『ザ・ビートルズ~エイト・デイズ・ア・ウィーク』(2016)なぜ今このタイミングなのか?

 正式タイトルは長ったらしく、『ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years』です。『エイト・デイズ・ア・ウィーク』はレコード時代、イギリス4枚目のアルバム『ビートルズ・フォー・セール』のB面一曲目に収録されていた名曲で、大好きなナンバーの一つです。

 この映画でもタイトルに起用するだけあって、ツアーの合間を縫って行われる楽しそうなレコーディング風景から始まり、徐々に曲のアイデアが固まり完成していくさまが描かれているだけでも満足だが、その出来上がりまでの速さが驚異的で興味深い。

 題名に“The Touring Years”と断りを入れていますので、デビュー前のキャバーンやハンブルグまでさかのぼり、ブライアン・エプスタインの協力を得てのイギリスデビューを経て、1966年までのステージ活動を行っていた時期を捉えたドキュメンタリーのようです。

 実際、予告編では『エド・サリバン・ショー』『シェイ・スタジアム・ライブ』『武道館ライブ』などの映像が並べられていました。『サム・アザー・ガイ』を演奏している映像もチラッと入っていたので、ハンブルグやキャバーン時代についても触れられています。

 この調子で、“The Recording Years”とか“There Solo Years”とかアンソロジー・プロジェクトの時期のように商売第一主義でやりだしたら悪夢ですが、僕らファンは死ぬまで貢ぐので大丈夫です(笑)

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 たぶんその場合の目玉は封印された形になっている映画『レット・イット・ビー』とアルバム『ゲット・バック』の公式発売なのでしょう。公式なライブではないものの映画のエンディングではルーフトップ・コンサートの模様も流されます。

 両方ともすでにブートやVHSビデオで持っているマニアからするとあまりにも遅すぎるリリースとなり、5年くらいなら良いけど、10年後とか待たされるようだと死んでしまうマニアも増えるでしょうから、早めに冥土の土産として販売しておくれとアップルに言いたい人もいるのではないか。

 ブツブツ言いながらも祝日に合わせて、今回の劇場公開は9月22日(全世界同時上映なのかな?)と決まったようなので、県内のけっこう家からは遠い映画館まで初日に観に行くことにしました。上映は朝9時と夜9時の二回だけなので、朝の初回上映を選びました。

 さあ、眠い目をこすって集中しようとしているとファンの歓声が轟き、すぐに目を覚ますと同時に彼らのオーラに圧倒されていきます。このドキュメンタリーの第一印象としては観客の絶叫の大きさと持続にあらためて驚くのと音質に配慮がされていて、ライブの臨場感が上手く捉えられていて、特にリンゴのドラムやジョンのギターに迫力があります。

 ふだんはとぼけた感じしかしないリンゴがあれほど乱れ打ちする様子は映像をはじめて見るだろう若い観客には衝撃的でしょうし、小さなテレビ画面ではよく分からない細かい部分が見られて、とにかくファンならば楽しめます。

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 結構歌詞がいい加減なジョンはともかく、コーラス隊のジョージやポールもチョコチョコ間違えているのもご愛敬ですが、自分の声やバンドの音がほとんど聞こえていない中、よくぞここまでのノリを叩きだせるものです。バンドをやっていた友人も彼らは音がまったく確認できない不安な演奏環境下であれだけ揃えられるのは驚異的で、ライブバンドとして最高だとよく言っていました。

 ライブ映像ではマンチェスターでの演奏、ワシントンでの演奏、メルボルンでの演奏が元気一杯でかなり楽しめます。ファンや各国テレビ局やラジオ曲から寄せられたフッテージが素晴らしく、初見の映像が多いのも資料としてのポイントが高い。

 ビートルズはそのキャリアでのほんの数年間のワールド・ツアーで15か国を回っていたにすぎません。母国イギリス、ドイツ、フランス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、スペイン、イタリア、日本、フィリピンなど行く先々で熱狂を生み出しています。まあ、フィリピンは別の意味で大騒ぎになったようです。

 映画の後半では見世物としてしか見られていないことに不満を持ち、クリエイティブではなくなっている自分たちへの疑問からどんどんスタジオに籠もるようになっていく彼らの葛藤が描かれる。彼らがやりたい音楽はスタジオで表現される実験的なものに切り替わっていき、哲学的な色彩を帯びていきます。この辺の変貌への戸惑いについてはエルビス・コステロがインタビューで語っています。

 ポップ音楽の歴史を語るだけではなく、ケネディ暗殺、公民権運動(南部では白人席と黒人席に隔離されていて、ポールが人種差別に反対する当時のインタビューが入っています。)、ベトナム戦争、テキサスタワー乱射事件など当時の社会情勢にも絡められて語られていきます。

 アルバム『リヴォルヴァー』の録音風景を挟みながら、ラストライブとなるキャンドルスティック・パークの様子が流され、その後のスタジオアルバムの簡単な紹介の後、ここで終わりかと思った途端、時間は1969年に進みます。

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 アップルレコードの屋上で突然行われた、いわゆるルーフトップ・コンサートが始まり、『ドント・レット・ミー・ダウン』と『アイブ・ガッタ・フィーリング』の演奏が続き、エンディング・ロールが流れていく。

 公式に映画『レット・イット・ビー』がたとえ細切れであるにせよ、劇場のスクリーンで観られるのは40年ぶり以上でしょう。これは諸般の事情でお蔵入りになっているこの不幸な作品の待ちに待った発売への布石だろうか。

 そのあとに劇場限定のサービスとして1965年にアメリカで行われたシェイ・スタジアムでの30分に及ぶ演奏が上映されました。見たことのある映像ではありますが、デジタル処理を施され、音が綺麗に分離されていて聴きやすい。

 ただし、ファンサービスとしてはありがたいが、ここまで二時間近く爆音を楽しんだ後なので、ファンの鳴り止まない絶叫が正直かなりキツい。

 ビートルズのメンバーは毎晩のようにジェット機並みの爆音と批判するマスコミ、巨大すぎるビジネスの成功とそれを維持し続けなければいけないのストレスに晒されながら、楽しくもなかったであろうライブをやり続けていたのでしょう。

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 彼らの上げ足を取ろうと身構えるマスコミに注意を促すポールの冷静な発言はさすがバンドのスポークスマンは彼なのだと理解できますし、ジョンの苛立つ発言も理解できる。油断とうんざりが混ざり合ってのキリスト発言だったのでしょう。リンゴはレコード契約が最低だったので、お金を稼ぐにはライブしかなかったとインタビューで答えています。

 話をシェイ・スタジアムに戻します。ジョンは『アイム・ダウン』演奏時に肘でキーボードを押したりと奇行が目立ち、明らかにラリっています。音がほとんど聞こえていないのもよく分かり、適当にMCをしてもひたすらに絶叫し続ける観客に苦笑しています。

 彼らはさぞ辛かったのでしょう。公演後に安全のために囚人護送車で移送される彼らの姿が映し出されますが、ここにはもはや自分たちがスターなのか、マスコミやファンに囚われた人なのか判別がつきません。

 映画のライブ映像自体はほとんどが見たことのあるもので、そうでないものはかつてボツになったものを掘り起こしてきたであろうフッテージ映像でしょうか。映像の海賊盤程度のものを綺麗にして商品価値があるようにしたのだろうかと見る前は疑念を持っていましたが、観ればそんなことを忘れさせてくれるのが我らがビートルズでした。

 目玉としては生き残っているおじいちゃんたちにネタフリをして語らせていることでしょうし、そもそも今頃になってなぜこのタイミングでの公開となったのだろうか。

 生き残っている者はすでに亡くなった人との秘話について、相手が否定できないのを知りつつ、都合よく好きなように事実を曲げられるし、そもそも50年以上前の当時のことを鮮明に覚えているとも思えない。

 40年近くビートルズ好きな中年ファンとしてはマニア知識を増やすためにも映画館まで足を運びましたが、1990年代中盤のかつてのアンソロジー・プロジェクトと同じようにダイジェスト版をテレビ放送して、完全版をブルーレイ化してリリースしていく形にしなかったのはなぜだろうか。それほど多くの音源がさすがに残っていないのだろう。

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 昔と違い、テレビを見ている層が減りつつあることを見越して劇場公開の形を選んだのか、それともダイジェストだけで十分と思われることを恐れたのか。

 アップル・レコードがネットでマニアが持っている非公式映像を募集するなど、さすがにネタは尽きているだろうことが推察できます。インタビューにしても、生き残りメンバーがイメージ悪化を招いてまでも、あえてツアー時の女遊びやドロドロした人間関係、ギャラ配分をぶちまけるとは考えにくい。

 映画公開に先駆けて、アナログ時代には普通に買えたが、イギリス・オリジナルのみにフォーマットが統一されてしまってからなかなか発売されず、今回ようやくリリースされたのが、『ビートルズ・ライブ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル』です。キャピトルではなく、アップルが仕切るようです。

 公式な目玉としては14曲目から17曲目までの4曲の未発表ヴァージョンとのことです。しかしながら海賊盤ではすでにすべてが発売されていて、目新しいものは何もない。音質が良くなったとか言われるのでしょうが、ライブは音質ではなく、会場のノリや即興的なプレイを楽しむものなので、あまり響かない。

 ブートでは1964年8月23日のライブ、1965年8月29日と8月30日のライブ音源が彼らが出てくる前の司会者の口上から完全な形で残っているモノが市場に出回っています。もちろん繋がりやピッチの違いなど調整が難しいこともあるでしょうが、技術が発達した現在ならば、どうせ再発売するならば、もう少し良いモノに出来たのではと思います。

 良くなった点を強いて言えば、デジタル化に合わせてしっかりと音源を処理して分離させたりして聴きやすくしたり、歓声を抑える工夫を施し、メンバーのMCが分かるようになっていますが、ライブの醍醐味はファンのレスポンスなので、いつも同じようなMCをやっていた彼らの声よりもファンたちの熱狂を伝えた方が良い。

 そもそも今回の製作作業にはジョージ・マーティンの息子を起用していますが、製作を世襲にするというのはなんだか奇妙に思えます。同程度の仕事が出来る他人に仕事を任せようとはせずに内輪でお金を回そうとする姑息な意図を感じます。アルバム収録曲は以下の通りです。

1.ツイスト・アンド・シャウト(1965年8月30日)
2.シーズ・ア・ウーマン(1965年8月30日)
3.ディジー・ミス・リジー(1965年8月30日/1965年8月29日を1曲に編集)
4.涙の乗車券(1965年8月29日)
5.キャント・バイ・ミー・ラヴ(1965年8月30日)
6.今日の誓い(1964年8月23日)
7.ロール・オーバー・ベートーヴェン(1964年8月23日)
8.ボーイズ(1964年8月23日)
9.ア・ハード・デイズ・ナイト(1965年8月30日)
10.ヘルプ!(1965年8月29日)
11.オール・マイ・ラヴィング(1964年8月23日)
12.シー・ラヴス・ユー(1964年8月23日)
13.ロング・トール・サリー(1964年8月23日)
14.ユー・キャント・ドゥ・ザット(1964年8月23日――未発表)
15.抱きしめたい(1964年8月23日――未発表)
16.みんないい娘(1965年8月30日――未発表)
17.ベイビーズ・イン・ブラック(1965年8月30日――未発表)

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 1から13まではレコード通りです。彼らのライブ盤を聴いたことのない人には感動モノなのでしょうが、数多くのブートを聴いてきた者からするとこの曲順には怒りを感じます。それは14曲目以降についてです。

 14曲目(当日は2曲目に演奏されています。)と15曲目にせっかく1964年の8月23日の演奏を持ってきているのならば、珍しいバラード・ナンバーの『イフ・アイ・フェル』を『抱きしめたい』の前に演奏しているのでそれを挟み、著作権のかかる『みんないい娘』と差し替え、17を『アイム・ダウン』にすべきだったのではないか。

 彼らのライブはポールの絶叫ナンバーで終わるのが基本なのです。何でよりによって『ベイビーズ・イン・ブラック』で終わるのだろうか。

 だったら、1965年8月30日の同じライブのラストナンバー『アイム・ダウン』と『ベイビーズ・イン・ブラック』を差し替えてもらったほうが聴きやすいし、買った人もノリノリの状態で聴き終えることができるのです。大人の事情があるのでしょうが、ファンへの配慮がほしい。

 収録曲は英国アルバムとしては第一作目の『プリーズ・プリーズ・ミー』から『ウィズ・ザ・ビートルズ』『ア・ハード・デイズ・ナイト』『ビートルズ・フォー・セール』『ヘルプ!』『ラバーソウル』、そして『リヴォルヴァー』の先行シングルの『ペイパーバック・ライター』までの彼らのライブ活動時期の楽曲から演奏されています。『オールディーズ』を加えてもいいでしょう。

 ビートルズが演奏を楽しみ、元気だったのはかろうじて『ヘルプ!』のころくらいまででしょうか。映画でもポールは映画『ヘルプ!』には興味はなかったが、節税対策でバハマが良いと聞いていたので、バハマ行きを熱望し、それが叶った嬉しさを劇中で語ります。ついでに撮影期間中、ほとんどの時間に麻薬をやっていたことも付け足しています。

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 数多い海賊盤ライブでも会場が巨大化していき、締めに『アイム・ダウン』が歌われるようになってくるとなんだかポールだけが張り切っているように聴こえます。また『ラバー・ソウル』の楽曲が入って来る頃には活気が失われていて、ノリが悪くなってきます。

 アメリカのスタジオ盤でいうと『夢の人』から始まる『ラバー・ソウル』(?)くらいから妙な感覚になります。何故かというとアメリカ盤の『ラバー・ソウル』は一部ナンバーが差し替えられ、曲目も減らされ、僕らが知っているイギリス・オリジナルとは別物で、曲目は以下の通りです。

1. I’ve Just Seen A Face(Help!)
2. Norwegian Wood (This Bird Has Flown)
3. You Won’t See Me
4. Think For Yourself
5. The Word
6. Michelle
7. It’s Only Love(Help!)
8. Girl
9. I’m Looking Through You)※イントロを間違えるテイク
10. In My Life
11. Wait
12. Run For Your Life

 最低ではありませんし、これはこれで不思議な雰囲気を醸し出すアルバムなのですが、何か違うなあと聴くたびに思います。たぶんサウンドとかセッションの雰囲気が違うから違和感を覚えるのだろうなあ。

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 イギリスでは前のアルバムとなる『ヘルプ!』から2曲も選曲されていて、『恋をするなら』『ドライブ・マイ・カー』『ひとりぼっちのあいつ』『消えた恋』が落とされています。アメリカ盤は11曲程度でアルバムが構成されていたために14曲で構成されるイギリス盤と比べると曲数が少なく、枚数が多いのでファンにはツライ。

 コンセプトアルバムである『ラバー・ソウル』や『リヴォルヴァー』まで好きなように編集してしまうアメリカのキャピトルに対し、常日頃から悪感情を抱いていたようです。『ヘルプ!』『ラバー・ソウル』『リヴォルヴァー』をいじって制作されたアルバムが『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』です。

 アルバムをこねくり回され、ツアーに明け暮れ、ボーイ・ミーツ・ガール的なポップ音楽にも嫌気がさしてきた彼らは中期に米国でリリースされたアルバム『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』のジャケットにいわゆる“ブッチャー・カバー”で対抗します。

 ブッチャー・カバーは一般に自分たちが自信を持って送り出すイギリス盤の14曲入りのアルバムを好き勝手に切り刻み、11曲程度にまとめ、アルバム枚数を稼ごうとするキャピトルへの抵抗の象徴のように語られていました。

 実際は撮影したカメラマンのアイデアでポップスターの概念を崩したいという意向に賛成したジョンとポールが推し進めたようですが、ほかのメンバーや他のスタッフは乗り気ではなかったようです。

 映画でもブッチャーカバー騒動に触れらていますが、最初にリリースされたジャケットが回収されて、いわゆる“トランク・カバー”に変更される様子を皮肉っぽく表現しています。

 A-1 ドライヴ・マイ・カー(RUBBER SOUL※)
 A-2 アイム・オンリー・スリーピング(REVOLVER♢)
 A-3 ひとりぼっちのあいつ(※)
 A-4 ドクター・ロバート(♢)
 A-5 イエスタデイ(HELP!)
 A-6 アクト・ナチュラリー(HELP!)

 B-1 アンド・ユア・バード・キャン・シング(♢)
 B-2 恋をするなら(※)
 B-3 恋を抱きしめよう(シングル※)
 B-4 消えた恋(※)
 B-5 デイ・トリッパー(シングル※)

 以上がアメリカ・キャピトル・レコード盤『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』の中身です。ヘルプ・セッションから2曲、ラバー・ソウル・セッションから6曲、そしてリヴォルヴァー・セッションから3曲と中期アルバムからの選曲になっています。

 このアルバムで有名なのはもちろんジャケットの“ブッチャー・カバー”ですが、音源マニアにとっては『アイム・オンリー・スリーピング』のモノラルとステレオのテイク違いやシングル『恋を抱きしめようc/wデイ・トリッパー』のテイク違いを集めたり、聴き比べたりすることのほうが有意義です。

 マニア的には興味深いこのアルバムも、ライブという観点から聴くと踊りにくそうですし、ノリも良いとは言いがたい曲が多い。実際、演奏されたのはアルバム『ラバー・ソウル』までで、『リヴォルヴァー』の先行シングルとして発売された『ペイパーバック・ライター』が最後のライブ披露曲になってしまいました。

 ライブを嫌ったメンバーがあえてライブに不向きな歌詞や難解な演奏が要求されるナンバーを増やすことでライブそのものにピリオドを打とうとしたのだろうか。武道館ライブを見れば、快活でチャーミングだった彼らの姿はすでになく、疲労しか見えてこない。

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 グループの力関係やマネージングの難しさはどの集団にもいずれ現れてくるものですが、お金が絡んでくる世界一のグループにとっては身動きの取れない袋小路に追い込まれて行ったのでしょうか。

 後期ビートルズの多くのナンバーは芸術的であり、革新的であり、最先端であり、大人の音楽を目指した素晴らしい成功例ではありますが、楽しいかと聞かれれば「いいえ。」と答えます。

 『抱きしめたい』『シー・ラヴズ・ユー』『ア・ハード・デイズ・ナイト』『プリーズ・プリーズ・ミー』でファンになった女の子たちは果たして後期ビートルズを本当に好きだったのだろうか。

 ライブで『ツイスト・アンド・シャウト』のジョンのシャウトに失神したビートルマニアやポールの『のっぽのサリー』での絶叫に惚れたファンの女の子たちは『ペイパーバック・ライター』『レヴォリューション9』『サージェント・ペパーズ・ロンリーハーツ・クラブ・バンド』『エリナー・リグビー』『ウィズイン・ユー・ウィズアウト・ユー』を受け入れることができたのだろうか。

 前から言ってきたことではありますが、もともと女の子たちの圧倒的な支持を背景に盛り上がったビートルズなのになぜファンだった女の子側の意見がまるで聞こえてこないのはなぜなのか。

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 小難しく、説教臭いところもある後期ナンバーやアルバムを支持するのはおそらく男性ファンで、デビューからライブを止めるまでの中期を支持するのが女の子ファンなのではないか。

 音楽的な完成度はライブ時代以後なのでしょうが、中年に差し掛かると1965年くらいまでの感情豊かな彼らの楽しそうな歌声のほうが再び心にしみてきます。出来ることなら、1963年か1964年の絶頂期にライブを見たかった。

 もしくはデビュー前の一番エネルギッシュでパンクバンドのような荒々しい高速演奏が凄まじかったキャバーンやハンブルグ時代の前がかりの躍動感を楽しみたかったなあ。ポールが歌う『ヒッピー・ヒッピー・シェイク』は絶品です。まあ、プロが録った訳ではないので、音質は最悪です。

 大成功した彼らのパッケージングされたライブの楽しい雰囲気を味わえるのはCDが出た『ビートルズ・ライブ・アット・ザ・ハリウッドボール』が一番でしょう。DVDならば、『エド・サリバン・ショー』『シェイ・スタジアム・ライブ』でしょうか。

 そもそもこの映画はツアー時代にスポットを当てたものなので、いつものように商売第一主義ではなく、本来の主役であるファンの目線に立つならば、『We love You Beatles 』にすべきでしょう。ライブのころを語るのならなおさらライブを盛り上げてくれたファンに敬意をささげるべく、このタイトルにすべきだろう。

 いずれにしろ、ファンを語るならば、観に行くべきマストアイテムの一つでしょう。誰に気兼ねすることなく大音量で流れるビートルズ、さらに動くビートルズを見られる機会を逃すべきではありません。

 近々DVDが出ますが、色々なヴァージョンがあるようです。個人的には劇場で流れた5曲の演奏シーンのフルヴァージョンを収録した二枚組DVDを購入する予定です。

総合評価 85点


ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル
Universal Music =music=
2016-09-09
ザ・ビートルズ

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この記事へのコメント

さすらいの映画人
2016年09月22日 20:42
用心棒さん早速のご鑑賞お疲れ様です。大音量でビートルズの曲が聞けるのは映画しかありませんからね。過去の作品のリバイバル上映にも期待です。そしてこの作品の上映今後のソフト化を機に「レット・イット・ビー」のDVDとブルーレイ発売にも期待!それにしてもあのジャケット、インパクトがありますね。相当な値がつけられてるそうでしょうね。
2016年09月22日 21:12
 こんばんは!

お休みを利用してさっそく観に行ってきましたが、客層がお爺ちゃんから若いカップルまで幅広く、ファン層が厚いのだなあと改めて認識しました。

>あのジャケット
ブッチャーカバーですね。LP時代、アメリカ編集盤の『レアリティーズ2』は見開きのジャケットになっていて、開くとブッチャーカバーが現われるという洒落たデザインになっています。

 なんでも鑑定団では1250000円がついていましたねw
高すぎて手が出ませんし、そこまでの収集癖もないですし、無くて良かったと思いますww

>レット・イット・ビー
すでに持っていますが、発売するとすれば、一気に海賊盤市場を追いこむにはブルーレイ化して、初回プレスにはアルバム『ゲットバック』をつけて、6000円くらいで売り出せば、普通にキャッシュボックスやビルボードで一位を獲得すると思いますよw

ではまた!
きやらはん
2016年09月26日 22:52
Tomorrow Never Knows
ティモシー・リアリー著の『チベットの死者の書』を読んだジョンが触発されて作ったとか。
ビートルズのメンバーがチベットに深く関わった事実は詳しくないですが、女性として後期?の方にチベット傾倒が多いことは、後期ビートルズに女性ファンが少ない、という用心棒殿の御賢察と何か因果がありそうに思えます。
コチラも後期?の女性がチベット傾倒の好例ですかね。
2008/03/07 - 【3月7日 AFP】アイスランド人歌手ビョーク(Bjork)が2日の上海(Shanghai)公演中に「チベット」を連呼して叫んだ件で、中国当局がビョークに対する非難の声明を出した。
2016年09月28日 00:22
こんばんは!

>チベット
中国はそれほど余裕がなくなってきているということなのでしょうか。

あれだけ世界中に観光客が押し寄せて行くというのは数億の民が世界の常識や文化、メディアに自由に触れることを意味しますので、食えるうちは文句も言わないでしょうが、食えなくなったら一気に反政府に傾くでしょうね。

今の共産党の傍若無人ぶりは目に余りますが、もし分裂して7つくらいの核保有国が生まれるのもかなり恐ろしいことではないでしょうか。

>後期
統計があるわけではないので何とも言えないのですが、理屈っぽい評論家がああだこうだ言うのは武道館以降やスタジオ時代ばかリな気がするので初期の女の子ファンはどう思っているのかなあとずっと気になっていました。

 プレスリーなら湯川れい子さんとかがよく思い出を語っておられたのですが、ビートルズファンの女性評論家って思い浮かばないんですよ。

ではまた!
さすらいの映画人
2016年09月28日 18:38
用心棒さんこんばんは。湯川れい子さんの名前が出てましたが、湯川さんが元気なうちにプレスリー映画のオーディオコメンタリー(音声解説)を収録したDVD出して欲しいですね。メジャー会社の作品は無理かも知れないけど。オーディオコメンタリーは東宝特撮やカンフー&香港アクション(キングレコード版)でお馴染みです。
2016年09月29日 01:12
こんばんは!

『エルビス・オン・ステージ』をぜひファン目線でコメンタリー収録してほしいですね。うちの母親もエルビス・ファンですので、小学生のころに聴かされましたが、いまの若い人たちでエルビスを知る人は10%程度らしいですよw

ではまた!
きやらはん
2016年11月29日 21:25
ジョン・レノン命日・・なんと大東亜開戦、米人にはリメンバー真珠湾という歴史的な日だったのですね。さすがは歴史的な人物と申し上げるべきでしょうか。
面白い記事がありましたので、紹介します。

ジョン・レノンと靖国参拝と神道
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid199.html
ジョン・レノンが凶弾に倒れて、来月8日で丸36年になります。そのジョン・レノンが、かつて靖国神社を参拝したことがあることを、皆さんはご存知ですか。
ネットでは有名な話なのかもしれませんが、私は「正論」2016年11月号(先月号)の加瀬英明さんの記事で初めて知りました。
加瀬英明さんは、ジョンの妻であるオノ・ヨーコ氏のいとこです。
加瀬さんの母の兄の娘が、ヨーコ氏だそうです。
ちなみに、加瀬さんは、いとこのオノ・ヨーコ氏について、こう述べています。
「ウーマン・リブなど男女平等運動や左翼的活動の旗手になったことで誤解されているが、実は『明治の女』なのだ。男に尽くすし、日本文化にも造詣が深い。折り目正しいところもあり、決して本当の『左』ではない。がんじがらめな因習や、窮屈な日本人の人間関係が嫌いなだけなのだ」
ジョンに神道の魅力を教えたのも、ヨーコ氏だそうです。
加瀬さんとヨーコ氏の近い祖先に神主がいることも関係しているのかもしれない、とのことです。
2016年11月29日 23:23
こんばんは!

小野洋子はたしか財閥系の出身ですよね。当然ながらおっしゃるようにがんじがらめに縛られていたのは明らかでしょうから、反動的に活動していたのかもしれません。

>靖国
ジョンはお忍びでたびたび日本に来日していたようなので、参拝していてもおかしくはないですね。武道館ライブのために来日したときは皇居の近くまで行ったとか(ポールかな?どっちだか忘れましたww)読んだこともありましたが、10年越しにお忍びで行けたんでしょうかねww

ではまた!
2017年07月27日 23:21
1960年代は、今更ながら、激動の時代だったなあと思いますが、その中でビートルズの果たした役割や影響が音楽面だけなく、社会にまで大きく及んでいたことが良く解るドキュメンタリーでしたね。

これは、お金を出しても映画館で観るべきでした。何しろ実際のライブに及ぶ音量で聞けるのは映画館しかないでしょうから。しかし、群馬県で観られたところはないのではないかなあ。

僕は今、「サージェント・ペパー」の二枚組を輸入盤で買おうと思っています。
「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」のジョンのボーカルがずっとセンターらしいです。
余裕があれば5枚組を買いたいですが、ちと難しい。
2017年07月29日 00:05
こんばんは!

>映画館
これは観るべきでしたよwww
家で誰にも気を使わなくて大音量で聴くというのは無理ですものね。ジョンの肘を使ってキーボードの音を出す有名なシーンなどもバッチリ入っていました!

奈良も田舎なので一軒しか上映していませんでしたよ。

>5枚組
どんな感じなんでしょうね。ブートでもいろいろと出ていましたが、当時はイギリス・モノ盤だけ買いましたよww

SEがけっこう違っていて、楽しめました!

ではまた!
2017年07月29日 19:17
用心棒さん、こんにちは。

>5枚組
少し間違っていました。
正確には4枚組+1DVD+1BLらしいですね。
一枚はオリジナルの完全リミックス。ベースとドラムが強調されているらしいです。多分「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」以外のボーカルもセンターになっていると予想されます。
二枚は殆ど未発表のアウトテイクで構成されているらしい。
もう一枚はモノ盤ですが、僕が以前買ったのや用心棒さんがお餅のものと違うのかどうかは解りません。

ちと高いので、今は様子見。しかし、何年も経つとさらに高くなって、永久に買えないかもしれません。

群馬は特に東は日本でも暑い場所ですが、我が家のある西部は少しましです。どちらにしても暑いですけどね。
最近は、ご病気のほうはいかがですか。僕は何とかやっています。暑いので、是非ご自愛ください。
2017年07月29日 20:27
こんばんは!

>未発表
これって、どのアルバムにもありますけど曲者ぞろいですよね。感心するものもあれば、要らないなあと思うものまでさまざまです。

>病気
良くはならないですね。運動も欠かしませんが、数値には現れません。目がやられないように網膜検査とかもしていますよ。

付き合いながら、ボチボチやらないとしょうがないのかなあというのが実感です。

ではまた!

きやらはん
2017年08月12日 18:57
用心棒サン、こんばんみ。
今日は「津山三十人殺し」現場に旅行?中です。
さて、今晩はNHKにてオノヨ~コとショ~ンレノンのドキュメンタリーが放映です。
2017年08月13日 00:06
こんばんは!

いやあ、すごいところに行ってますね!!

お盆ですし、恐そうですwww

>ドキュ
そうだったんですね。メンバーも残り二人になってしまいましたし、リンゴとポールには長生きしてほしいですね。

ではまた!
蟷螂の斧
2020年02月14日 19:08
こんばんは。
ビートルズがアメリカに上陸したワシントン・D.C.のライブが着色カラー!正直言って躊躇いました(苦笑)。でも、いいですねー!やっぱり。

>ブッチャーカバー

いろいろな写真が見れて嬉しかったなあ!

>そのおかげで各国別に多くの別テイクを楽しめます!

何と言う贅沢!

>『デザイア―』

ダンシングより、こちらの方が好きです。男と女の駆け引き。

>早めにメッキが剥げて国のためには良かったと思います。

そうです。彼も次にどうするかを考えて欲しいです。
用心棒
2020年02月15日 00:44
こんばんは!

>着色カラー
モノクロで見てきたので、一瞬「なんだこれ?」ってなりますね。

『ア・ハード・デイズ・ナイト』をもしカラー着色したら、まったく別物になりそうですwww

>いろいろな写真
アップルが持っている音源や映像だけではもう目新しいものは無くなってきているようで、ファンにプライヴェートで持っているビートルズの画像や映像などを送って欲しいとか言っていたのは驚きました。

>こちらの方が
もんた&ザ・ブラザースとしてヒットしたのは『ダンシング・オール・ナイト』『赤いアンブレラ』『デザイア―』、大橋純子とのデュエット『夏女ソニア』、ソロでは『WOMAN』でしょうかね。全部シングル持っていましたよw

>次にどうするか
彼って、オヤジと一緒でどうやったら、実力がないのにあるように見せるかという才能しかないと思います。汚れ仕事を嫌い、日和見的で苦労なんかしたことがない。そんな奴に国のかじ取りが出来るわけないので、正体が白日の下に晒してくれたのは安倍首相の功績だと思います。

ではまた!
蟷螂の斧
2020年02月15日 23:12
こんばんは。

>『ア・ハード・デイズ・ナイト』をもしカラー着色したら

やめて欲しいです!あの映画の良さが失われるのでは?

>ファンにプライヴェートで持っているビートルズの画像や映像などを送って欲しい

未発表の画像と映像をその調子で見せてくれる?

>『夏女ソニア』

良い曲です!大橋さん、確か今闘病中でしたっけ?克服して活動再開?お大事にして欲しいです。

>安倍首相の功績

拍手?

用心棒
2020年02月16日 00:35
こんばんは!

>映画の良さ
考えただけでもみっともない作品に落ちぶれそうですが、金儲けが大好きなアップルは大きく宣伝しながら、なんだかんだと正当化しつつ、公開しかねませんwww
逆に今だからこそ、BBCで放送された『マジカル・ミステリー・ツアー』のモノクロ版を見たい気がしますwwwなぜ拒否されたかをマニアが研究するためだけですがwww

>その調子
なんらかの特典をマニアに渡すと交渉し、すべての映像と画像を刀狩りのように召し上げるのが目的ではないでしょうか。

>ソニア
たしかコーセー化粧品がFMで提供していた毎週土曜日のお昼過ぎの歌謡ベスト10のCMでよく掛かっていた思い出があります。このころはこの番組で邦楽、次の2時からのダイアトーンのポップス・ベスト10を聴き、ユーミンのサタデー・アドベンチャーに流れて行き、夕方はNHKの三国志の人形劇を見る流れでしたwww

夜はひょうきん族と土曜日に移ったゴールデン洋画劇場でしたよ。

>拍手
ウイルス対策の失敗で選挙惨敗かも。ただしそれ以上にだらしない野党には入れられないので結局は自民党勝利かな…。経済はガタつきそうなので、いったん日本株は半分ほど先週売り逃げましたwww

ではまた!


蟷螂の斧
2020年02月18日 06:27
おはようございます。

>『マジカル・ミステリー・ツアー』のモノクロ版を見たい気がします

なるほど!そういう発想もありますね。

>すべての映像と画像を刀狩りのように召し上げる

いたいけなファンが騙されて利用される・・・絶望的です。

>この番組で邦楽、次の2時からのダイアトーンのポップス・ベスト10を聴き

僕もその流れでエアチェックをしました。その頃のカセットは残ってないなあ・・・。

>夜はひょうきん族と土曜日に移ったゴールデン洋画劇場

同じです。ドリフが衰退。そして解説は高島さん。

>何でよりによって『ベイビーズ・イン・ブラック』で終わるのだろうか

不思議です。確かに玄人好みの曲ですが、何でこの位置?
用心棒
2020年02月18日 10:35
こんにちは!

>ファンが
金こそはすべてでしょうwww

>エアチェック
昔、ソニーのAHF(水色のやつ。ノーマルの上位モデル)とか、マクセルのエクセルⅡ(ハイポジの安いヤツ)をできるだけ安いところで買っていましたよwww

>ドリフが衰退
1981年の途中あたりからまったく見なくなりました。ただ主導権を奪ったひょうきん族も1987年には見なくなり、カトちゃんケンちゃんを見るようになりました。

>何でこの位置
不要ですね。

ではまた!
蟷螂の斧
2020年02月19日 06:45
おはようございます。

>自分の声やバンドの音がほとんど聞こえていない中、よくぞここまでのノリを叩きだせるものです。

そこがビートルズの凄さです。無名時代にハンブルグで鍛えられたおかげ?

>『ビートルズ・フォー・セール』のB面一曲目に収録されていた名曲で、大好きなナンバーの一つです。

フェイドイン気味に始まる。そしてジョンとポールのヴォーカル「♪Ooh I need your love babe」つかみはOK!僕は赤盤で初めて聞きました。もちろん気に入った曲の一つです。

>マクセルのエクセルⅡ(ハイポジの安いヤツ)

懐かしいです。アナログのレコード同様、味があります。

>カトちゃんケンちゃん

再びフジからTBSでしたか(笑)。
用心棒
2020年02月19日 22:16
こんばんは!

>無名時代
飽きても、ウンザリしても毎晩何時間でも酔っ払いや売春婦、チンピラ相手に演奏し続けなければいけない中でやり続けたナンバーが各アルバムに数曲入っていますので、録音したアーティストよりもライヴで演奏していたかもしれませんwww

>赤盤で
赤盤が一番ですよ。当時、熱狂的なマニアが聴いていた音が赤盤なんですから。旗帯や緑帯は時代に合わせて低音を強化していきましたが、オリジナルの赤盤はより音色豊かで楽しい気分にさせてくれます。

先日、いつものビートルズ専門のレコード屋さんでオーナーとちょうどフォーセールの初回プレス盤を聴きながら、お話をしていましたが、もしフォーセールのA面とB面の曲が引っくり返って収録されていて、『エイト・デイズ・ア・ウィーク』がA面トップでA面ラストが『みんないい娘』、B面トップが『ノー・リプライ』でB面ラストが『カンサス・シティ』だったら、アルバムから受ける印象がまるで変わるかもねという話になりました。

『ヘルプ!』と同じような雰囲気に変わり、A面が明るい曲が増え、B面が内省的な印象になり、聴き終わった後に地味さと暗さが減って、評価も変わるだろうという結論になりました。

アナログでは曲の配置って、かなり重要ですね。引っくり返す前に自分が何を聴いていたか、考える時間がありますしね。

>懐かしい
CMがエクセルⅠがモッズ『激しい雨が』、エクセルⅡがワム!の『フリーダム』でした。

CMナンバーから好きになった曲を洋楽に詳しい友人やラジオ局に電話で聞いて、問い合わせて手に入れたレコードもありますwww

ポップスベスト10のDJをしていたセーラさんて10年前くらいに亡くなっているんですよね。当時、久々に名前を聞いて、内容を確認したら、死亡記事だったので驚いた記憶があります。たしか50歳でした。

>TBS
諸行無常の響きあり!

ではまた!

蟷螂の斧
2020年02月20日 19:19
こんばんは。

>もしフォーセールのA面とB面の曲が引っくり返って収録されていて

素晴らしいです!僕にはそう言う発想はありませんでした。アルバムのイメージも変わります。アルバムの「A hard day's night」や「Help!」はA面が映画で使われた曲を持ってくるしかない。でも、「Beatles for sale」はそういう事をする実験も許されるでしょう。

>録音したアーティストよりもライヴで演奏していたかもしれませんwww

その通りです。だからこそハードスケジュールの中、1964年のクリスマス用アルバムを作る際にそれらのレパートリー(他人の曲)が生かされました。

>モッズ『激しい雨が』

久々に思い出しました。ありがとうございます。

>セーラさん

僕が中学生になった頃、彼女が出てるシャンプーのCMが好評でした。
ご主人(再婚)とはおしどり夫婦でセーラさんの晩年もとても仲良しだったという記事を当時読みました。今知りましたが、1回目のご主人はセーラさんが主婦業に専念していた頃に亡くなったんですね。悲しく思います。
用心棒
2020年02月21日 01:50
こんばんは!

>実験も
まあ、だからこそあえて内省的で暗めの曲をA面に配置することで、元気いっぱいの自分たちのイメージを変えることに成功したとも言えます。

>1964年
そうなんですよね。タイトルは"65"が付いているので1965年発表と思われがちですが、実は1964年なんですよね。今となっては大昔なので分からない人が多そうですwww

>セーラさん
中一から中三までほぼ毎週聴いていました。高校になると部活があるのでどうしても聴けなくなりましたが、彼女は良い声で発音していましたね。

❝ぶりー・じょ~る❞とか❝りっく・すぷりんふぃ~お❞とか発音良すぎて、何言ってんだか分からないアーティストも多々いましたwww

明日(今日?)は有休取れたんで、確定申告に行ってきます!

ではまた!
蟷螂の斧
2020年02月21日 06:47
おはようございます。

>ボーイズ

僕はこの曲はあまり好きじゃなかった(あるいは興味がなかった)。でも「アニメ・ザ・ビートルズ」で彼らが演奏する場面(5分20秒あたり)を見て好きになりました。特にイントロでジョンとポールがギターを弾くところ。

https://www.youtube.com/watch?v=dvbgbIa5gVc

>❝ぶりー・じょ~る❞とか❝りっく・すぷりんふぃ~お❞

素晴らしいです。セーラさん。

>確定申告に行ってきます!

厳しいチェックが入りそうですか?

>ゲット・バック

最初は別の歌詞だったとか?「Ronan Relimun, was a Puerto Rican, working in another world.」タイトルも「(Don't dig)No Pakistanis」。
用心棒
2020年02月21日 12:33
こんにちは!

無事に確定申告を済ませてきました。税務署の申告会場は提出のみの人用と作成からしなければいけない人用のレーンに分かれていて、50Mくらいは会場に入れずに整理券を配ってもらって、中の人が終わったら、少しずつ呼ばれているようでした。

ぼくは医療費控除や寄付金控除が主でもう慣れているので、前日に書類作成をPCで済ませてから向かったため、スイスイスーで10分弱で終了し、税務署員の方と談笑しながら、ここがやりやすくなったとか、ここは相変わらず分かりにくいとかお話ししていましたwww

>ボーイズ
リンゴの歌の良さやドラムの的確さが分かるようになって、はじめて彼らを理解したと言えるでしょうwww

リンゴの歌の時のメンバーのサポートがちょうどよく、肩の力が抜けていて、自作曲を歌うときよりも、伸び伸びと演奏し、コーラスを加えているような感じがします。メンバーの誰もリンゴの悪口を言いませんしね。

まあ、そんな彼の元妻モーリンと不倫をしていたと言われるジョージって、一体?とは思います。

>No Pakistanis
パキンスタンですか?そうとうヤバそうな感じですね。まあ、スクランブルエッグやらも変なタイトルではありますwww

アルバム『ゲット・バック』は中高生の時は憧れの一枚でしたよ。僕自身も海賊盤で断片的に音源を集めて行き、現物を実際に買えたのは大学生になってから、大阪難波まで遠征し、ようやくゲットしましたものwww

中学生のころ、他のクラスのビートルマニアがゲット・バックを持っていると聞き、仲良くはなかったのですが、「貸してくれ」と頼みに行き、相手がさんざん勿体ぶってから貸してくれることになり、家に行くと出てきたのはシングル盤、しかも発売当時のモノではない旗帯シリーズの頃にあちこちのレコード屋さんで普通に売っていたほぼ無価値の盤を出してきたので、がっかりして帰ってきたのを思い出しました。

一方、同じクラスのマニアは武道館ライヴの海賊盤を県外の都会の街まで買いに行き、録音してもらいました。音は最悪なんですけど、ライヴの雰囲気を味わえるだけでも嬉しかったですよwww

ではまた!
蟷螂の斧
2020年02月22日 09:57
こんにちは。

>リンゴの歌の時のメンバーのサポートがちょうどよく、肩の力が抜けていて

リンゴにピッタリの曲「Act Naturally」などはメンバー全員が楽しんで演奏してるのが伝わってきます。

>モーリンと不倫をしていたと言われるジョージ

リンゴの浮気やアルコール依存もあったんですね?

>武道館ライヴの海賊盤

僕も初めて購入した時は嬉しかったです。もうレコードが下火(1980年代後半)の頃でしたが。

>税務署員の方と談笑しながら

まあそのあたりが用心棒さんの人徳でしょう。

>スクランブルエッグやらも変なタイトル

「このスクランブルド・エッグのように、僕らの愛は形を変えても愛であり続けるよ。」でしたっけ?
用心棒
2020年02月22日 11:06
こんにちは!

昨日に確定申告を済ませてホッと一息ついたこともあり、今朝はローリング・ストーンズ『アフターマス』、『レット・イット・ビー』の赤盤を聴きながら、溜まっていた本を読んでいました。

赤盤『レット・イット・ビー』は音色がとても豊かで、暗さを感じさせません。後に再発された時はもう解散した後なので、暗めに低音が響くようにカッティングされたのかなあと思ってしまいます。

サウンドとしてはアメリカのベル・サウンド製作の赤リンゴ盤に似た響きがしていまして、個人的には日本盤の中では一番気に入っています。

>Act Naturally
シングルA面で、B面がグループを代表する名曲『イエスタデイ』ですもの。名演に決まっていますwww

>浮気やアルコール依存
アルコール依存はいつまでも治らず、バーバラ・バックとも夫婦共々治療していますしね。

>1980年代後半
下火になったころに進めていれば、今ほど高額になっていなかったんですけど、当時はノイズレスのCDをみんな喜んで買っていましたものね。アーティストもCDしか出さなくなってしまい、責められません。

>形を変えても
何とでも良いように言えるのが生き残りの特権でしょう。もしジョンが存命ならば、アンソロジーその他のほとんどのプロジェクトは進んでいなかったでしょうし、リマスターもポールとジョンで揉めまくっていたでしょう。実際、リマスター音源のほとんどはベースとドラムが目立つようになった印象が強い。

ジョンとジュリアンでのデュエット曲など売れたかもしれませんし、チャリティ好きジョージと一緒に出て、ライヴエイドの目玉になっていたかもしれません。

ではまた!
蟷螂の斧
2020年02月23日 08:42
おはようございます。

>ロング・トール・サリー

僕はこの曲も最初はあまり好きではなかったです。でも名古屋のライヴハウスでビートルズのコピーバンド「40BUCKS」がこの曲を演奏した時の事。
「♪Gonna tell Aunt Mary 'bout Uncle John」の部分でドラム担当の人が気持ち良さそうにドラムを叩く。それを見てこの曲が好きになりました。
1966年8月29日。ビートルズの最後のライヴの最後のナンバーがこの曲。音源は残ってるけど、中途半端なところで切れてしまう。残念です・・・。

>もしジョンが存命ならば、アンソロジーその他のほとんどのプロジェクトは進んでいなかった

ジョンが「今更そんな野暮な事をするなよ。俺たちはもう解散したんだ。」と言いそうです。

>リマスター音源のほとんどはベースとドラムが目立つようになった印象

よくないいじり方、加工の仕方です。

>チャリティ好きジョージ

ジョージがチャリティを好む理由は?

>B面がグループを代表する名曲『イエスタデイ』

日本盤シングルのジャケットもいいですね。
用心棒
2020年02月23日 10:22
こんにちは!

>中途半端なところ
唐突に終わりますものね。一瞬どうしたのかなあと思いましたが、普通にテープ切れだったんですね。

>俺たちはもう
下手打つとCD化さえ拒んでいたかもしれません。

>加工の
昔の状態で商品化してほしいです。後からゴチャゴチャ音を変えられるのは最悪です。

>チャリティ
バングラデッシュの主催者ですもの。嫌いではないでしょうし、ジョンが来い!って声かければ、断れないでしょうwww

>ジャケット
写真の使い回しばかりですが、がんばって探していますね。

ではまた!
蟷螂の斧
2020年02月24日 09:15
おはようございます。

>とにかくファンならば楽しめます。

この文の下にある白黒写真。いいですよねー!まだ無名の頃のビートルズ。黒い革ジャン。ポールとジョージはマッシュルームカットになったけど、ジョンはまだリーゼントでいかにもグループのボス(親玉)という雰囲気です。「アビイ・ロード」の頃にジョンがあんな外見になるなんて誰が予想できたでしょうか(笑)。

>普通にテープ切れだったんですね。
蟷螂の斧
2020年02月24日 09:19
間違ってEnterを押してしまいました。すみません。

>普通にテープ切れだったんですね。

ある本に「モタモタしてるとファンに取り囲まれて四人が逃げられなくなるから、慌てて録音を止めた。帰る準備をした。」と書いてありましたが、それは嘘でしょう・・・(苦笑)。

>ジョンが来い!って声かければ、断れないでしょうwww

ジョージ「え~っ!ヨーコも一緒にステージに上がって変な曲を歌うの?」
ジョン「何だ!文句あるか~!」
ジョージ「いや、別に・・・。」
こんな感じでしょうか?
用心棒
2020年02月24日 21:07
こんばんは!

>ジョンがあんな外見
神父さんですねwww
葬儀屋と墓掘り人夫はすぐに集まるでしょう。
まさか死人よりも先に神父と人夫が亡くなるとは思いませんでした。
残っているのは死人と葬儀屋だけですね。寂しいはずです。

>慌てて録音
そんな訳ないでしょうwww
ただ取り巻きだったマルもニールもあの世でジョンの世話を焼いているでしょうし…。ジョージも子分のままでしょうから、憂鬱そうですねwww

>何だ!文句あるか~
ほぼジャイアンですねwwww
ジャイアンリサイタルと同じく、ジョンがひたすらロックを歌い続ける会はジョージには苦痛かもしれません。本当はインド料理が作りたいだろうに。

ではまた!





蟷螂の斧
2020年02月25日 07:52
おはようございます。今日はジョージ・ハリスンの誕生日でしたっけ?(24日説もあり)

>ポール死亡説

久々に思い出しました。ジョンは牧師、ジョージは墓堀り人夫、リンゴは葬儀屋、ポールは死者。

>マルもニールもあの世

マルは妙な最期を遂げました・・・。

>ジョンがひたすらロックを歌い続ける

でも、年食ってから初期の「Please please me」や「A hard day's night」を歌うジョン・レノンを見たかったです。

>『ヒッピー・ヒッピー・シェイク』

「レンド・ミー・ユア・コーム」もここで聞きたかった。
用心棒
2020年02月25日 10:14
おはようございます!

ジョンも撃たれましたが、マルも撃たれて命を無くしていますね。謎の事件です。

>年食ってから
若大将が今もあちこちの市民会館で歌ってくれる感じでしょうwww

>レンド・ミー・ユア・コーム
盛り上がりそうな曲がハンブルグ・ライヴのレコードにたくさん収録されていますね。

ではまた!
蟷螂の斧
2020年02月26日 19:55
こんばんは。

>盛り上がりそうな曲がハンブルグ・ライヴのレコードにたくさん収録

今カール・パーキンスの「Lend me your comb」を聞いています。
当時の若者たちはこの曲、この歌詞にワクワクしたのでしょうね。

>製作を世襲にするというのはなんだか奇妙に思えます

それと二代・三代と同じ職業に就かない方が良いという人もいます。

>アメリカ盤の『ラバー・ソウル』

アメリカ盤の「リボルバー」も評判悪いです!
用心棒
2020年02月27日 01:13
こんばんは!

いやあ、何でもかんでも中止になってきていますね。今週日曜日に行く予定だったラグビー・トップ・リーグもせっかく手に入れにくいチケットをなんとかゲット出来たのにまさかの払い戻しです…。

>ワクワク
ボーイ・ミーツ・ガールですなあ。最近、『アメリカン・グラフィティ』の二枚組レコードを手に入れたので、聴いてみましたが、なんだかとてもイイ感じで、若返るようですwww

とは言っても、今はデヴィッド・ボウイの1984年のアルバム『トゥナイト』を聴いています。ティナ・ターナーとのデュエットになっている表題曲が大好きで、昔一度LPを買ったのですが、再度オランダ盤のLPを手に入れて、ちょこちょこ聴いています。

カッティングが独特で、内周への切れ込み部分が異常に広く取られていて戸惑いました。前年の『レッツ・ダンス』と続けて聴くと懐かしいですよ。

>リボルバー
あれは本当に無意味な一枚ですね。ただ収録曲が減っていて、しかもあれだけいじくり回すのが大好きなキャピトルがこのアルバムに限って、なにひとつテイク違いがないので、「なんか、余計な事しろよ!」という状態です。マニアでも買う必要性がないです!

逆にイギリス盤はモノラル盤が二種類あります。最近は3万円を切るくらいですが、高い頃は8万円とかも見ました。

『アイム・オンリー・スリーピング』に関してはアメリカもイギリスもけっこうテイク違いが多く、マニアの財布を悩ませる頭痛の種ですねwww

ではまた!

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