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zoom RSS 『響-HIBIKI-』(2018)欅坂46センター、平手降臨。初期はよく笑う娘でした。

<<   作成日時 : 2018/09/14 19:43   >>

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 本日より公開が始まった『響-HIBIKI-』を観に来ています。平日なのでさすがに夕方から来られるのは早く仕事がはけたサラリーマン、熱狂的な欅坂46のてち(平手)推しのファン、原作マニアくらいでしょうか。残念ながら、客席は10人も埋まらない状況でした。

 主演を務めるのは欅坂の絶対的なセンターとして常にプレッシャーに晒されているであろう平手友梨奈で、共演に北川景子を迎え、人気コミック原作の『響-HIBIKI-』を映画化しています。他に高嶋政伸、野間口徹、柳楽優弥、小栗旬、アヤカ・ウィルソン、北村有起哉、吉田栄作らを脇に迎えています。

 では内容はどうだろうか。結論から言いますと、見せ場が多く、原作未見のぼくでも十分に楽しめましたし、上映時間105分はあっという間に過ぎていき、すぐにエンドロールが出てきたような感覚でした。

 平手友梨奈はデビュー曲『サイレント・マジョリティー』でのパフォーマンス時の眼力の強さがとても印象的でした。歌とバラエティのギャップも良く、テレビ番組『KEYABINGO』でニコニコしながらマシュマロキャッチをしていた頃から見ていましたので、なんだか感慨深い。

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 その後、『不協和音』『風に吹かれても』『ガラスを割れ!』など反体制的な楽曲が中高生に支持されて、現在に至ります。世間に認知されていく過程で、紅白での燃え尽き騒動や体調不良、怪我や休養なども増え、勘違いしたマスコミや乃木坂とは違うイメージを求める秋元ら運営サイドが作り上げた孤高のイメージに苦しんでいそうな感じが可哀想だなあと思いながら見ていました。

 普段は明るいのを無理矢理に周りが望むイメージでパフォームしているのでしょうが、そろそろ自然体の笑顔で活動させてあげた方が長持ちするのではないか。

 芸人のモノマネをしたり、バーベキューの食材を求めて追いかけっこしていた初期のバラエティでの表情のほうが可愛らしいし、自然なのではないか。

 作品内容は平手演じる天才小説家が巻き起こす様々な騒動に右往左往する北川景子や高嶋政伸ら大人たちの様子が醜くも楽しい。

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 そういった大人たちの妥協や小汚い姿勢に対して、自分のルールに従って生きているだけの若い平手とのギャップが楽しい。とにかく序盤から後半まで、自分のルールに従い、喧嘩を売ってきた相手をボコボコに殴ったり、蹴り飛ばしたりする様子が楽しく、笑ってしまいます。

 序盤からタバコを吸う不良の先輩の指をへし折り、落とし前を付けろと言われると学校の屋上から飛び降りたり(ジャッキー・チェンか?)、せっかく友人になったアヤカとも予定調和の関係には収まらずに本音の付き合いが生まれ、ビンタの応酬を繰り返す。

 北村有起哉はまるで長州が前田にやられたように顔面に蹴りを入れられる。柳楽優弥に至っては記者会見シーンでパイプ椅子で殴打される。

 しつこく付きまとうパパラッチ役の野間口徹に対しては無断撮影されたカメラを奪い取り破壊したり、彼の自宅まで押しかけたり、授賞式シーンでは挑発に乗ってしまい、飛び蹴りで蹴っ飛ばし、マウントになって殴りかかります。

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 暴力的なシーンは女子高校生にヤラレ放題のオジサンの悲哀を感じ、より笑ってしまいます。特にクライマックスとなる授賞式シーンでは平手はワイヤー・ワークなしで見事に飛び蹴りを決めます。もう一つのクライマックスでもある小栗旬との踏切シーンは「ぼくは死にましぇん!」を思い出しました。

 ラストは鉄道を止めたために警察に補導され、補償問題などで脅かされて終わります。実際に未成年に補償させるのは珍しいでしょうから、お灸をすえられて終わりでしょう。

 可愛らしいシーンも多く用意されており、自宅の部屋でくつろいでいるとお母さんに買い物を頼まれる場面はほのぼのしていて良い。

 海水浴シーンも印象的で、仲間に砂山に埋められたままで携帯を取ってもらい、文学賞のノミネートの一報を受けると砂に埋もれていない足首をご機嫌そうにユラユラ揺らしている所作がとても可愛らしい。

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 クールなばかりではなく、可愛らしく笑っているカットもちょこちょこ入るので、ホッとします。映画初出演でいきなり主役というのは最近のアイドル歌手では珍しい抜擢です。

 眼力は鋭く、意志を感じる彼女の目は観客にも伝わりますし、スクリーン映えします。絶頂期のアイドルは存在感が圧倒的なので、見ておいて損はないでしょう。

 またこの手のアイドル映画にありがちな恋バナなどはいっさい無く、平手、つまり響の生き様やルールに焦点を当てて、ぶれない製作姿勢が潔い。

 ちなみにエンディングには平手自身が歌う『角を曲がる』が収録されています。興味深いのは入れ込もうと思えば、数曲を劇中に送りこめたであろうにもかかわらず、作品の世界観を重視し、音楽を使っていないこともアイドル映画らしからぬ良い演出でした。だからより、エンディングで歌われる平手のソロが引き立っています。

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らしさって いったい何?

あなたらしく生きればいいなんて

人生がわかったかのように

上から何を教えてくれるの?

周りの人間に決めつけられた

思い通りのイメージになりたくない

そんなこと 考えていたら眠れなくなった

だからまたそこの角を曲がる

 総合評価 78点

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