『南部の唄』(1946)人種差別映画?心温まる友愛映画?まさかw

 この映画を見たのはテレビだったか、レンタルのVHSビデオだったかははっきりと覚えていません。存在すらも忘れかけていましたが、思い出すきっかけとなったのは町山智浩『もっとも危険なアメリカ映画』でした。  この本ではディズニーの偽善についてチクチクと批判をしていまして、拝金主義が行き過ぎるように思えるこの会社の闇の部分を暴き出してい…
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『この世界の片隅に』(2016)2016年最高のアニメはこっちです!

 『この世界の片隅に』は昨年夏以降、あまりにもというか異常に大ヒットした『君の名は。』や『シン・ゴジラ』の東宝勢の陰に隠れてはいますが昨年11月からの公開で今年の1月末になった現在でもじわじわとまだ上映されているロングヒット作です。  話題性という点では『あまちゃん』で真っ先にブレイクした能年玲奈が久しぶりに声優としてではあるが復…
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『ザ・コンサルタント』(2017)地味で宣伝も少ないが、高レベル!

 先週から公開が始まった『ザ・コンサルタント』はそれほど大ヒットしているわけでもなく、話題の『沈黙-サイレンス-』(もう観に行きました)、大量宣伝の『ドクター・ストレンジ』、来月から始まるブラピの『マリアンヌ』(予告編を見ていると『イングロリアス・バスターズ』の続編かと見間違いました)『相棒-劇場版IV- 首都クライシス 人質は50万人…
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『沈黙-サイレンス-』(2017)遠藤周作不朽の名作。神とは何か。信仰とは何か。

 「踏むがいい。お前の足の痛さをこの私が一番よく知っている。踏むがいい。私はお前たちに踏まれるため、この世に生れ、お前たちの痛さを分つため十字架を背負ったのだ。」「弱いものが強いものよりも苦しまなかったと、誰が言えるのか?」(遠藤周作『沈黙』より)  新年第一回目に映画館まで観に行く新作映画は何にしようか迷っていて、今週末から始ま…
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『妖星ゴラス』(1962)子供のころ、異質に映ったSF特撮映画の傑作。怪獣マグマは必要!

 東宝特撮映画の傑作である本作品の製作年度は1962年です。その頃からすると作品舞台となっている1979年は近未来であり、科学の進歩がポジティブに語られる時代であったに違いない。万国博覧会、東京オリンピック、高度経済成長など昭和の発展を代表する言葉が国民の意識を高揚させていたでしょう。  そこへ突然、死にかけの太陽のような超高熱の…
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『ゴジラVSメカゴジラ』(1993)平成版初登場のメカゴジラ。しかも人類所属の最新兵器!

 平成ゴジラシリーズが『ゴジラVSモスラ』からヌルイ描写ばかりで子供向けに大きく舵を切ったことを察知したときに大人ファンのぼくらはこの日が来るかもしれないとうすうす不安を覚えていました。  しかし本当にミニラの跡継ぎとしてベビーゴジラが登場し、しかも孵化に人間の管理のもと、つまり人に育てられる悪夢の日が来てしまうとは残念でした。 …
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『海賊とよばれた男』(2016)石油メジャーと大喧嘩して生き残った漢・出光佐三の物語。

予告編でよくやっていた『海賊とよばれた男』に来ています。原作は未読ですが、日章丸事件と出光佐三のことは高校時代に日本史の先生から聞かされていました。  当時は「根性ある人やったんやなあ…」という程度でしたが、まさか今頃になってベストセラーになり、さらには映画化までされるとは思いませんでした。  最近は出光と昭和シェル(メジャ…
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『ローグ・ワン』(2016)イウォークの二の舞を避けよ!スターウォーズのスピンオフ再始動!

 結局、ぼくら映画マニアは製作サイドに良いようにあしらわれてしまうようで、年末の忙しい時期ではあるものの無理矢理に休みを取って、近くのシネコンにやって来ました。  お目当てはスターウォーズ・シリーズ第4弾のスピンオフとなる『ローグ・ワン』です。第4弾?そうです。TV映画ではありますが、『イウォーク・アドベンチャー』『エンドア/魔空…
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『64-ロクヨン-前編・後編』(2016)見応えある前編、おやおやの後編。もったいなさすぎる。

 数日前にTSUTAYAさんに行ってみると、スケジュールが合わなくて観に行けなかった『64-ロクヨン-前編』『64-ロクヨン-後編』が新作コーナーに並んでいました。邦画としては久しぶりな二部構成でしたので期待していましたが、一抹の不安も感じつつのDVD再生でした。  ちょうど昨日は僕が住んでいる街では奈良マラソンというのをやってい…
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『艦隊これくしょん~艦これ~劇場版』(2016)ゲームで大人気“艦これ”が劇場版に!

 自宅からはもっとも近いが、今まで行ったことのなかった、いつもと違うシネコンでの初鑑賞になりました。今まで通っていたシネコンはじつは京都南部になるので地元奈良県経済に貢献するには大和郡山にあるシネコンに行く方が良い。  しかしながら習慣というのは恐ろしいもので通いつめていると、毎回無意識のうちに新作はそこで観るようになっていました…
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『君の名は。』(2016)今年最大のヒット作。今更ながら観に行きましたww

 あっという間に年の瀬を迎え、来年はトランプ大統領が誕生する。本物の怪物となるか、案外マトモかは予断を許しませんし、報道や評論家のほとんどは無意味で無定見であることが証明されています。  映画業界に目を転じると今年は『君の名は。』『シン・ゴジラ』という二本の作品が大当たりして、ニヤニヤが止まらないのが東宝でしょう。八月公開スタート…
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『インパルス!暴走する脳』(1984)白い汚染物質によって住民が狂いだす!青姦シーンも!

 つい先日の日曜日に用事で出掛ける際、電車に乗るために駅に向かっていると空から爆音が響いてきました。見上げると小型の自衛隊のものかと思われる戦闘機(?)の編隊が何度も行き交っていました。  かなりのスピードでしたので、「おやっ!?とうとう中国空軍が無謀にも攻めてきたか、北のデブが血迷って核ミサイルを発射したのか!?」と思いました。…
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『ロザリー 残酷な美少女』(1972)激レアだったこの作品までDVD化される日が来た。

 たぶん三十年くらい前のゴールデン洋画劇場ではじめて放映されたのが『ロザリー 残酷な美少女』という未公開映画でこれが製作されたのは1972年です。調べてみると放送は1977年なので、何か他の目玉映画を購入するときの抱き合わせ販売のうちの一本だったのでしょう。  お話はアメリカの片田舎、寂れて孤立した一軒家の井戸の近くで薄暗いシルエ…
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『スラム砦の伝説』(1984)15年にも及んだ雌伏の時を経て、ようやく撮影できた新作。

 『スラム砦の伝説』はビデオでは所有していましたが、映画館で観るのははじめてです。ビデオで見ていた限りではあまり良さが理解できなかった作品でもあります。  三枚綴りの前売り券を使い、本日の一本目に選びました。整理券番号が三番だったので最後列の真ん中に陣取れたのでかなり見やすいポジションです。  内容はスラム砦の人柱伝説に題材…
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『フリフリを購入しました。』ヨーロッパのPAL版、リージョン1、VCDが普通にテレビで見れる!

 10年近く、レンタルDVDを見るときに使っていた再生用DVDプレーヤーがとうとう故障してしまい、修理に出すよりも買い換えた方が安上がりだったため、電気屋さんをのぞきに行きましたがどうもパッとしませんでした。  買うのを躊躇した理由は我が家には国内版DVDだけではなく、海外版DVDも結構所有していて、これらも使用できなければあまり…
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『八月十五夜の茶屋』(1956)マーロン・ブランドが日本人役を務める怪しげなコメディ?

 アメリカ映画ですので主演はグレン・フォード、脇役にマーロン・ブランドとくるのでイイ感じのB級映画なのかと思えば、それはじつは大間違いで、戦後すぐの沖縄に民主主義を広めようとやってきたグレン・フォード率いる米軍が通訳で日本人(!?)のマーロン・ブランドを使いながら、芸者の京マチ子や沖縄の現地人たちとの交流を描くという珍妙な設定の映画です…
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『映画の端境期』食欲の秋、スポーツの秋などいろんな秋があるが、映画館は閑散…。

 まずは昨日のワールドカップ予選についてですが、オーストラリア相手に勝てそうな局面が何度もあったものの決めきれずに引き分けに終わりました。  何故さっさと動きが鈍くなっていた選手を代えて、対応しなかったのかとイライラする一方、変に選手を交代させて、チームのバランスが崩れるのも嫌なのだろうと思いながら見ていました。  後半の早…
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『黒薔薇の館』(1969)いまだ国内ではDVD化されない深作&丸山コンビの第二弾。

 深作欣二と丸山明宏(若い人には美輪明宏と言った方が通るでしょう。)が組んで松竹で製作された『黒蜥蜴』に続き、再び両者が挑んだ作品が『黒薔薇の館』です。日本映画らしくない独特の色彩と世界観にクラクラ来てしまいます。  有名な作品であるにもかかわらず、両作品ともいまだにDVD化されていません。なぜか深作作品には未DVD化作品が多く、…
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『ソフィーの選択』(1982)やっと出た。やっと出た。待ちに待ってた。やっと出た!

 今月のTSUTAYAさんの発掘コーナーにはついに『ソフィーの選択』が登場します。強い要望があったものの、日本でDVD化されたのはようやくのことなので楽しみにされている方も多いでしょう。発売は今年の夏くらいだったようですが、レンタルに並ぶのはビデオ時代以来久しぶりになります。  この企画の復刻リクエストの上位にずっと上がっていたも…
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『クライム・オブ・ザ・フューチャー/未来犯罪の確立』(1970)理解できる人はいるのだろうか?

 『クライム・オブ・ザ・フューチャー/未来犯罪の確立』は前作『ステレオ/均衡の遺失』(1968)に続く中編映画であり、デヴィッド・クローネンバーグの初期作品らしく、理解するにはかなり取っつきにくく、難解なフィルムです。  二作とも60分程度のため、両方を一本にまとめてDVD化しているようですがビデオ時代は一本ずつでリリースされてい…
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『ラビッド』(1977)マリリンの腋から生える吸血男根!クローネンバーグらしいけど…

 デヴィッド・クローネンバーグ監督は風変わりな作風で知られています。僕らが見たのは昭和のころのテレビ洋画劇場でもちろん吹き替え版であちこちカットされまくっていたまがい物でした。ビデオレンタルが全盛期を迎えた1980年代後半になってようやくオリジナル字幕版を見た作品が数多くあります。  この作品も東映が出したビデオが全長版だったよう…
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『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』(1988)あれから14年後!赤い彗星とアムロ最後の戦い。

 1988年ですから、たしか大学受験の後くらいでバタバタしていた時期に地元の映画館で公開されていたのがこの作品でした。初代の完結編である『機動戦士ガンダムⅢめぐりあい宇宙編』以来の劇場版になります。  高校の頃は部活などに忙しく、夕方にテレビでやっていたΖガンダムやZZには付いていけなくなっていたので内容も定かではなく、この『機動…
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『吸血鬼ゴケミドロ』(1968)確信犯的な悪趣味満載映画。さて冷静に見ると、出来栄えは?

 なんとも禍々しいタイトルがついているのがカルト作品として有名な『吸血鬼ゴケミドロ』です。なんといっても強烈なのはエイリアンに侵入されたテロリスト(高英男)の顔が割れたビジュアルのインパクトでしょう。  どうみても女性自身が顔についているような卑猥でオドロオドロしい気持ち悪さが見た者の脳裏から離れません。デヴィッド・クローネンバー…
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『大群獣ネズラ』(1964)大映がお正月映画として公開しようとした狂気の特撮映画。

 幼稚園くらいの子供のころ、友達の家に怪獣大百科のような分厚い本がたくさんあり、彼の家に遊びに行くとそれらを見ることが出来るのでよく通っていました。  その中には恐そうな怪獣やカッコいい宇宙人のモノクロ写真がたくさん載っていて、いつか見たいなあと思いながら、日々を過ごしていました。  そのころ見たスチール写真の一枚がとても怖…
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『ザ・ビートルズ~エイト・デイズ・ア・ウィーク』(2016)なぜ今このタイミングなのか?

 正式タイトルは長ったらしく、『ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years』です。『エイト・デイズ・ア・ウィーク』はレコード時代、イギリス4枚目のアルバム『ビートルズ・フォー・セール』のB面一曲目に収録されていた名曲で、大好きなナンバーの一つです。  この映画でもタイトルに起用するだ…
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『フライング・ハイ』(1980)全編映画ギャグ満載のパロディだが、さすがにネタが古いか?

 昨晩、日課にしているウォーキングをしていると電話が鳴り、誰からか確かめてみると新人時代に仕事を教えた後輩の女の子からでした。彼女の大学の先輩の娘とも仲が良く、ちょこちょこご飯を食べに行っています。  違う部署に後輩が異動になってから、かれこれ六年経ち、久しぶりだったので何かあったのかなと思いながら電話に出ると悩みごとではなく、今…
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『マッキラー』(1972)まさかブルーレイ化されるとは。あれをディズニーは許可したのか?

 オープニングでは古くから土地で歌われているのであろう素朴な歌が力強く響きます。明らかにど田舎と思われる山並みと似つかわしくない巨大な高速道路のギャップ。  それにつながるのが暇を持て余している少年で、彼がパチンコの射撃でトカゲの頭をつぶして鮮血が飛び散ります。『ワイルド・バンチ』のサソリみたいに何とも悪趣味全開で、この映画が残虐…
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『機動戦士ガンダム』(1981)まさかの大ブレイクの勢いに乗り、劇場版公開!

 なんだか書いていく順番が反対になってしまいましたが、当然ながら最初に映画館まで観に行った劇場版はこの『機動戦士ガンダム』です。映画化されるのは分かっていましたので、お正月にもらったお年玉を全部は使わずに貯めて、その時に備えていきました。  たしか小6になる春休みでしたが、ワクワクしながら観に行った思い出があります。あらためて見て…
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『機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編』(1982)僕らのガンダム、赤い彗星との最終決戦へ!

 地球世紀1980年、小学生だったぼくらはふいに西方(当時は神奈川に住んでいました。)の名古屋から現れた白い機動戦士の活躍に夢中になっていた。  10才のチルドレンだったぼくらは素直にニュータイプの存在を信じ、野球をする合間にプラモデルでザクを量産していた(永井一郎風に読もう)。  何も考えていないこどもの頃から大好きな作品…
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『戦略大作戦』(1970)戦争映画としても、コメディとしても楽しめる。オッドボールが最高!

 まずはこの映画に出ている俳優たちが曲者揃いです。クリント・イーストウッド、テリー・サヴァラス、ドナルド・サザーランド、ドン・リックルズ、キャロル・オコナー、カール・オットー・アルベルティらが画面いっぱいに躍動しています。  『線路は続くよどこまでも』や普段は呑気な感じの『リパブリック讃歌』が異化効果で異様に聞こえてしまうほど、容…
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