『八月十五夜の茶屋』(1956)マーロン・ブランドが日本人役を務める怪しげなコメディ?

 アメリカ映画ですので主演はグレン・フォード、脇役にマーロン・ブランドとくるのでイイ感じのB級映画なのかと思えば、それはじつは大間違いで、戦後すぐの沖縄に民主主義を広めようとやってきたグレン・フォード率いる米軍が通訳で日本人(!?)のマーロン・ブランドを使いながら、芸者の京マチ子や沖縄の現地人たちとの交流を描くという珍妙な設定の映画です…
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『映画の端境期』食欲の秋、スポーツの秋などいろんな秋があるが、映画館は閑散…。

 まずは昨日のワールドカップ予選についてですが、オーストラリア相手に勝てそうな局面が何度もあったものの決めきれずに引き分けに終わりました。  何故さっさと動きが鈍くなっていた選手を代えて、対応しなかったのかとイライラする一方、変に選手を交代させて、チームのバランスが崩れるのも嫌なのだろうと思いながら見ていました。  後半の早…
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『黒薔薇の館』(1969)いまだ国内ではDVD化されない深作&丸山コンビの第二弾。

 深作欣二と丸山明宏(若い人には美輪明宏と言った方が通るでしょう。)が組んで松竹で製作された『黒蜥蜴』に続き、再び両者が挑んだ作品が『黒薔薇の館』です。日本映画らしくない独特の色彩と世界観にクラクラ来てしまいます。  有名な作品であるにもかかわらず、両作品ともいまだにDVD化されていません。なぜか深作作品には未DVD化作品が多く、…
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『ソフィーの選択』(1982)やっと出た。やっと出た。待ちに待ってた。やっと出た!

 今月のTSUTAYAさんの発掘コーナーにはついに『ソフィーの選択』が登場します。強い要望があったものの、日本でDVD化されたのはようやくのことなので楽しみにされている方も多いでしょう。発売は今年の夏くらいだったようですが、レンタルに並ぶのはビデオ時代以来久しぶりになります。  この企画の復刻リクエストの上位にずっと上がっていたも…
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『クライム・オブ・ザ・フューチャー/未来犯罪の確立』(1970)理解できる人はいるのだろうか?

 『クライム・オブ・ザ・フューチャー/未来犯罪の確立』は前作『ステレオ/均衡の遺失』(1968)に続く中編映画であり、デヴィッド・クローネンバーグの初期作品らしく、理解するにはかなり取っつきにくく、難解なフィルムです。  二作とも60分程度のため、両方を一本にまとめてDVD化しているようですがビデオ時代は一本ずつでリリースされてい…
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『ラビッド』(1977)マリリンの腋から生える吸血男根!クローネンバーグらしいけど…

 デヴィッド・クローネンバーグ監督は風変わりな作風で知られています。僕らが見たのは昭和のころのテレビ洋画劇場でもちろん吹き替え版であちこちカットされまくっていたまがい物でした。ビデオレンタルが全盛期を迎えた1980年代後半になってようやくオリジナル字幕版を見た作品が数多くあります。  この作品も東映が出したビデオが全長版だったよう…
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『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』(1988)あれから14年後!赤い彗星とアムロ最後の戦い。

 1988年ですから、たしか大学受験の後くらいでバタバタしていた時期に地元の映画館で公開されていたのがこの作品でした。初代の完結編である『機動戦士ガンダムⅢめぐりあい宇宙編』以来の劇場版になります。  高校の頃は部活などに忙しく、夕方にテレビでやっていたΖガンダムやZZには付いていけなくなっていたので内容も定かではなく、この『機動…
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『吸血鬼ゴケミドロ』(1968)確信犯的な悪趣味満載映画。さて冷静に見ると、出来栄えは?

 なんとも禍々しいタイトルがついているのがカルト作品として有名な『吸血鬼ゴケミドロ』です。なんといっても強烈なのはエイリアンに侵入されたテロリスト(高英男)の顔が割れたビジュアルのインパクトでしょう。  どうみても女性自身が顔についているような卑猥でオドロオドロしい気持ち悪さが見た者の脳裏から離れません。デヴィッド・クローネンバー…
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『大群獣ネズラ』(1964)大映がお正月映画として公開しようとした狂気の特撮映画。

 幼稚園くらいの子供のころ、友達の家に怪獣大百科のような分厚い本がたくさんあり、彼の家に遊びに行くとそれらを見ることが出来るのでよく通っていました。  その中には恐そうな怪獣やカッコいい宇宙人のモノクロ写真がたくさん載っていて、いつか見たいなあと思いながら、日々を過ごしていました。  そのころ見たスチール写真の一枚がとても怖…
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『ザ・ビートルズ~エイト・デイズ・ア・ウィーク』(2016)なぜ今このタイミングなのか?

 正式タイトルは長ったらしく、『ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years』です。『エイト・デイズ・ア・ウィーク』はレコード時代、イギリス4枚目のアルバム『ビートルズ・フォー・セール』のB面一曲目に収録されていた名曲で、大好きなナンバーの一つです。  この映画でもタイトルに起用するだ…
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『フライング・ハイ』(1980)全編映画ギャグ満載のパロディだが、さすがにネタが古いか?

 昨晩、日課にしているウォーキングをしていると電話が鳴り、誰からか確かめてみると新人時代に仕事を教えた後輩の女の子からでした。彼女の大学の先輩の娘とも仲が良く、ちょこちょこご飯を食べに行っています。  違う部署に後輩が異動になってから、かれこれ六年経ち、久しぶりだったので何かあったのかなと思いながら電話に出ると悩みごとではなく、今…
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『マッキラー』(1972)まさかブルーレイ化されるとは。あれをディズニーは許可したのか?

 オープニングでは古くから土地で歌われているのであろう素朴な歌が力強く響きます。明らかにど田舎と思われる山並みと似つかわしくない巨大な高速道路のギャップ。  それにつながるのが暇を持て余している少年で、彼がパチンコの射撃でトカゲの頭をつぶして鮮血が飛び散ります。『ワイルド・バンチ』のサソリみたいに何とも悪趣味全開で、この映画が残虐…
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『機動戦士ガンダム』(1981)まさかの大ブレイクの勢いに乗り、劇場版公開!

 なんだか書いていく順番が反対になってしまいましたが、当然ながら最初に映画館まで観に行った劇場版はこの『機動戦士ガンダム』です。映画化されるのは分かっていましたので、お正月にもらったお年玉を全部は使わずに貯めて、その時に備えていきました。  たしか小6になる春休みでしたが、ワクワクしながら観に行った思い出があります。あらためて見て…
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『機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編』(1982)僕らのガンダム、赤い彗星との最終決戦へ!

 地球世紀1980年、小学生だったぼくらはふいに西方(当時は神奈川に住んでいました。)の名古屋から現れた白い機動戦士の活躍に夢中になっていた。  10才のチルドレンだったぼくらは素直にニュータイプの存在を信じ、野球をする合間にプラモデルでザクを量産していた(永井一郎風に読もう)。  何も考えていないこどもの頃から大好きな作品…
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『戦略大作戦』(1970)戦争映画としても、コメディとしても楽しめる。オッドボールが最高!

 まずはこの映画に出ている俳優たちが曲者揃いです。クリント・イーストウッド、テリー・サヴァラス、ドナルド・サザーランド、ドン・リックルズ、キャロル・オコナー、カール・オットー・アルベルティらが画面いっぱいに躍動しています。  『線路は続くよどこまでも』や普段は呑気な感じの『リパブリック讃歌』が異化効果で異様に聞こえてしまうほど、容…
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『機動戦士ガンダムⅡ 哀戦士』(1981)夏休みに観に行った思い出の映画。

 四十年間以上前、まだ幼稚園に通っていた頃、リアルタイムで毎週よく見ていたのは『宇宙戦艦ヤマト』で、当時はデスラー総統率いるガミラス側の戦闘空母、三段空母、反射衛星砲、ガミラス艦などのデザインやデスラー総統の声(伊部雅刀。スネークマン・ショウや『子供たちを責めないで』もヒットしました。)が大好きでした。  そして小学生になってもヤ…
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『生きものの記録』(1955)原水爆よりも根深いのは老いと次世代に追い抜かれる恐怖では。

 黒澤明監督作品で今でも有名な作品と言えば、『七人の侍』『椿三十郎』『用心棒』『影武者』などの時代劇であったり、社会派作品でも『生きる』『天国と地獄』などであり、これらについて語られることが多いようです。  代表作となった『七人の侍』が大ヒットした直後の作品として公開されたのがこの『生きものの記録』です。主人公の三船敏郎が今度は独…
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『ガールズ&パンツァー劇場版』(2015)世界の乙女の嗜みは華道、茶道、戦車道!

 2012年に放送されていたテレビアニメが大ヒットした『ガールズ&パンツァー』、通称“ガルパン”の劇場版が三年越しで昨年公開され、こちらもかなり評判が高かったのですが、時間の都合が合わず、ようやくDVDでの鑑賞となりました。  ほぼ現実世界での出来事を描きながら、架空のフィクションを盛り込むSF作品でもあります。架空の設定とはこの…
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『ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣』(1970)南海海鮮三種盛りの出来栄えは?

 この映画『ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣』のタイトルを映画館やレンタル屋さんで見たら、子供連れ以外は見向きもしないでしょう。 ゲゾラ…。イカ!?スルメかよ?じつはカミナリイカ。 ガニメ…。カニ!?ズワイかタラバか?じつはカルイシガ二。 カメーバ…。海亀!?食えるのか!?(バリ島で食った!しかもうまい。)…
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『ゴースト・バスターズ』(1984)脳天気なテーマ曲と暴れる“いつもふわふわ”マシュマロマン!

 さまざまな作品がリメイクされてきましたが、まさか1980年代に大ヒットしたSFコメディ『ゴースト・バスターズ』までが30年以上の時を経て、新たに映画化されるときが来るとは思いませんでした。  今回のリメイク版では理系女子たちを主役に添えてやるようですが、ダン・エイクロイドやビル・マーレイ、ハロルド・ライミス、そしてなつかしのシガ…
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『北京原人の逆襲』(1977)キングコングの便乗映画だったが、本家ギラーミンより楽しかった!

 先日、韓国映画『大怪獣ヨンガリ』を記事にしたので今回は北朝鮮の金正日時代に製作された『プルサガリ 伝説の大怪獣』にするか、『北京原人の逆襲』にするかで迷い、後者を選びました。  お盆休みののんびりしているときには何も考えなくとも楽しめるこういう作品がぴったりです。夏バテの影響か、それともオリンピックで深夜までテレビを見ているの影…
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『大怪獣ヨンガリ』(1967)既視感があるのは元大映関係者が特撮部分を担当しているから。

 何気なくレンタルDVDのGEOさんに立ち寄ってみると特撮映画やホラーをまとめている棚に『大怪獣ヨンガリ』のタイトルを見つけました。  『プルサガリ 伝説の大怪獣』でもなく、『怪獣大決戦 ヤンガリー』でもなく、『大怪獣 ヨンガリ』となっています。前回記事にした『巨大アメーバの惑星』の横に置かれていたので、これって、もしかして199…
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『ガス人間第1号』(1960)東宝変身人間シリーズの最高峰。土屋嘉男の代表作でしょう。

 東宝の特撮カテゴリーには変身人間シリーズというのがかつてあり、『美女と液体人間』『電送人間』『マタンゴ』そして『ガス人間第1号』がその範疇に入ります。人気が高いのは『マタンゴ』でしょうが、これも捨てがたい。  このシリーズの特徴としてはゴジラのように明るく子供向けの作品群と違い、R-15程度でも製作できそうな、人間の欲望や陰の部…
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『巨大アメーバの惑星』(1959)コウモリ蜘蛛。あとは特に…。火星はセピア色がイイ感じ。

 『シン・ゴジラ』を先月末に記事にして以来、ずっと特撮モノが続いておりますが、今回もその流れかもしれません。じっさい最近DVDで見たのは今回の『巨大アメーバの惑星』『戦慄!プルトニウム人間』『巨人獣 /プルトニウム人間の逆襲』『ダーク・スター』などどちらかというとマイナーな特撮作品ばかりです。  意外とよく出来ていたのはアイデア一…
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『X-MEN:アポカリプス』(2016)前日譚三部作最後を飾る最強の敵、アポカリプス登場だが。

 前作『X-MEN:フューチャー&パスト』のエンディングのあと、古代エジプトで超能力を使って巨大ピラミッドを作っている最初のミュータントがアポカリプスであり、彼は神としてエジプトに君臨しています。このエンディングを見た時は凄そうなのが出来そうな期待感がありました。  今作は年老いた彼(オスカー・アイザック)が肉体を入れ替えながら生…
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『地獄』(1960)どろどろした猟奇的な欲望より恐ろしいのは支離滅裂な虚無だろうか。

 夏休みということもあり、最近は特撮映画ばかりを書いていましたが、夏と言えば昔は納涼肝試しなどの名目で子供会主催の映画上映会があり、かなり古そうな怪談物映画を野外で校舎の壁などにスクリーンを掛けて映写したりしていました。  電気コードを巻いた蚊取り線香リールみたいな何と言ったら良いのか知りませんが、校舎の電源が取れるところから無理…
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『ゴジラVSモスラ』(1992)平成ゴジラも子供向けで安易な量産体制に走り出す。

 『メカゴジラの逆襲』を書き終えたことでようやく10年以上かかりましたが、昭和ゴジラ映画シリーズと『ゴジラ対キングギドラ』までが繋がり、シリーズ再開第4弾となる『ゴジラVSモスラ』まで辿り着きました。  公開は今から20年以上も前になりますが、初日に観に行きました。インファント島の遺跡から盗掘しようとしていた主人公は小美人コスモス…
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『シン・ゴジラ』(2016)二回目を観に行ってきました。レベルがかなり高いのを再確認。

 公開二日目の土曜日以来ですが、今回で二度目の鑑賞となります。久しぶりに劇場で観る東宝製作の本家ゴジラであり、エヴァのクリエイターとして常に注目されている庵野秀明がどういう解釈をしてゴジラに臨むのかにファンの意識は集中するでしょう。  またオリジナルの完成度との比較及び熱狂的なファンによる批判がネットの日常化によって常に話題になっ…
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『メカゴジラの逆襲』(1975)新スターの大人気を最大限に利用せよ!

 前年の1974年に悪役スターとして新登場させたメカゴジラのカッコ良さが大好評だったためか、翌年の新作では続編となる『メカゴジラの逆襲』が公開されました。この作品の監督を務めた本多猪四郎にとっては遺作となってしまった訳ですが、これで良かったのだろうか。  今回、記事にするため久しぶりに見ましたが、オープニングで前作である『ゴジラ対…
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『ゴジラ対メカゴジラ』(1974)後期昭和ゴジラ映画が生み出した新たなる希望、メカゴジラ!

 沖縄の伝統衣装を身に纏うベルベラ・リーンが踊っている最中に予知夢(白昼夢!?)で見たイメージは何故か紙芝居風にどこかの都会を破壊して火の海にするキングギドラでした。  はて?この作品には最後まで観ても、日本特撮界最大の悪役スター、黄金に輝くキングギドラは出てこないので、今でもなぜこんな夢なのかが分かりません。それはともかく、期待…
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