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zoom RSS 『生ける屍の城』(1964)クリストファー・リー主演の隠れた佳作ホラー。

<<   作成日時 : 2014/08/09 16:29   >>

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 怪奇映画の老舗であるハマー・フィルム作品では有名な怪奇俳優、クリストファー・リーが主演していた作品の多くで彼は吸血鬼役を演じていました。しかし今回はマッド・サイエンティスト役での登場となります。

 クリストファー・リーのメイクが不気味でまるでくま取りのようで不自然極まりないが、さすがの迫力と説得感ですぐに慣れてくるから不思議です。

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<あらすじ>
 舞台となるのはナポレオンが失脚した後のヨーロッパのどこか辺境の地。追剥が跋扈する危険な状態だったころ、とある町で見世物一家がやってくる。彼らの芸は首つりショーという悪趣味なものだった。

 その様子を見守っていた謎の男は仕事がはけた後の彼らの親分ブルーノ(ジャック・スタニスロウスキー)にすり寄り、彼の主人ドラゴ伯爵の待つ城でのショーを破格のギャラで要求する。金に目がくらんだブルーノは一座の紅一点ローラ(ジャイア・ジェルマーニ)の止めるのも聞かず、ギャラでもめた道化の代わりとしてエリック(フィリップ・ルロア)を連れていく。

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 不気味な家来サンドロ(イイ味を出しています!)に案内され、ついにドラゴ伯爵の居城にやってくる一座の面々。途中、不気味な老婆と出会い、不吉な予言を聞かされ、一座の小人のポープはパンのお礼としてお守り(結果として特に役に立たない。)を貰い受ける。

 到着し、夕食を済ませてから、すぐに首つりショーの準備にとり掛かる一座でしたが、どうもブルーノ親分の様子がおかしく、酔っ払っているようです。それでも何百回も繰り返してきたからくりなので誰も特に気にも留めない。

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 そして始まる首つりショー。ルーティンワークのコントの後に首つりが行われるが、どうも様子がおかしく、普段ならすぐに紐を取り除き、何食わぬ顔であいさつするはずのブルーノがいつまでも絞首刑にあったままでピクリとも動かない。さすがに異変に気付いた一座でしたが、すでに彼は死んでいた。

 伯爵は取り乱す様子もなく、彼の遺骸を研究室に運ばせ、その日は眠りにつく。その後も奇妙な出来事は続き、逃げ出した道化が城に盗みに入るものの返り討ちにあい、サンドロに亡き者にされる。一座の仲間も次々に失踪し、いつの間にかジャイアとフィリップのみが残される。小人のポープも殺されかけるが、城から突き落とされるも藁の上に落ち、殺害されずに先の老婆に助けられる。

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 さらにフィリップも連れ去られ、ジャイアも毒殺されかけ、脱出を試みる。ポープも合流し、小さな体ではあるが、サンドロの追手を防ぐために自らを犠牲にしてサンドロを阻止する。しかしながら彼女は研究室に迷い込み、伯爵の真の目的を目の当たりにする。

 伯爵は特殊な医薬品を使い、人々の死の瞬間をそのままで保存するという恐怖の死体コレクションを陳列していたのです。貴婦人や貴族のような身なりの男性たち、捕まえた強盗、ブルーノ親分、そして自分の妻までを殺害し、蝋人形の館のように人体を収集している。

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 すべてを知られた伯爵はフィリップと戦い、警官が来ても権威をかさに罪を擦り付けようとするが、老婆が現れ、もみ合ううちに自分に秘薬を注射してしまい、硬直化して死を迎える。警官たちも事実を察し、一座の生き残りの三人を解放する。

 まあ、だいたいこんな感じです。大昔はテレビでやっていましたが、さすがにモノクロ映画の需要はないようで、しかもCSでも放送されなかった(10年くらい追いましたが、見つけられず。)ので、諦めかけていましたが、なんと980円という廉価版DVDが発売されたのを機に久しぶりに見ることが出来ました。

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 映像としては正統派ホラーの一遍であり、構図や影の使い方がいかにもな定番的構図を多用し、クリストファー・リーも出ているので、ホラーかくあるべしという安定感抜群の出来栄えです。ハマーほどの予算が掛けられなかったのか、お城のセットが安っぽい感じは否めない。それでも楽しく見られるので、ホラーマニアにはたまらない作品だと思います。

 また警官役と老婆役でキーファー・サザーランドの父親、ドナルド・サザーランドが出てきます。製作はフランスとイタリアの合作ですが、セリフは英語です。なんだかややこしいですね。イタリア映画の場合、英語でしゃべっても上手い具合に吹き替えられるので、とくに気にしないで良いのでしょうね。

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 ちなみに原題は「CASTLE OF THE LIVING DEAD」ということで、もしかしたらゾンビ映画ファンが間違えて購入してしまうかもしれないと思い、あえてあらすじを書いておきました。

 クリストファー・リーは息が長い俳優さんでピーター・ジャクソン監督の『ロード・オブ・ザ・リング』にも出演していましたが、たぶん彼の主演作が好きだったピーター・ジャクソンが出演を熱望したのでしょうか。クリストファー・ジャクソンからのピーター・ジャクソン繋がりで、次回は彼の初期作品の『バッド・テイスト』を書いていきます。

総合評価 68点


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