テーマ:映画(ワ行)

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)タランティーノ4年ぶりの新作。あっという間の160分で…

 原題はカタカナ表記にすると、なんとも長い『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』ですが、❝昔々のハリウッド❞といったところでしょうか。1960年代後半のことを昔々で片付けるには時間の経過は十分とは言い難い。  モチーフとなったシャロン・テートの被害者家族はもちろんロマン・ポランスキーはじめ存命で、加害者側の首魁もつい先日…
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『ワイルド・スピード EURO MISSION』(2013)年齢を重ねるとテラ盛りアクションは…。

 前々から女友達が観たいということもあり、今回はミュージカルとともに得意ではないジャンルになってきているアクション映画を見に行くことになりました。もともとアクションは好きだったのですが、最近のはカット割りが速すぎて、集中して観ていると疲れがどっと出てきます。  これも自分が観たかった映画ではなかったので心配でしたが、そんなことは杞…
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『藁の楯』(2013)クズを守るために犠牲となるSPたち。私刑は駄目だが死刑はオッケー?

 知人女性がやっているリラクゼーションのお店で大半の時間をおしゃべりしながら(というかひたすら彼女の話を聞き続けています…。)、身体中がめちゃめちゃ痛くなるリンパ・マッサージの全身コースを定期的に受けています。  施術中はかなり痛いのですが、終わったあとは眠くなります。その後、近くの薬膳カレーのお店で鷄の薬膳スープ・カレーを食べま…
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『わが青春のマリアンヌ』(1955)多くのクリエーターに影響を与えた青春映画の金字塔。

 四十代以上となる僕ら世代には“わが青春の”という枕詞に続くワードは“アルカディア”でしょう。『宇宙戦艦ヤマト』や『キャプテン・ハーロック』、『銀河鉄道999』で有名な松本零士がこの映画から多大な影響を受けたのは間違いなく、本人もこの映画を愛しているそうです。  彼以外で明らかにこの映画の影響を受けているのがアルフィーの代表曲『メ…
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『悪い種子』(1956)ホラー映画史上、もっとも邪悪な少女の一人、ローダ登場!

 数十年に渡り、多くの映画を見続けていると、少なからず何度も見る機会があったのに、何故かそのたびにことごとく何らかの邪魔が入ったり、録画ミスや勘違いが重なったりして、チャンスがないままに今日に至った作品が少なからず何本もあります。  『悪い種子(たね)』もそのなかの一本でしたが、スカパーで数年前に放送されたときに録画していたおかげ…
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『ワイルドバンチ』(1969)西部劇の伝統とハリウッドのコードに風穴を開けた渾身の一撃。

 今まで古今東西の多くの映画について、色々と好き勝手なことを書いてきているものの、なかなか書き出せない作品がまだまだ数多くあります。  『市民ケーン』『地獄の黙示録』『キングコング』『ゴッド・ファーザー』『七人の侍』などはなんとか捻りだして、一応はブログ記事としての形にはなりました。  今回、採り上げたサム・ペキンパー監督の…
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『笑う警官』(2009)サスペンスもどきであって、サスペンスではない。

 『笑う警官』というタイトルと宮迫博之が出演しているという理由のみで本日、劇場に行ってまいりました。観終えた感想としては“冷笑する観客”としか言えないのかなあというところです。黒幕の後ろにまた黒幕がいて、さらにその背後にまたまた黒幕がいるというのはまるでロープレのラス・ボスみたいなノリで正直アホらしいし、「もういいや…」となり、久しぶり…
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『わが青春に悔なし』(1946)原節子の黒澤映画デビュー作品。強い女として描かれるのは初めてでは。

 昭和の名女優、原節子がその生涯で出演してきた映画に見る彼女はどれを見ても上品な女性という印象のものが多い。『新しい土』での清潔で初々しい彼女、日本映画最高の巨匠として知られる小津安二郎監督の傑作『東京物語』『晩春』などに出演していた彼女、女を描かせたら天下一品と呼ばれた成瀬巳喜男作品での彼女、稲垣浩監督の『日本誕生』に天照大神として出…
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『ワルキューレ』(2009)ヒトラー暗殺未遂事件に迫る!かなり期待したかった題材でしたが…。

 冒頭のナチス党員による宣誓はおそらくニュルンベルグ党大会での言葉を再現したのでしょう。この党大会を描いた、プロパガンダの傑作『意志の勝利』は政治運動における効果的かつ、もっとも邪悪な美しさを持つ映像の使い方を示しました。  またあの戦争とはいったいなんだったのかをマレーネ・ディートリッヒら錚々たる俳優陣の競演によって具現化した『…
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『笑う大天使』(2006)上野樹里が出てる、菊地凛子が出てる。で?笑えないなあ…。

 内容を知らず、出演俳優だけを見ていると、結構期待できそうな感じのするメンツが揃っているのですが、いざ見ていくと、徐々に脱力に変わっていく作品でした。しかしその原因と責任を、売れっ子女優である上野樹里や今年の超新星である菊池凛子という強力なツートップに転嫁してはいけません。  しかも彼女らに加え、脇にも伊勢谷友介、関めぐみ、そして…
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『惑星大怪獣 ネガドン』(2005)世界初のフルCG怪獣映画!人物と怪獣に不満が残るが...

 CG全盛といわれて久しい最近の特撮事情ですが、その中でも全ての映像がCGで構成されている唯一の、つまり世界初の怪獣映画こそがこの『惑星大怪獣 ネガドン』です。上映時間が25分という短めの作品ではありますが、ここで描かれる風景、人物、機械類、静物、動物の全てがコンピューターによってプログラミングされたCG映像だというのには驚かされます。…
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『ワン・プラス・ワン』(1968)ローリング・ストーンズの邪魔をするゴダール。ブライアンがいる!

 『ワン・プラス・ワン』はローリング・ストーンズのロック史に残る名曲、『悪魔を憐れむ歌 Sympathy for the Devil』の制作風景を、五月革命の真っ只中、左翼思想にかぶれだしたジャン=リュック・ゴダール監督が自作の短編を挟み込みながら収録していくというスタイルをとっています。  しかし、はっきりいってゴダールの左翼革…
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『惑星ソラリス』(1972)意識を持つ「水」は、人を映し、思い出を蘇らせる「鏡」である。

 1972年に、当時まだソビエト連邦だった頃のロシア映画界において、アンドレイ・タルコフスキー監督が放った、最大の傑作です。しかしあえて言いたい事がひとつあります。「SF」の代表作? ロシア映画の金字塔?ごちゃごちゃ言わずに、タルコフスキー監督のモチーフのひとつでもある、あの美しく、素晴らしい「水(water)」の映像描写に感動しません…
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