『ゴースト・バスターズ』(1984)脳天気なテーマ曲と暴れる“いつもふわふわ”マシュマロマン!

 さまざまな作品がリメイクされてきましたが、まさか1980年代に大ヒットしたSFコメディ『ゴースト・バスターズ』までが30年以上の時を経て、新たに映画化されるときが来るとは思いませんでした。

 今回のリメイク版では理系女子たちを主役に添えてやるようですが、ダン・エイクロイドやビル・マーレイ、ハロルド・ライミス、そしてなつかしのシガニー・ウィーバーが出演していた昔のゴースト・バスターズのほうを振り返ってみたい。

 あの当時のコメディに欠かせなかったリック・モラ二ス(メガネのオタク。『リトルショップ・オブ・ホラーズ』でも好演していました。)が出演しているのもポイントが高い。現在は俳優業を休業しているようですが、今度のリメイクの続編(どうせ作るに決まっている。)あたりで復活してくれたら楽しい。

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 ぼくは中学生の頃に1984年版を友だちと一緒に劇場まで観に行きましたので、マシュマロマン(リメイクでもまた出ているようですね。)やニヤケたちょび髭が印象的だったレイ・パーカーJrが歌って大ヒットしたテーマ曲に思い入れはあります。

 のちにヒューイ・ルイスが作曲した骨太のロック・チューン『アイ・ウォント・ア・ニュー・ドラッグ』と酷似しているとして盗作問題が巻き起こりましたが、またあのお気楽な「ごーすとばすたーず!!」のコーラスが普通にCMに使われていたので今はクリアしているのでしょう。

 しかしまあ、映画館で予告編が流れているなかにまさか『ゴースト・バスターズ』が復活してくるとは想定外でしたが、コメディなので堅いことは言わずに楽しんで欲しいものです。

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 隣近所に妙な感じがするなら

 誰に電話したい?

 もちろんゴースト・バスターズさ!

 なんか怪しくて、よくない感じがするなら

 誰に電話すべきかな?

 もちろんゴースト・バスターズさ!

 当然ですが、今回の記事はオリジナル版に関してのものです。マシュマロマンの大活躍と続編では彼の死後に行われた裁判で被疑者不在のまま、量刑が告げられる。つまり、ついでに大学の頃に続編『ゴースト・バスターズ2』もしっかり観に行きましたということです。

 中身なんてスカスカで、ビールを飲んでポップコーンを貪り食い、ゲラゲラ笑いながら、友人と見るのが正しい。一人でも楽しめるが、この手の作品で一人で笑っているとリック・モラ二スみたいで気持ち悪い人に見えます。まあ、今回のリメイクは一人で見る羽目になりそうですが…。

 売店にはアルコールは置いていないでしょうが、こういうおバカ映画の時はレイト・ショー限定で構わないので、飲みながら頭をおかしくしてから見る回があっても良い。予算も掛かっているでしょうから、平成版『死霊の盆踊り』にはならないはずです。

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 WOWOWで最後に見てから10年以上は経ちますので久しぶりにDVDを再生しましたが、こんなにスカスカだったのかと驚きました。お小遣いをやりくりしながら観に行ったという思い出は強烈な臨場感を持っているので無意識のうちに良いところばかりを増幅させて覚えているのかもしれない。

 大きなスクリーンにマシュマロマンが登場して爆笑したぼくらには楽しい映画だったという体験がありました。思い出レベルはかなり違いますが、それは演奏自体は大したことなかったのに伝説のライヴだと世間一般に誤って認識されたままのビートルズ武道館公演に似ている。

 じっさいに観に行った熱狂的ファンの臨場感を伴う思い出には誰も何も言えない。かのライヴがいつまでもDVD化されないのは権利で揉めるとかではなくて、冷静に判断すると単純に演奏の出来が問題なのかもしれない。

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 ビデオが発売されていた頃にレンタルで見ましたが、見る前のワクワク感と見たあとのこんなものかというガッカリ感のギャップは大きかったのを覚えていますし、海賊盤で手に入れたレコードを友人に貸したときも皆一様に「なんか、あんまり良くないね。」という意見がほとんどでした。

 ジジイどもが思い出を美化しているだけなのでしょうか。昔の映画にたいしても、あまりほめすぎると案外若い層は陳腐じゃないかと感じているのかもしれない。ただ下手なライブとの違いは技術的な進歩によるテクノロジーが問題ならば、それは昔のマニアはなんとでも反論できるということだろうか。

 今回、意外だったのはマシュマロマンの登場シーンで、彼の活躍は思っていたほど長くはなく、というよりもあんなに短かったかなあという印象です。

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 当時の記憶ではこの映画の見どころはマシュマロマンの大活躍として強くインプットされていたようです。北京原人やギラーミンのキングコングが踏襲していた都市破壊とビル登りはマシュマロマンもカバーしていて、最後は焼きマシュマロになってしまいますが、“STAY PUFT”(いつもふわふわ)の帽子の刻印と大きな顔がけっこう鬼の形相なのが今でも笑えます。

 クライマックスのシーンではゴーザ(敵のボス)と二匹の悪神(狛犬みたい。)が出てきますが、どうしてもデヴィッド・ボウイとダイアモンドの犬たちに見えてしまいます。「そういうお前は神か?神でないなら死ね!」と言いながら攻撃してくるときのポーズが「アダモチャン!ペイ!」のようでした。

 若い子が1977年に大ヒットした一作目の『スターウォーズ』に対して、「CGはチャチですよね。」と言っても、「オリジナルにはCGなんか無いよ。」と答えて驚かれることがよくあります。さて今回のリメイクはどんな出来映えなのだろうか。

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総合評価 65点


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