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zoom RSS 『ライオン・キング』(1994)ジャングル大帝との類似点ばかりが騒がれましたが…。今は廃盤!

<<   作成日時 : 2011/04/19 00:54   >>

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 ディズニー作品『ライオン・キング』は日本が世界に誇る、偉大なるクリエーターである故・手塚治虫の名作『ジャングル大帝』に酷似していたため、当初はパクリ疑惑などのダークなイメージがあり、興味本位なマスコミでかなり叩かれてました。ニュース等でも流れていましたので、覚えている方も多いでしょう。

 それでも作品は在り来たりではありますが、主人公シンバの苦難と成長を描くなど、しっかりと正統派の物語展開で、傑作とまでは言えないものの公開当時から人気があり、ビデオ・レンタル及びDVDレンタルでも貸し出し中が多く、なかなか借りることが出来ませんでした。

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 その後、劇団四季のミュージカルでも採り上げられ、そのミュージカルが好評だったこともあり、『ライオン・キング』は安定した人気を保ち続けました。ぼくらの持つイメージもディズニーの映画よりも、劇団四季のシンバや動物たちのイメージの方が大きくなってきています。そのイメージをさらに決定的なものにしたのは“めちゃイケ”でのナインティナインの岡村隆史でした。

 去年、久しぶりにこれが見たくなり、TSUTAYAに借りに行ったところ、OVA続編の『ライオン・キング2/シンバズ・プライド』と『ライオン・キング3/ハクナ・マタタ』はディズニー・コーナーにありましたが、最初の作品である劇場版『ライオン・キング』は置いていませんでした。

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 まあ、借りられすぎて磨耗してしまい、今は欠品しているのかなあと思い、近所のレンタル屋さんをくまなく回りましたが、どこへ行っても一本も見つかりませんでした。もしやと思い、Amazonで検索すると案の定、すでにDVDが生産中止になっていました。

 ヤフオクで調べると、それほど高額にはなっていませんでしたが、定価以上で落札するのもなんだか癪なので、個人所有の美品のビデオをターゲットに落札して、久しぶりに自宅でこの作品を見ました。

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 どうしても『ジャングル大帝』と比べてしまう方もいるでしょうが、割り切って別物として見ていました。まあ、大昔に『ロボ・コップ』が出たときには「ギャバンじゃねえか(怒)」と毒づきましたが、輸出したのだと言い聞かせました。

 よって、この『ライオン・キング』も手塚治虫の出汁を使った別の料理なのです。実際にこれしか知らなければ、特に問題なく映画を楽しめるでしょう。ただ気楽に見ることは出来るのですが、深みはないのは残念です。

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 また『ジャングル大帝』を知っていて、「レオ!レオ!パンジャの子!〜♪」のオープニングが耳にこびりついたぼくでも楽しめました。そもそもアニメの大元になるのはミッキーマウスなのは誰もが認めるでしょうから、すべてのアニメにはディズニーのDNAが息づいているとも言える。

 そう思えば、親に似るのはDNAや遺伝上は当たり前なので、さらに子どもが親の良いところを大いに見習っていれば、なんとなく見覚えのある優秀な子供が出来るでしょう(笑)

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 最近ワイドショーで中国のガンダムが酷評されたのはダサダサでグダグダだったからで、カッコ良かったら、もっと違う反応があったのかもしれません。

 『ライオン・キング』に戻ります。画は今ではとんと見かけなくなってしまったセル・アニメなので、ぼくら世代にはCGよりも親しみやすい。

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 この映画が公開された翌年にCG作品『トイ・ストーリー』が大成功して、アニメ映画のスタンダードになるほんの手前の端境期の作品と言えるのがセル・アニメ全盛期、言い換えれば手塚治虫の全盛期だった『ジャングル大帝』との類似が指摘された『ライオン・キング』であったことはなんとなく個人的に興味深い。

 作品の内容は結構ダークで、叔父の謀略などが描かれていて、大人でもけっこう素直に楽しめるのではないか。人間と動物との対立、つまり暗に人種問題を盛り込んだ『ジャングル大帝』に比べれば、どうしてもこじんまりとした印象を受けるが、物語そのものはきちんと纏まってはいる。

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 社会での差別や被差別の寓話である手塚治虫作品の方がテーマとしては深いが、今こういうテーマをディズニーがやるのは難しいのでしょう。『ダンボ』でコンプレックスを、『バンビ』で自然破壊を扱ったディズニーが今ではそういった深刻なテーマに挑まなくなってしまったのは昔から観てきた者とすると、なんだか歯がゆく思います。

総合評価 65点


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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
あたしは 手塚治虫さんのファンとして ライオンキングは、ゆるせません
ピノコ
2012/04/01 22:40
 こんばんは。

 あついですね。『ジャングル大帝』は素晴らしい作品で、子どもの頃、再放送でずっと楽しみに見ていました。『ブラックジャック』『リボンの騎士』などは今でも好きですよ。

 ディズニーやハリウッドはとても傲慢で、アイデアを無断借用しても平気な顔をしているくせに、自分たちの権益が侵されそうになると法的処置をとってくる最低な連中ですね。

 いつまでミッキーマウスを特別扱いして著作権で守り続けるんでしょうかね。

ではまた!

ではまた!
用心棒
2012/04/03 00:53
まぁ何かを見下したり、まともな根拠も述べずにパクリで叩くのは手塚ファンとしてもディズニーファンとしても人間としてもあるまじき行為だと私は思います。
怒りに任せた文章なんて誰も読みたくないですから。


あとライオン系の作品が少なすぎるのも批判が集中した原因ではないでしょうか。
正直きちんと中立の立場で検証する人も少ないのも残念です。
たいてい
2012/06/21 12:14
 こんばんは。
 両方とも楽しい作品だと思います。小学生のときに見た、再放送の『ジャングル大帝レオ』は懐かしいですし、毎日楽しみにしていました。

 若い頃は批判的に見ることもありましたが、どうせ見るなら楽しく見ようよという考えが大きくなってきました。

 ではまた!
用心棒
2012/06/22 00:40
あはは。
ジャングル大帝は、バンビのパクリですよー。
手塚治虫氏は、アトムでも、火の鳥でも、欧米作品からヒントを得て描いている物が多いです。
パクリは許せない、と言った論調は、手塚治虫氏を否定することに繋がりますから、気をつけたほうがいいと思いますよ。
ぷー
2014/01/23 00:52
 こんばんは。

手塚さんはディズニーや欧米のアニメが大好きだったそうですし、それが昂じて虫プロを設立して自社制作アニメを作ろうとしたと聞いております。

アニメに限らず、すべての新作は過去作のDNAを引き継いでいると思いますよ。

なんにせよ、出来が良いのを見たいですね。

ではまた!
用心棒
2014/01/24 01:02

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