が亡くなるヤツでしたっけ?最後にたけしが絶叫して終わった覚えがありますが、違うヤツかな?

>凄腕
皆望んでいるでしょうね。
安倍さんが地ならししているので、次の次の人あたりはかなり自由度が高く、長期政権になりそうですね。毎年変わるとかはもう要りません。

>亡くなり
年の瀬になってくると毎年、今年亡くなった人特集がありますね。
どんどん彼岸の映画界の方が豪華なメンバーになっていっていますwww

ではまた!
蟷螂の斧
2019年11月25日 06:19
おはようございます。

>黒澤明の映像美

黒澤監督は白黒映画の方が良いという人もいます。どう思われますか?

>勝新には出会いを大切にしてほしかった

黒澤監督に従順な態度を取るべきでしたか?

>飛行機か何かで一人息子が亡くなるヤツでしたっけ?

そうです。まだ無名時代の笹野高史が悪徳(?)医師役でした。

>どんどん彼岸の映画界の方が豪華なメンバーになっていっていますwww

同感です。「こちら」と「あちら」。悲しいです・・・。
用心棒
2019年11月25日 17:42
こんばんは!

>白黒
技術が進んでいくのは映画の常です。サイレントがトーキーになり、モノクロがカラーになり、CGが登場し、どんどん進化していっています。

対応できないと時代遅れと嘲笑される世界なので、トライし続けなければ生き残れないが現実です。

黒澤カラー作品群にも愛着があります。スクリーンで観た『デルス・ウザーラ』『乱』『夢』『八月の狂騒曲』『まあだだよ』には独特の美意識が確かに存在しているのが見て取れます。

デルスの燃えるような夕焼け空、『乱』での火矢が飛び交う天守、『夢』での雛飾りのような段々畑、風に立ち向かう『八月の狂騒曲』など記憶に残るシーンは多くあります。

>従順
う~む。出ると決めたのであれば、どのような監督なのかくらいは理解しているはずなので、我を通さずにまずは契約を守るという姿勢は取るべきでしょう。

>こちら
もしかすると超絶テクニックを持つ監督や驚異の技術が出てくるかもしれませんので、ぼくはできるだけ未来を見ていきますwww

ではまた!
蟷螂の斧
2019年11月26日 06:20
おはようございます。

>『平家物語』

見たかったです。

>敦盛の最後や壇之浦

落ちて行く悲しさ・・・・それをうまく描いた事でしょう。

>『まあだだよ』

大学の教授。ほのぼの・・・。

>サイレントがトーキーになり

その為に売れなかった人。ヴァレンチノ二世と言われた役者。
用心棒
2019年11月26日 19:58
こんばんは!

>平家
バブルに突き進むカネ余りだった1980年代後半の日本ならば、もし黒澤監督があと10歳若かったらならば、超大作が生まれていたかもしれませんね。

まさに、夢幻の如くなり。

>ほのぼの
こんなふうにみんなに見送られたかったんでしょうね。

>その為に
グリフィス監督やシュトルハイム監督はサイレント時代に湯水のように製作費を浪費したこともあり、製作する機会すら与えられませんでした。

サイレント時代はパントマイムの技術が求められましたが、トーキーだと綺麗はもちろん、セリフをしゃべる能力や綺麗な英語を話すのが必須でしたので、東欧系などの英語を母国語としていない俳優は皆お払い箱になったようですね。話し声が奇妙な人も当然失格です。厳しいですね。

ではまた!

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