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zoom RSS 『シャイン・ア・ライト』(2008)ストーンズの円熟したライヴ。ロックなお爺ちゃんは今も元気!

<<   作成日時 : 2014/02/28 00:19   >>

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 ローリング・ストーンズのライヴ映画でまだ書いていなかったのが比較的最近の彼らを扱った『シャイン・ア・ライト』でした。

 2008年製作ですので、ミックもキースもすっかりオジイちゃんになり、ビル・ワイマンがいなくなってからでも十年以上も経っています。

 ハル・アシュビーが監督した『レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー』を観に行った頃、中学生だったぼくもいつのまにやら、四十代になっています。

 今回はマーティン・スコセッシが監督を引き受けたと聞いたとき、セカセカした彼が撮るのなら、スピーディーに見えるかなあというイメージがぼんやりと頭に浮かびました。

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 またライヴ映画が発表されると知ったときは正直言って、何を今さら見せたいのかが分かりませんでした。かなり否定的な考えが大勢を占めていたので、なかなか記事にすることもなく、気が付けば、五年以上が経っていました。

 ストーンズ相手になんと呑気で悠長な接し方をするようになってしまったのだろう。1980年代最後のアルバム『スティール・ホイールズ』を聴いたのを最後にまともに彼らの新作を聴かなくなっていました。

 『ブードゥー・ラウンジ』は一回しか聴いていないし、そのあとはタイトルすら記憶にない。『アンダー・カヴァー』はLPレコードを購入し、その後CDに買い換えましたが、そこから先のアルバムは『ダーティ・ワーク』以降、もともとCDのみの発売だった『スティール・ホイールズ』しか持っていない。

 新作が出ても、結局のところ、家で聴くのは『スティッキー・フィンガース』『ビッグ・ヒッツVOL.1(2も!)』『アフターマス』や『ガット・ライヴ・イフ・ユー・ウォンテッド』の中から選んでいます。

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 そんな状況でこの『シャイン・ア・ライト』を観たときはあんまり響きませんでしたが、つい先日、CSで放送があったので、『コックサッカー・ブルース』を書くための参考にと再度見ました。

 言うまでもなく、全盛期には遠く及びませんが、これはこれでなんとも言えない、ほうじ茶のような深い味わいの円熟味があります。

 ゲストで登場してくるクリスティーナ・アギレラが可愛いらしいお嬢ちゃんに見え、デュエットしているミックが孫娘と一緒に楽しそうに歌うエロいお爺様にしか見えない。

 しかしまあ、メンバー全員の顔には深くシワが刻まれていて、それだけ時間が経過していると思うと、昔よく聴いていた者からするととても感慨深い。

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 はじめてストーンズを聴いてから、もうすでに三十年以上が経っています。数年前にツアー前のキースが自宅でケガをしたのが原因でツアーが中止になるかも知れないというニュースを見た記憶がありましたが、もうワールド・ツアーとかはさすがに辛いだろうと思っていたら、つい先日、来日してツアーを行うというニュースが流れていました。

 二十年くらい前、ロッド・スチュワートは椅子に座って、歌いながらステージをこなしていましたが、ミックもキースも元気に立っていますし、ふらふらしながらも、かなり動き回っています。

 そんな彼らを見ているだけでも十分でしょう。ただもしロン・ウッドやチャーリー・ワッツがストーンズから解放されていたら、またひと味違った活躍をしていただろうと思うと、そこらへんは残念な気がする。

 <収録曲>

1. 『ジャンピン・ジャック・フラッシュ』 オープニングは『アンダー・マイ・サム』じゃないんですね。昔、アナログのドーナツ盤を持っていましたが、B面は『チャイルド・オブ・ザ・ムーン』でした。ストーンズらしい、どす黒さ全開のナンバー。

2. 『シャッタード』 ハル・アシュビー『レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー』でも演奏されていました。アルバム『スティル・ライフ』にも収録されていたはずです。

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3. 『シー・ワズ・ホット』 1983年発売のアルバム『アンダー・カヴァー』収録のナンバーで当該アルバムからのシングル2枚目(一枚目は『アンダー・カヴァー・オブ・ザ・ナイト』)。かなり斬新なアルバムで、80年代のアルバムでは一番好きです。映画の中で『トゥー・マッチ・ブラッド』を演奏するかしないかでスコセッシが話していたので見られるかと思っていたので、ちょっぴり残念です。

4. 『オール・ダウン・ザ・ライン』 ストーンズらしい曲で多くのライヴで演奏されています。『コックサッカー・ブルース』にも収録されています。

5. 『ラヴィング・カップ』 大昔の曲ですが、ここではジャック・ホワイトとの共演を果たしています。彼はメンバーよりもかなり大きいですね。

6. 『アズ・ティアーズ・ゴー・バイ』 60年代の懐かしのナンバーです。ミックが照れくさそうにこのナンバーを観客に紹介する様子が微笑ましい。

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7. 『サム・ガールズ』 数年前に『サム・ガールズ・ライヴ・イン・テキサス』が上映された時には久しぶりにフィルム・コンサート感覚で観に行きました。

8. 『ジャスト・マイ・イマジネーション』 このナンバーもよく演奏されますね。

9. 『ファー・アウェイ・アイズ』 地味ですが、ライヴの定番曲でもあります。『ミッドナイト・ランブラー』なんかもやって欲しかったです。

10. 『シャンペン・アンド・リーファー』 バディ・ガイとのコラボ。

11. 『ダイスをころがせ』 『メイン・ストリートのならず者』からのナンバーであり、もっともストーンズらしい曲の一つ。

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12. 『ユー・ガット・ザ・シルヴァー』 この映画では多くの曲の途中でインタビューが入ります。こういった演出はファンからすると不評でしょうが、聞いていく質問内容がファン心理を分かっていて、たとえばキースとロンに別々に「あなたと彼ではどちらがギターが上手いですか?」という意地の悪い質問をするが、キースは「どっちも下手くそだけど、一緒にやれば最高なのさ!」というファンの心が熱くなる答えをくれたりします。

14. 『コネクション』 キースが歌う『リトル・T&A』が販売用の特典映像としてDVDに収録されているようなのですが、映画本編ではこちらがかかる。金銭がらみなんでしょうね。

15. 『悪魔を憐れむ歌』 『ギミーシェルター』や『ワン・プラス・ワン』など死の臭いが漂う映画に収録されているナンバーです。ブライアン・ジョーンズが痛々しい姿で映っていました。

16. 『リヴ・ウィズ・ミー』 クリスティーナ・アギレラがミックとともに歌う。ミックもキースもデレデレしていて、見ていて楽しくなります。孫娘とパーティで一緒に歌っているみたいです。

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17. 『スタート・ミー・アップ』 『刺青の男』を代表するナンバー。今回の来日時にも演奏されていたようです。

18. 『ブラウン・シュガー』 ライヴには欠かせないナンバー。「コカイン最高!たまんねえぜ!」と叫ぶミックは何度見てもカッコいい。

19. 『サティスファクション』 一般の人が知っているストーンズ・ナンバーといえば、やっぱりこれなんでしょうね。

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20. 『シャイン・ア・ライト』 「ライトを照らせ」という邦題がつけられていますが、「照明を当てろ!」のほうが映画的にはしっくりするのではないか。びっくりマークをつけて『黒くぬれ!』みたいにしてほしかった。

 2008年製作ということもあり、音響がかなり向上していて、カメラワークも撮るべきところをしっかり押さえているので、見る側からするとよく出来ているのではないか。メンバーがどう思っていたかは別問題で、なかなかセット・リストを渡してこないミックに苛立つスコセッシの姿が捉えられている。もともとせかせかしているのが、さらにイラついています。

 総合評価 73点



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