『東宝未使用フィルム大全集』(1986)DVDはなんとビックリの21000円だった!

 今週始めは朝の八時前に近所のB-SELSさん(奈良駅近くにあるビートルズレコード専門店)で購入したイギリス・パーロフォンのモノラル盤『リヴォルヴァー』のオープニングを飾る『タックスマン』を聴いてから、奈良駅方面にあるお役所に向かいました。

 そうです。今週から税務署で確定申告の受付が始まりましたので、早速休みが取れたこともあり、今年は確定申告開始の初日に書類を提出しに出かけたのでした。

 午前8:30くらいでしたが、すでに確定申告会場には相談の列に50人、提出の列には20人ほどがソーシャル・ディスタンスを取らされ、寒空に並んでいました。

 僕は昨夜にPCで書類作成を済ませていましたので、提出の列に加わりました。最近どこでも行われている消毒と検温がありましたが、寒空にいたため、ほとんどの人の体温は33度と表示され、「死んでますねwww」とお互いに笑いながら、自分の番まで待っていました。


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 こちらに並んでいるのはある程度、普通にPC操作が出来て、書類作成が既に完了している人たちなので、スムーズに列は捌けていき、15分程で係の人に呼ばれて自分の番となり、すぐに手際良くタックスマンによるチェックが進み、「寒い中、お疲れ様でした。」の言葉をいただき、会場を後にしました。

 出ていく頃には相談の方は80人、提出の列にも60人ほどが並んでいました。ぼくもあと二十分遅かったら、かなり待ち時間があったのかもしれません。

 確定申告を初日に行うのは初めてでしたが、武漢ウイルスへの警戒もあり、少なめだったのかもしれません。今回の確定申告では医療費控除、ふるさと納税、外国株式の配当控除などの手続きを行いましたので、数万円ほどの還付金が返ってくることになります。

 ネット上で全て完結させることも可能ではありますが、年一回のイベントとして、毎年直接出向いています。午前中に確定申告も終わり、自宅でゆっくりレコードを聴いた後、ついさっき手前を通過したレコード専門店に入り、パーロフォンの『ヘルプ!』『ア・ハード・デイズ・ナイト』『ジョンとヨーコのバラード』を購入してきました。

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 『ジョンとヨーコのバラード』はステレオテイクですが、45回転で流れるロックは33回転よりもパワーがあり、その他はモノラルですのでかなり迫力があり、現役時代のビートルズの音源を極東の日本で半世紀の時を越えて聴くのは楽しい。

 さて家に戻ってから聴いたのは1986年に発売された今回記事にした『東宝特撮未使用フィルム大全集』のサントラ盤の位置づけをされているレコード、『オスティナート』でした。

 これは劇中で使用されたオリジナル音源ではないもののこの新録に際しては伊福部昭を監修に招聘し、録音時には立ち会って、直接のアドバイスを得て製作されています。

 収録曲は『ゴジラ』のメイン・タイトル、『怪獣大戦争マーチ』『怪獣総進撃マーチ』『ゴジラの恐怖』などタイトルを知らなくとも、誰しも聞いたことがある曲が次々と出てきます。

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 このアルバムの存在を知ったのは大学生の頃で『ゴジラVSビオランテ』『ゴジラVSキングギドラ』を一緒に観に行った特撮仲間から「ゴジラ音楽を大まかに抑えるなら、"おすてぃなーと"が良いよ!」と聞かされたときでした。

 "おすてぃなーと"?なんか"ぞうぶつがほざい"くらい聞いたことのないワードでしたが、ぼくはその時ボンヤリと聞いていたので、「おすてぃなーと」を薄っすらと記憶に留めている程度ですぐに忘れ、そのまま数十年が経過しました。

 そしてつい最近、久しぶりに見たくなった『東宝特撮未使用フィルム大全集』のDVDを探してみると、なんとDVDボックスの特典映像ディスクとして収録されているのみで21000円とかで売られていました。

 さすがにこれは高いのでビデオをAmazonで検索しましたが、これも7000円近く、かくなる上はヤフオクでと思い立ち、探しているとビデオが3000円で出ていましたので落札しました。


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 すると目に入ったのが『東宝特撮未使用フィルム大全集』のレコードのオークションでサントラ盤にはあるタイトルが表示されていました。

 そのタイトルこそがかつて旧友から聞かされていた『オスティナート』だったのです。反射的にこちらも落札しましたが、出品自体がかなり少なく、二枚しか出ていないうちの一枚でした。

 到着後、すぐに聴いてみるとほとんど聴かれた形跡がなく、キレイな状態で発売後、35年を経て、わが家のターンテーブルに載り、気持ち良く伊福部昭ワールドを再生しています。すでに6回ほど通して聴いてます。

 オリジナルの古い音源の良さは別格ではありますが、機材が揃い、しっかりと再演されたサントラ収録曲は解釈が新鮮で、これはこれで心地よく聴けました。CDはレコード盤よりも収録曲が多いので、興味のある方は探してみてください。

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 本筋に入りますと今回久しぶりに見た『東宝特撮未使用フィルム大全集』は出来が悪いわけではないが、本編の流れに合わずに惜しくもカットされたシーン、撮影現場の様子、田中友幸・本田猪四郎の黄金コンビや中野昭慶らスタッフのインタビュー、文字通りのNGシーンなどのフッテージを60分に詰め込んだファンにとっては貴重な映像がてんこ盛りです。

 前半は戦争物映画での特撮の貢献が理解でき、後半は待ってましたのゴジラシリーズ特撮の様子が語られて行きます。

 東宝の所有する広大な敷地内に作られた巨大なプールに表現された海のセットに注ぎ込まれた数トン以上の寒天を見ると、作り込みへの熱意に驚かされます。

 今なら手軽にコンピュータでチョイチョイな所を人力とアイデアで形にして行く過程を覗き込めて楽しくなります。

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 書籍などで知ってはいても、実際の様子を映像で確認出来るのがこのビデオの最大の売りでしょう。『怪獣総進撃』で惜しくも日の目を見ることなく消されてしまった、幻の『ゴジラ対マンダ』のシングルマッチはプロレス的に言うと、地方会場のメインイベント程度でしょうが、ギリギリまでは本編に盛り込まれるところまでは仕上げられていたのだなあという感慨に浸れます。

 『三大怪獣 地球最大の決戦』でのキングギドラによる都市破壊シークエンスのOKテイクとNGテイクの微妙な差をナレーター水野久美(!)が見る者に問いかけてきます。

 『マタンゴ』『怪獣大戦争』のヒロインが作品ナレーターなのでそちらもワクワクします。『ウルトラセブン』のブルーレイとかで解説音声を菱見ゆり子にやってもらう感じです。

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 残念ながら、今回は変身人間シリーズに着いての言及や映像がなかったのですが、多くの作品をカバーしています。笑えたのは『キングコング対ゴジラ』でのゴジラによる熱海城破壊シーンで、堀に躓いて城に倒れ掛かり、城壁をグチャグチャにするはずが、城のセットがかなり頑丈なためにゴジラ(中のスーツアクターさん)が壊せずに、「どうなってるんだ?」とスーツの中で悲嘆に暮れるという一連の映像です。

 その他ではドゴラの不思議な動きの作り方、自衛隊(防衛軍?)の戦闘車両のラジコンが動作不良で止まってしまい、後続車が玉突き事故のようにストップする様子は可笑しいのだが、なぜか哀愁を誘います。

 主な収録作品は以下の通りです。『ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐』『日本海大海戦』『連合艦隊司令官 山本五十六』『連合艦隊』『日本沈没』。

 『モスラ対ゴジラ』『三大怪獣 地球最大の決戦』『怪獣大戦争』『怪獣総進撃』『さよならジュピター』『地球防衛軍』『宇宙大戦争』『ゴジラ(1984)』『妖星ゴラス』。

 『宇宙大怪獣ドゴラ』『海底軍艦』『フランケンシュタイン対地底怪獣』『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』などなど懐かしのタイトルがいっぱいですので、見終わったあとはまた見たくなります。

総合評価 70点

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