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zoom RSS 『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』(2001)ガメラ!?

<<   作成日時 : 2017/09/22 18:42   >>

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 今年の夏は連日気温が35度近くまで上がり、熱帯夜が延々と続いていたのが、先週以降はゲリラ豪雨や台風がガンガンきているのが関西です。

 ついこの間までは暑かったので、三輪神社の鳥居の前にあるお茶屋さんで素麺を食べに行ったりしていました。家で食べても良いのですが、本場のお店に来ると麺の腰がしっかりしていて、味も良い。

 お水が良いのか、何かゆで方に秘訣があるのかは分かりませんが、三輪神社にお参りする度に夏は冷やし素麺を、冬にはにゅう麺を食べるのを楽しみにしています。

 関東より北は低温推移で農作物の被害が囁かれ始めていますが、こんなに季候が違うのは珍しい。最近はゴジラ映画ばかり書いていますので、今年は一気にあと数本ゴジラ映画群を書き終えていきたい。

 ちなみに黒澤明監督作品でまだ書いていないのは遺作となってしまった『まあだだよ』だけですのでこちらも仕上げていきたい。

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 そもそも映画ブログを始めたきっかけも黒澤明監督作品を書いてみたいという動機でしたので、とりあえずあと一本まで来たのは感慨深い。

 今回の目玉は何といっても監督です。『ガメラ 大怪獣空中決戦 (1995)』『ガメラ2 レギオン襲来 (1996)』『ガメラ3 邪神<イリス>覚醒 (1999)』という平成ガメラ三部作で成功を収めた金子修介監督を招いての意欲作でもあります。

 そこで今回取り上げたのは『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』です。出てくるラインナップで見ると『三大怪獣 地球最大の作戦』を思い出しますが、ゴジラの相棒と昭和シリーズのファンに認識されているアンギラスは出てないようです。

 というか諸般の事情により、もともとキャスティングしたかったアンギラスやバランは使用許可が下りなかったのか、理由は分かりませんが、ギャラが発生する大御所を呼ぶわけでもないのになぜ使えなかったのだろうか。

 代わりにバラゴンがキャスティングされていますが、今回はタイトルには入れてもらえませんでした。スポットライトを浴びるわけでもなく、平田昭彦、小杉義男、沢村いき雄、堺左千夫、田島義文、大友伸、大村千吉や田崎潤のように脇を固めています。

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 バラゴンに関しては過去にはフランケンシュタインとのシングルマッチでの出演映画もあるのに何故か存在感が薄い不思議な怪獣です。似たような名前の怪獣にバルゴンやバランがいますが、バランのようにモノクロ時代でなく、バラゴンはカラーテレビ世代の怪獣です。

 それはさておき、この作品。まったく期待はしていませんでしたが、実は2000年代に製作されたG映画の中では『シン・ゴジラ』が出来るまでは一番出来が良い作品でした。

 ガメラ映画のような荒唐無稽な設定が多く、ゴジラの顔も表情豊かでガメラみたいです。白けてしまうかと思いきや、大映怪獣映画のように人間をどんどん吹き飛ばし、皆殺しにしていく根性がある作品に仕上がっています。

 悪ふざけをするヤンキー、ゴジラの回りをハエのように飛んでいるマスゴミのヘリが次々に殺戮されていきます。

 ゴジラから国民を守ろうと奮戦する防衛軍も犠牲者を増やしていきます。バラゴンやモスラの魂がキングギドラに憑依してパワーアップする描写はメカゴジラにボコボコにされたゴジラにラドンが覆い被さるシーンを思い出させてくれました。現実的かどうかという細かい点を置いといて、せっかく招いた金子監督の能力を楽しみましょう。

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 新山千春がウザったく、消えてしまえと感じる時間帯がかなりありますが、防衛軍幹部役の宇崎竜童の男気に免じて許してあげましょう。

 ただ不満があるのはあれだけモブどもを容赦なく始末し続けたのになぜ竜童や新山をすんなりと始末せずに最後まで生き残らせたかということです。

 後先考えずにしっかりと大映テイストでやり切ってくれれば、バッドエンディングになり、より高い評価を獲得できたのになあと考えていました。

 地の神、空の神、海の神という設定は日本武尊が出てくる神話のようで楽しめました。最大の敵キャラだったキングギドラをまさかの味方に持ってくるという設定は平成VSシリーズで一度、サイボーグギドラを使って都庁での戦いを仕掛けて以来です。

 シリアス路線だけでなくともゴジラはしっかりと向き合えば、まだまだ荒唐無稽で面白いものが出来上がるのだという可能性を感じる佳作でした。

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 まあ、相変わらずバラゴンは影が薄かった訳ですが、割りと長い間フレーム内で活躍していましたし、三大怪獣スターたちがひしめくなか、そこそこ活躍してくれたので良しとしよう。

 だって、ぼくは昔、バラゴンの塩ビ人形を持っていて、彼には愛着があったのです。フランケンシュタインの人形はなかったので、タイガーマスクに出てくるゴリラマンの人形で代用していました。

 ゴジラと同じくタイガーマスクやウルトラマンも好きだったので、僕の家ではキングギドラ対ゼットン、ウルトラマン対ゴジラ、バルタン星人対ウルトラセブンなどの夢の名勝負がマーヴェルの映画みたいに繰り広げられていました。

総合評価 75点




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コメント(10件)

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いつも楽しく読ませていただいてます。

バラン、アンギラスは地味なので却下されたと聞きました。
確かにキングギドラやモスラに比べると。。。

この映画、せっかくガメラの金子監督だったので映画館で観たかったんですが併映が『とっとこハム太郎』でしたので
オジサンには敷居が高すぎました。
子供をダシに使おうともウチは娘なのでゴジラは行ってくれないし。。。
でもハム太郎目当ての幼な子はこのゴジラはトラウマになったろうなあ。。。
それはそれで羨ましい体験ですが。
ken
2017/09/23 17:08
こんばんは!

>地味
たしかにwww
ただ脇役が良いと作品は引き締まり、主役は引き立つのでアンギラスやバランを使ってほしかったですね。

>ハム太郎
オジサンにはつらいかもw
ただピカチュウだったら、大学生の女の子達でも懐かしがって見るかもしれませんね。

>幼な子
大映テイストなので、思いっきり人間を殺しまくりますからね。でも記憶に残るのはエグイ作品だと経験上ぼくらは知っていますねwww

ではまた!
用心棒
2017/09/23 20:50
小学生時代に観に行きました!!
確かにハム太郎映画の思い出が強い映画でした。
ゴジラ=悪役のイメージを植え付けた映画でしたが、
この後の「ゴジラ×メカゴジラ」も十分面白かったと思います。
ラノベ小僧
2017/09/24 23:52
こんばんは!

>ハム太郎
ミニハムズのやつですか?ミニモニ。が流行っていた時に歌を唄っていましたね。

>メカゴジラ
釈ちゃんの機龍が出てくるヤツですね。僕も好きですよ!

>ラノベ
ぼくは最近、エロマンガ先生が好きですよww

ではまた!
用心棒
2017/09/25 00:11
用心棒さんこんばんは。僕も特撮やアニメのキャラの玩具やフィギュアで連合を組んで戦わせてました。ガンプラブームの時も連邦MSと他のロボットやヒーロー、怪獣と共演させてました(笑)今は子供の頃と違って並べ替えをやってますが(例:ゴジラvsゴモラ、コンボイvsシャア専用ザクなど)。まぁこれも一種の遊びですよね。そしてDVDなどで関連作を見るときに傍らに人形を置いて気分を高めながら(笑)鑑賞します。さて、この映画はゴジラの顔が物凄く怖いと話題になりましたが、新山千春と宇崎竜童の顔も相当怖いと思います!平成のゴジラで徹底して悪役なのは本作が一番ですよね。
さすらいの映画人
2017/09/25 20:43
こんばんは!

>連合
子供の頃って、純粋にカッコいいかどうかで遊びますので、キングギドラ、ガイガン、バルタン星人、キングジョ―などは常に手に取っていましたよww

>ザク
結局はザクに戻りますね。ゲルググとかドムもカッコいいですし、モビルアーマーならビグロが好きです!

>悪役
この作品でのゴジラは役回りがシンプルで良いですね!

ではまた!
用心棒
2017/09/25 22:49
用心棒サン、お騒がせしております。
本当に怪獣映画もマーヴェル超えの可能性があるのですけれどもね。
北朝鮮に囚われている日本人を救うため、次々と現れては金サンの軍団と差し違える怪獣軍団…金サンの最終兵器に勝利を収め日本に凱旋するゴジラだったが、北朝鮮シンパが選挙で政権を握った日本の電磁攻撃で放射能源を原子崩壊させられて敢え無く最期を迎える。
その上空をバラゴンが!
北朝鮮に囚われた日本人達を密かに日本に送り届けるのだった…。
大映テイストに及ばないかも知れませんが、マーヴェルの向こうは張れるのにな〜と妄想しております。
ザクによる悲劇的戦闘で終幕する0080。
戦艦大和の悲哀を感じずにはいられないウルトラ7。
この妄想話にも当該ザクと戦艦大和も登場します。
ゴジラが半島に赴くことを防ごうとする日本政府のモビルアーマーXを撃破すべくザクで出撃する…。
ゴジラの救援に向かうアンギラスを叩こうとする米海軍第7艦隊を撃破しようと大和が米軍コード「アイアンロックス」として浮上し差し違える…。
もう胸が躍りまくりで、誰か映像にしてくれないのかな〜と嘆息です。
男の人形遊びは永遠に不滅ですわ。
きやらはん
2017/10/16 21:04
こんばんは!

いやあ〜!めっちゃ楽しそうで、読みながら笑ってしまいましたwww

アイアンロックスとか懐かしいですね。戦闘シーンではセブンがとても戦いにくそうだったのを覚えています。

マーヴェル的世界を構築するならば、ゴジラ対ガメラのGG決戦をそろそろ見たいですね。一応『大怪獣 東京に現る』というのがありますが、諸般の事情からか、アナウンサーの音声のみで二大怪獣の決戦を連想させるカルト映画もあります。

10年くらい前にGG決戦の妄想世界を『ガメラ対ゴジラ』として全四回でブログで発表したことがありましたよww

けっこうみなさん盛り上がってくれたのを覚えていますw

ではまた!
用心棒
2017/10/17 00:26
用心棒サン、こんばんわ。
ゴジガメですか。
いよいよ対決か!?
というところで、日本列島を大地震が直撃〜ラドンやバラゴンに運ばれて生存した人々の眼に津波で何処かへ運ばれるゴジガメの姿…。
で、待て次回。
直接対決を引き延ばして数作いけそうな勢いです。
ゴジラサイドの怪獣軍団と対決するガメラが第二作。
ゴジガメ対決は核戦争並とのシミュレーションに戦く人々の祈りが甦らせた大魔神を交えた神決戦が最終作品というのが妄想的理想です。
個人的な終幕シーンは、敗れる直前の大魔神が自身共々結界に両者を封じ込めて・・大魔神は御神体、ゴジガメが狛犬みたいになるところです。
平成の次の御代では、ゴジガメが各地の狛犬様になる、なんて素敵です。


きやらはん
2017/10/18 22:14
こんばんは!

妄想がスゴイですねwww

組み合わせでマーヴェル世界観に溢れる大作が出来るかもしれませんね。

GGに関してはまずはタッグマッチでゴジラ&アンギラス組対ガメラ&モスラ組などは異色のタッグとして楽しそうです。

ではまた!
用心棒
2017/10/19 00:39

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