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zoom RSS 『映画はいつもワクワクさせてくれた…(3)』WOWOWとスカパーにハマリ込んだ20代以降…。

<<   作成日時 : 2009/05/24 18:03   >>

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 今回は社会人になってからの映画鑑賞状況を記事にしてみようと思います。レンタル・ビデオの隆盛については前回書きましたが、レンタルも一通り見ていくと、あることに気づきます。あれ?もう見たいのあれへんなあ…。つまり、それはお店にないソフトは見れないという当たり前の事実です。

 いくらツタヤでも全ソフトを置いているわけではありませんし、各店に選択が任されている商材も多いようです。店のこだわりというか、店長のこだわりなのでしょうが、彼らの好みと自分の好みが合えば、かなり嬉しいソフトに出会うこともあります。広いこともありますが、大阪ミナミのツタヤ心斎橋店はクラシック映画ファンにとってはまさに宝の山です。また狭いのが難点ですが、伏見桃山のお店には『エルトポ』『ホーリー・マウンテン』などのカルト映画を数多く在庫していた、ぼくにとってはイイお店でした。

 「あの店にないが、こっちの店にあるなら、たまにはあっちに行ってみよう!」というのは新しい楽しみをくれます。その街の店に行ったついでに、その街で食事をしたり、買い物をするようになるのです。ぼくは実際、奈良に住んでいますので、大阪・京都・奈良のツタヤや大きめのGEOなどは探し出して、休日に出かけていく日もありました。

 さすがに忙しくなってしまった、ここ何年かは行けなくなってしまいましたが、ご当地のイタリアン、インド料理、和食、ラーメン屋さんなどを探索するのはかなり楽しい時間のつぶし方でした。知り合いのうちに行くときでも、ちらちらとその地のレンタル屋をのぞいていたりしました。

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 レンタルに行けなくなると、代わりに台頭してきたのはWOWOWとスカパーでした。時系列的にいうと、まずは1990年代の前半から後半に掛けてはほぼWOWOWが家で見る映画のすべてでした。単一チャンネルであるにもかかわらず、月に放映される映画が200本以上というのは圧倒的な供給量ですし、スカパーでも単一でこれほどの量を網羅するのは不可能に近い。

 まあ、スカパーの場合、多チャンネルという利点をフルに利用すれば、WOWOWを凌げますが、単一という点で見ると、WOWOWに敵うチャンネルはありません。またこのチャンネルの強みは映画だけではなく、スポーツ、演劇、海外ドラマなどに90年代後半までほぼ独占していたことです。

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 WOWOWに入っていない人とそうでない人では見ているコンテンツの質がまるで違い、その良質なコンテンツの量とともに、まさに夢のようなチャンネルでした。イタリア・セリエAは毎節注目の試合を週に2試合は放送してくれていましたし、テニスのフレンチ・オープンは毎年楽しみにしていました。

 セリエAは初期からずっと見ていましたので、ACミランに所属していた、マルコ・ファン=バステン、ルード・グーリット、フランク・ライカールトからなるオランダ・トライアングル、ライバル・クラブであるインテルに所属していた、ローター・マテウス、ユルゲン・クリンスマン、そしてウイングバックのブレーメからなるドイツ・トリオがぶつかるミラノ・ダービーなどはかなり盛り上がっていました。

 1990年にイタリアで行われたワールド・カップではドイツとオランダがミラノでぶつかったために、観客のヴォルテージは一気にヒートアップしたために、選手も興奮し、ミラン所属のライカールトとローマ所属のフェラーが揉めに揉め、最後は両者退場という信じられない結果になりました。

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 写真は新日時代に行われた、伝説のアンドレ戦ですが、前田日明主催のリングスも毎月楽しみに見ていました。バーリトゥードの放映権もスカパーにさらわれてしまいましたが、初期において、このチャンネルが果たした役割は大きい。イタリア・セリエA、そしてチャンピオンズ・リーグもスカパーに持っていかれました。つまり、スカパーはWOWOWの誇るキラー・コンテンツを奪っては、顧客数を増やしていった訳で、仕方なく利用してはいますが、あまり良い印象は持っていません。

 WOWOW関連ではマイク・タイソン・ザ・ファイトも忘れられません。ホリフィールドとの連戦は記憶に残る遺恨試合になりました。ジョー小泉と浜田剛がパーソナリティを務めるボクシング番組『エキサイト・マッチ』も定期的にチェックしていました。試合の構成力、有効打の数、パンチの打ち数で判断し、ラウンドの採点をマスト・システムで付けていく、プロモーターらしい解説とどうしようもないが脱力させてくれる駄洒落が素晴らしかった。

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 ドラマではXファイルなどもずっと見ていましたし、WOWOWが放映権を失ってからも、最後のシーズンまで付いていきました。ここ何年かではCSIシリーズもかなりのお気に入りでした。アニメではシンプソンズが懐かしい。

 映画とは直接関係はないのですが、色々なジャンルを見ることにより、視野が広がるのは明らかで、食わず嫌いを防いでくれた意味でも、WOWOWがぼくにとって重要だったのです。

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 しかし独占状態は長くは続きませんでした。さきほどから度々言及しているように、スカパーの登場で、ペイテレビ界の勢力地図は大きく様変わりしていきました。WOWOWのキラー・コンテンツのほとんどはスカパーにさらわれて行きました。しかも性質が悪いことに単一チャンネルで見れたものを、恣意的にかどうかは知りませんが、ドラマ、スポーツ、アニメをズタズタに奪っていったのです。

 スカパーで、そうそう何チャンネルも契約することは出来ませんので、優先順位をつけて見ていく他はありませんでした。面倒くさく、お金もかかる。そんな悪のシステムを我々視聴者に押し付けたのがスカパーのシステムなのです。しかしながら勿論利点もあります。つまらない番組が多いチャンネルは次月に契約しなければ良いだけなのです。容赦なく切り捨てていきましたし、僕と同じような行動を当然、他の視聴者も考えますので、無くなっていくチャンネルもたくさんありました。

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 そしてとうとうWOWOWもスカパー中に併合されてしまい、デジタル放送以外のアナログ放送はWOWOWチャンネルとなってしまったのです。独自性が保ちにくくなるのでしょか。双方メリットがあるから吸収されたのでしょうが、初期からずっと見ていたので、なんだか寂しい気持ちもあります。

 スカパーでの僕がよく契約するチャンネルはシネフィル・イマジカ、チャンネルNECO、衛星劇場、日本映画専門チャンネル、WOWOWチャンネル、FOXホラーチャンネルなどです。さすがに最近は見たいものはほぼ見てしまったためか、チャンネル契約数は減少の一途をたどっています。

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 ちなみに今月はWOWOWチャンネルとシネフィル・イマジカのみの契約となっております。来月のプログラム次第ではシネフィル・イマジカのみになる可能性が高い。バラエティに富んだ内容が魅力的なWOWOWではありますが、見る時間がないので、いたしかたありません。

 さあ、来月はどこのチャンネルを契約しようかな?という感じです。

 では一方、劇場へ行く回数はどうなったかといえば、やはり社会人になると激減しました。月一がせいぜいで、それが10年以上は続きました。再び劇場で観るようになったのはここ5年くらいで、月三本以上は劇場鑑賞する習慣を再び手に入れました。

 出来るだけ小さな小屋で観たいのですが、今は残念ながらシネコン全盛なので仕方なく観ています。名画座が激減したのも足が遠のく原因です。大阪では僕が行ける範囲でリバイバル上映をしてくれるのはシネ・ヌーヴォくらいです。もっと近かったら、入り浸るのですが、残念ながら遠い。でも行きたい。あのパイプ椅子で観る映画はまるでボロボロの鄙びた遊園地で乗るジェット・コースターのようで、かえって興奮してしまいます。

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 なんだかんだいっても、映画は常に僕にとっては大切な、なくてはならないものなのだと改めて思わせてくれました。素敵な人々のあるときはせつない人生を、またあるときはスリル溢れる人生をぎゅっと凝縮して、2時間で観ることを可能にしてくれるもの、それが映画なのでしょう。

 喜劇は悲劇の中にあり、悲劇は喜劇の中にあります。光の中に影があり、影から光が生まれる。感情を大きく揺さぶり、人生を一変させる力を与えてくれるときもある。あるときはニコニコ笑いながら劇場を後にし、またあるときはウンザリしながら家路に着く。

 さあ、今度は何を観に行こう?

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コメント(7件)

内 容 ニックネーム/日時
最後にシネ・ヌーヴォではありませんか。
ここは本当に頑張ってくれている。それから十三の第七芸術劇場も。ただシネ・ヌーヴォは精力的に監督特集してくれるし、アップリンクとは協力体制にあるみたいですね。だから2階のXでもマニアックな作品に出会える。
私はJ-COMで局数は多いし、シネフィル・イマジカもチャンネルとして入っていて、WOWOWはオプション契約してる。私はシネフィル・イマジカをメインにWOWOWをサブに観ているわ。シネフィルが直輸入作品とかショートフィルムなどほかでは見れない作品が魅力だわ。受ける作品より良質な作品を提供しているって視点が信頼できる。
WOWOWはメジャーに混じってマイナー作品も。未公開テレビ映画の放映とか音楽とかバレーのライブ放映も嬉しい。用心棒さんはもっぱらスポーツ、格闘技なんですね。これはやはりWOWOWですよね。ミステリーチャンネルで名探偵ポワロとかミス・マーブルなども気分転換に見たりもする。WOWOWでご贔屓ドラマはCSI。土曜の晩はCSIです。
シュエット
2009/05/28 21:58
でも居間のテレビは娘が帰阪したら占領されてしまう。かといって早々と寝室(シネフィル入っているし、録画デッキもあるんだ!私独り占め)にいってというのもなんだかなって思う。用心棒さん宅は家族との占領権はどないです?
シュエット
2009/05/28 21:58
用心棒さん。
追伸。
6月もシネフィル・イマジカですよ!
6月から3ヶ月連続でルイス・ブニュエル特集です。シネフィル・イマジカだけは捨てられません!
シュエット
2009/05/29 12:31
 こんばんは!
>CSI
 あれははまりますよね!ぼくは第一シリーズ開始時の頃からずっと見てました。ラスベガス、マイアミ、ニューヨークとありまして、ぼくは何気にマイアミが好きです。あのシリーズがヒットしてから、日本でもどちらかというと地味だった部分にもドラマのスポットが当たりだしましたね。今度の『Mr.BRAIN』なんかも昔だったら主役にはなりえませんね。
>占領権
HDデッキが二台フル稼働しておりますので、いまのところ問題は発生しておりません。
>イマジカ
 ブニュエルですよね!『黄金時代』『糧なき土地』などは英語版で観たのみなので、字幕付きで観たいです。
 もちろんブニュエルは楽しみなのですが、ぼくはムルナウ作品の放送がもっと楽しみで、『タブウ』とか『最後の人』もやって欲しいですよ。あと出来れば、『霊魂の不滅』の放送を熱望しております。
 ではまた!
用心棒
2009/05/29 22:01
 続き。
 シネヌーヴォには入り浸りたいのですが、なかなかあちらまで足を運べません。あの雰囲気は昔の映画館的な感じで、シネコンとかよりよほど落ち着きますね。
 観に来ている人たちも本当の映画ファン、というかシネフィルばかりなので、楽しいですね。唯一難を言えば、あまりにも真面目な方ばかりなので、楽しみに来ているのか、研究しに来ているのか分からないことでしょうか。どうもノリが真剣すぎて、一般関西人としては居心地が悪いときもあります。
 ではまた!
用心棒
2009/05/29 22:06
>HDデッキが二台
今に1台。私の寝室に1台。でも居間に集中するんですよね。
>ムルナウ作品
私も録画してる。これは寝室のHDなのできちんと観ましょうとまだ未見です。
>研究しに来ているのか分からないことでしょうか。どうもノリが真剣すぎて、
分かる。やたら知識披露とか講釈述べてる人とか、あと、映画大学の学生グループみたいなのも。あれ観てるこれ観てる。ファイリングもってたりとか…なるだけそういう空気から離れてるわ。あそこのアイス・キャンディ150円わたしのご贔屓。美味しいですよ。
シュエット
2009/05/30 10:07
 またまた、こんばんは!
>居間に集中
たしかに!ぼくのうちもかたっぽの方はHD残り時間が20時間くらい、もう一方は50時間とかで、かなりバランスが悪いです(笑)

>アイス・キャンディ150円
 おおっ!暑くなってきましたし、今度行ったら、必ず買います!
 これだけ暑くなると、冷たいものが欲しくなりますが、ぼくは夏でもコーヒーもお茶も基本はホットです!
 ただ夏には麦茶という夏場最大のおいしい飲み物があります。これは冷たいほうがおいしいですね。奈良なんで、夏場は三輪のほうに冷やしそうめんを食べに行くこともありますよ。ではまた!
用心棒
2009/05/30 19:29

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