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zoom RSS 『ア・ホーマンス』(1986)僕が間に合った優作映画の一つだが…

<<   作成日時 : 2018/09/06 21:24   >>

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 僕ら世代にとっての大スター、松田優作がまだ生きていたころ、なおかつぼくが公開後に観に行けるくらいには大きくなっていた高校生時代に上映されたのがこの『ア・ホーマンス』、そして最後の作品になってしまった大学時代の『ブラック・レイン』でした。

 『探偵物語』も行こうと思えば、観に行けましたが、当時のアイドルだった薬師丸ひろ子主演というのが邪魔をしてしまい、機会を逃しました。

 公開前くらいに優作に映画界に引きずり込まれ、彼の舎弟のようだったARBの石橋凌が歌った、この映画のテーマ曲『AFTER’ 45』のPBが流れ始め、作品の断片が明らかになってくると俄然見たくなり待ちわびていました。

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 物悲しい曲調と迫力あるボーカル自体も好きになり、近所のレコード屋さんでシングル盤を買い、毎日聴いていたため、覚えてしまい、しばらくはカラオケで歌っていました。

 当時はちょうど学生にもカラオケが流行り出したころで、女友達とイチャイチャしていると他の学校に行った友人がその店でバイトしていて、ドリンクを運んできたときに鉢合わせするなどしたのも今となっては良い思い出です。


 “悲し〜みを 拭いさ〜れずにぃ

 君は〜 夜の川を渡る

 忘れ〜なよ 忘れて〜しまえ

 悪い夢に うなさ〜れてい〜た〜のさ〜”

 “今の〜今の〜今が 通り過ぎてく

 昔 胸躍らせた 地図も破れて行く

 揺れる1985 過去は過去のもの

 手を伸ばしてみる 夜明けに〜”

 

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 学生の頃から、つらい時、上手く行かなかった時に聴くと、ずしんと心に沁みる曲で、何度も聴きましたし、何度も歌いました。

 セールス的には大ヒットとはいきませんでしたし、彼らの代表曲となると『魂こがして』なのでしょうが、個人的には一番心に刺さったのはこのナンバーでした。

 映画自体は期待して観に行ったものの、何だかはっきり言いにくい『ターミネーター』と『ブレードランナー』を足して、鈴木清順のふりかけをまぶして5で割ったような結末のオチに正直、「監督には向かない人なんだろうなあ…」という感想でした。

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 それでも優作初監督作品というファンには欠かせないマストアイテムなので、好き嫌いせずに見ておくべきでしょう。映画バカ一代と言うべき映画俳優であっても、演出が上手いとは限らないというのは逆説的に映画の難しさを教えてくれます。

 それでも出演者の顔ぶれは優作ならではの良い顔をした俳優たちが出てきます。松田優作本人をはじめ、映画初出演となった石橋凌、手塚理美、ドラマ『相棒』シリーズでお馴染みの片桐竜次、梅津栄、自ら死を選んだポール牧、石橋蓮司、小林稔侍、阿木燿子、工藤栄一、寺島進など嬉しい顔ぶれです。

 成田三樹夫さんや佐野史郎、原田芳雄なんかもいたら、なお独特の世界が築けたでしょう。まあ、血の気が多い、とっ散らかった印象にしかならないでしょうが。

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 随所にきらりと光る部分はありますので、世間の風評は気にせずに優作の軌跡として受け入れて、優作を楽しみましょうという作品です。なぜか今日久々に見たくなったのですが、理由をよく覚えていません。

 いったい何が原因だったのだろうか。たしか朝にヤフーニュースで翔太くんの結婚の話題を読んだから、なんだか懐かしくなり、昔を振り返っていた時にこの作品を思い出したのだろう。

 『蘇る金狼』、『最も危険な遊戯』、『殺人遊戯』、『処刑遊戯』、『探偵物語』などもっと有名な映画は数多くありますが、今回はリアルタイムで観に行ったこの作品についての思い出を書いてみました。個人的にはテレビシリーズの『探偵物語』が好きですし、森田芳光の『家族ゲーム』での彼の自然体も捨てがたい。

 今となっては優作の遺児である龍平くんと翔太くんが俳優として大成するのを隅っこから見守るというのがファンとしての楽しみです。

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 総合評価 45点

 

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