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zoom RSS 『灰とダイヤモンド』(1957)規制が多い東側陣営下で撮られた、反逆の青春映画。

<<   作成日時 : 2009/12/04 01:39   >>

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 ぼくらはずっとアメリカの加護のもと、国防やら仮想敵国などという観念をまるで持たないまま大人になりました。マスコミも自衛隊や国防を唱える政治家を危険視するなど、もっとも平和ボケした巨大権力として21世紀になってもわが国で君臨している。このようなボケた世界しか知らない日本国民にはアンジェイ・ワイダが住んでいるポーランドという国は理解できないのではないだろうか。

 この国は四方八方を強国に囲まれて、それらの国の栄枯盛衰がそのまま圧し掛かってくるという最悪の立地条件で暮らしているのだ。フランス、ドイツ、ロシア、ローマ帝国、元、オスマン・トルコと歴史に名だたる大国は常にチェコのあるボヘミア盆地やポーランドを通って戦争をしに行く。位置的にポーランドは緩衝地帯というか、侵略者の「道」として機能していたのです。

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 ハウスホーファーやマッキンダーで有名な地政学でも世界支配のテーゼがあり、要約していくと「ボヘミア盆地(チェコ)を制するものはハートランド(ウクライナなどロシアの内陸部)を制し、ハートランドを制する者は世界島(ユーラシア大陸)を制し、世界島を制する者は世界を制する」というものです。自らが繁栄するためだけの生存圏の思想もあり、侵略者が事を始めるときの第一歩目がチェコやポーランドへの侵攻だったわけです。

 この辺の事情を頭に浮かべながら、この映画を見ていくと、ドイツの侵攻の意味、そしてロシア(ソ連)軍がなぜ対岸まで来ているのにポーランドの愛国者たちを見殺しにすることに決め、またカティンの森で将来の自軍の支配にとって邪魔なポーランドの精鋭たちを虐殺したかが分かる。

 ちなみにアンジェイ・ワイダの父はこのとき、つまりカティンの森の虐殺に巻き込まれ、絶命している。親を殺された彼がどういう気持ちで映画を制作してきたかは余人には計り知れないが、家族を奪われた恨みは決して消えることがないであろう。その気持ちを70年近くを経て、ようやく具体化したのが2007年の『カティン』だったのかもしれない。

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 ロシア(ソ連)は自分がポーランドを支配していた時期にカティンの虐殺を行っておきながら、すべてをヒトラーの責任として第二次大戦後から擦り付けてきましたが、ソ連崩壊後に全部ばれてしまいました。本質的にロシアの中枢は欺瞞に満ちていて、しかも暴力的という伝統を持つ。けっして変わらない彼らの本質と歴史を分かった上で対応していかねばならない。

 国がでかいだけでのさばってきた輩はきめ細かいセンスなどはなく、弱者を叩き、物資を巻き上げることで歴史と日々の暮らしが成り立ってきているのですから、利益があるうちは利用しようとするだろうが、それがないと分かれば、すべての約束を簡単に齟齬にする手合いである。

 常に足元を見ながら脅しをかけてくる輩を信じてはならないし、そういった共産主義者の擁護をしているマスコミを信じてはならないのはもちろんである。何が正義で何が悪だというのは断定できないが、芸術家や一般市民がモノを言えなくなるような国は人民の敵である。

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 さて、この映画が製作されたのは1957年でしたが、アンジェイ・ワイダ監督がもっとも苦労したのは作品の製作そのものではなく、社会主義国家では必ずある言論や表現の弾圧と検閲でした。脚本の審査をまずはパスせねば、製作まで漕ぎつけられませんし、いざ撮影が始まると、次は“編集者”という名の検閲官が逐一上層部に報告し、反体制的な言動や映像を取り締まっていく。

 これは当時、監督のアンジェイ・ワイダをはじめ、ロシアに抑圧されていたポーランドの若い世代にとっては反体制映画であっただけではなく、破滅的な生き方を描き出した青春映画でもあった。彼のサングラスの意味は『地下水道』を観た人々ならばすぐに理解したでしょう。

 この映画での主人公のサングラス、戦死者の鎮魂のために火をつけられた5つのグラス、解放を告げるはずの偽善的な花火、疲れ果てて家路に着く街の有力者たちのうつむいたような空虚な姿、抱きついて果てる共産党幹部、血染めのシーツ、そしてゴミ溜め場での壮絶な最期など映画的に強く印象に残る。

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 また『地下水道』でのラストで、川向こうで駐屯したまま、決起者の皆殺しを見届けようとしている共産ロシア軍への大いなる怒りを深く心の底で爆発させていたように、ここでも解放のはずなのに、街中を闊歩する戦車やスターリンの巨大な肖像などがポーランドの戦争が未だに終わっていないことを観るものに訴える。

 かつてゴダールは『映画史』で「数億人が『見知らぬ乗客』のライターを知っている。」と述べましたが、『灰とダイアモンド』に出てくる上記の映像も強烈にインプットされていることでしょう。アンジェイ・ワイダの製作現場では常に検閲との見えざる戦いがあり、表現方法について最適なやり方を模索する日々が八十年代後半まで続きますが、圧力があればあるほど、規制が強ければ強いほど表現方法が磨かれていく。

 この映画の中でも興味深い撮り方がいくつもあり、左右のバランスをわざと崩したような違和感のあるカットや、同じく左右の遠近感を生かした個性的なカット、また手前と奥の方を画面の中心で切り、それぞれの芝居を同時に行わせるような撮り方はまるで分割画面のようでもあり、そのアイデアの豊かさに驚かされる。

 こうした撮り方はポランスキー監督の初期作品、たとえば『水の中のナイフ』でもよく見られた構図でもあります。ポーランド独自の感覚なのでしょうか。画面作りの違和感が個性となるのは興味深い。

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 「松明のごとくわれの身より火花の飛び散るとき われ知らずや、わが身を焦がしつつ自由の身となれるを もてるものは失わるべきさだめにあるを 残るはただ灰と、嵐のごとく深淵におちゆくカオスのみなるを 永遠の勝利の暁に、灰の底深く燦然たるダイヤモンド横たわらんことを」と長い引用になりましたが、これは劇中にも出てくる言葉であり、当時の熱い若者のたぎる血や愛国心を言い当てたものなのだろうか。

 祖国が短期間に二度の侵略と支配を受ければ、人間性が屈折していくのは当然であり、何事もなかったように暮らしてはいても、心の中は忸怩たる思いと焦燥感、そして挫折に打ちひしがれていた若者は多かったであろう。そういう若者の純粋な思いにつけ込み、番犬のように使い、自らの地位を固めようとする者もいたであろうし、反政府組織にしても、地位の高い者は自分の隠れ家を保持しながら、若い者を鉄砲玉として命を散らせるための命令を下す者もいたであろう。

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 つい数年前も問題作品『カティン』を発表して健在を示した、ポーランドの名匠、アンジェイ・ワイダ監督の代表作である『灰とダイヤモンド』には記憶に残っている多くの名シーンがありますので、その中のいくつかについて書き連ねていきます。

 まずは多くの重要なシーンが目白押しの印象的なバーでのやりとりから。マチェック(ズビグニエフ・チブルスキー)とアンジェイ(バクラフ・ザストルジンスキー)はドイツ降伏に沸き立つ、まさにその日の夜、2人で入ったバーで飲み始めていくが、しばらくするとマチェックは飲む者のいないグラスを5つ用意して、終戦に浮かれる周りの酔客を尻目に、それらのグラスにウォッカを並々と注いでいく。

 これは傍目には戦争時に亡くなってしまった親しい人々に対しての鎮魂の杯のように見えるが、実はそう単純ではなく、ワルシャワ蜂起時に、祖国のために命を捧げた愛国者であった仲間たちへの深い追悼と彼らを見殺しにした共産ロシアへの怒りを暗喩していました。

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 後々のポーランドへの支配を渇望していたロシアにとっては大戦後、国中に独立心と愛国心に満ちた、血気盛んな若者たちの存在は侵略の邪魔にしかならない。彼らの意図は『地下水道』のラスト・シーンで明らかなように、支配下に置いたときに反抗勢力になりかねない人々を見殺しにして、ヒトラーの軍隊に砕氷船の役割を担わせることでした。

 その目論見は見事に当たり、ロシアの望むとおりになりました。こうしてロシアの統治が始まると、ロシアへの批判は御法度になり、映画も大きな制約を受けるようになりました。歴史的に見ても、カティンの森の虐殺や日和見に終始したワルシャワ蜂起などについての真実はロシアにとっては非常に都合が悪いため、すべて闇から闇に葬り去るか、ナチスの責任に転嫁しました。

 終戦後も独露間で責任を擦り付け合いましたが、ペレストロイカを経て、共産ロシアが崩壊するまで、彼らはその責任と現実を無視し続けました。

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 もちろん親族や家族を失った者はその欺瞞にはらわたが煮えくり返りそうになっても、表立った批判は出来ませんでした。こうした圧迫や規制に対応するため、ワイダは台詞ではなく、捨てカットのような映像に注意深く本音を映像に潜ませて、真実とポーランド人の感情を語りました。

 言葉には表せないことを映像のみで、さりげなく語らなければならなかった苦労は西側で映画を撮っていた監督には想像出来なかったのではないだろうか。事情や歴史をまったく理解していない若い観客にはこの映画は平坦でヌルい印象を与えるかもしれない。しかしこの映画が撮影されたのは共産ロシアの支配下なのだ。

 下手をすると反逆罪で簡単に殺される体制下で撮られたものなのだ。命懸けで、出来る範囲を若干オーバーしながら撮られた映画なのである。そこらへんを解った上で話さないととてもトンチンカンな物言いになってしまう。

 ただしこの映画の真の主人公マチェック(ズビグニエフ・チブルスキー) が数十年の年月を超えて、いまだに魅力的なのはテロリストとしての彼だけではなく、恋に目覚めて、生きる意味を模索しだした悩める青年像を観客に示したことも大きい。反体制派の殺し屋として強く見えても、心の中では同世代のごく普通の青年たちとなんら変わりのないキャラクターだったからこそ、彼は強く心に残るのだ。

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 バーでは、反政府運動に何の疑いもなく身を投じていたマチェックが、これからの人生を生きていく意味を見いだすきっかけとなった酒場を切り盛りする同世代の女性(エヴァ・クジジェフスカ)との出会いもあり、このシーンもまたマチェックの人間味に深さを加える上で重要なものになりました。

 他人、それも大人の女性との触れ合いを通して、自分が他者にとっても必要なのだ、また自分にとっても女性の存在が必要なのだと自覚するようになると、国という抽象的な大事なものと女性という具体的な大切なものとの板挟みに陥っていく。

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 国を会社に置き換えても良いでしょうし、女性を家族に置き換えても良いでしょう。ワルシャワ蜂起以降、一匹の過激なテロリストでしかなかった彼はこの女性との出会い、そして冒頭で、誤って殺害してしまった労働者たちの遺族の悲しみや、埋葬される前の教会(価値観の転換を見せられるようにキリスト像が逆さまにぶら下がっている。)で安置されている彼らの遺体をみることで自分たちが正しいと信じていたことの結果を見せつけられる。

 その後の幹部暗殺シーンも50年代映画屈指の名シーンであろう。命の意味をはっきりではないが、漠然と考え出した彼ではあったが、組織的テロリストの実行犯として、再び銃撃手としての役割を担う。銃撃後に象徴的な二人が抱き合うシーンがある。

 体制と反体制という違いはあるものの元は両者ともに愛国者としてポーランドのために命をかけた人々である。なぜ殺し合わねばならなかったのか、そうさせた社会主義という思想はそれほど重要で崇高な価値観だったのであろうか。終戦を告げる花火は新たな闘争の始まりを告げるサインにも受け取れる。

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 追う者から追われる立場となったマチェックは風が爽快に流れる清清しい早朝、逃亡するために駅へ向かう途中、官憲に追われ、銃撃され、なおも逃げる途中に清潔になった洗濯物のシーツに彼が撃たれたことを染め抜いた。真っ白なシーツはこの国の歴史が戦争が終わっても、若者の血を要求することを暗示するようにも思えました。

 そしてラスト・シーンとなるゴミ溜め場での痛みを伴う絶命の下り。共産党幹部がこれを見れば、反政府運動に走る者の最期はこうなるのだということになる。しかし大多数の観客にとってはこのラストは感情移入してきた主人公が官憲の手によって、惨めな死に方をせねばならなかったことに対する憤りを表す。双方にとって最適なラストを作り出したワイダ監督はやはりタダモノではない。

 ゴミ溜めのなかで、耐え難い痛みに身をよじる彼を見て、虫けらのように息絶える彼を見て、今の若い人たちはどう思うのだろうか。共感するのか、もしくは反発するかというようなストレートな態度を持つ人とはぼくは話が出来る。しかしながらこの悲惨な最期を見ても、何とも思わず、当時の状況などを想像することすら出来ない者とは何も語ることはできない。まあ、向こうもこっちと話したくもないだろうが。


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「灰とダイヤモンド」〜アンジェイ・ワイダ「抵抗三部作」からB
POPIOL I DIAMENT 1957年/ポーランド/102分 ...続きを見る
寄り道カフェ
2009/12/30 20:09
「Z」
Z 1969年/フランス・アルジェリア/126分 監督: コンスタンチン・コスタ=ガヴラス 製作総指揮: ジャック・ペラン/アーメッド・ラシェディ 原作: ヴァシリ・ヴァシリコス 脚本: ホルヘ・センプラン/コンスタンチン・コスタ=ガヴラス 撮影: ラウール・クタール 音楽: ミキス・テオドラキス 出演: イヴ・モンタン/ジャン=ルイ・トランティニャン/ジャック・ペラン/ベルナール・フレッソン/イレーネ・パパス/ピエール・デュ/フランソワ・ペリエ 地中海に近いとある... ...続きを見る
寄り道カフェ
2009/12/30 20:11
来年も良き年でありますように……
今日から冬休み。 ...続きを見る
寄り道カフェ
2009/12/30 20:11
「世代」〜アンジェイ・ワイダ「抵抗三部作」から@
9月のNHK・BSはなんと充実していることか! イタリアのルキノ・ヴィスコンテ監督の初期作品に続き、ポーランドのアンジェイ・ワイダ監督の「抵抗3部作」といわれる「世代」 「地下水道」 「灰とダイヤモンド」 そして戦後社会を描いた「大理石の男」が放映された。 未見作品だったワイダ監督の初監督作品「世代」の放映は嬉しい。 今回の放映では「アンジェイ・ワイダ自作を語る」という5分程度のコーナーもあり、作品あるいは製作の背景などが語られていて、いくつか興味深い話もあった。 深夜には小津安二郎監督... ...続きを見る
寄り道カフェ
2009/12/30 20:16
「地下水道」〜アンジェイ・ワイダ「抵抗三部作」からA
KANAL 1956年/ポーランド/96分 ...続きを見る
寄り道カフェ
2009/12/30 20:17
来年も良き年でありますように……
今日から冬休み。 ...続きを見る
寄り道カフェ
2009/12/30 20:17
映画評「灰とダイヤモンド」
☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1957年ポーランド映画 監督アンジェイ・ワイダ ネタバレあり ...続きを見る
プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]
2016/10/28 08:08

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コメント(24件)

内 容 ニックネーム/日時
用心棒さん、こんにちは。
素晴らしい記事のアップをありがとうございました。
映画が社会的な文化であることを改めて感じ入っているところです。
それにしても、わたしにはあまりに想像力が貧困で、ワイダは好きなのですが、記事に取り入れることがなかなか出来ません。
人にとって最も大切なものを守ることを許さずに成り立つ社会など、崩壊するのが当たり前で、決して許されないことは歴史が証明しているわけですが、問題は、その犠牲になった者にどう償うのか、だと思います。これは本当に困難なことです。
では、また。
トム(Tom5k)
2009/12/05 11:47
 こんばんは!
 理想の社会とはどういうものであろうというのは誰でも一度は考えたことがあるのではないでしょうか。難しいといえばそれで終わってしまうし、やろうとすればとんでもない艱難辛苦が降りかかってきそうですしね。

 社会主義も政権を取るまでは理想の社会の実現のために機能するかと思われましたが、結果がどうだったかは歴史が証明していますし、資本主義の末路がどうなるかは今から証明されていきそうですね。

 個人が国家とか民族といったものに頼らずに生きていくにはそれ相応の覚悟と物事を見る基準、言い換えればモノサシが必要になってきますね。それは信念なのか宗教なのかはまだ分かりません。

 20世紀初頭の人々にはアナキズムやファシズムやコミュニズムがありましたが、21世紀初頭の我々には何も道しるべがないのも不思議ですね。

 ではまた!
用心棒
2009/12/05 22:46
「灰とダイヤモンド」を検索すると、今やGLAY....いえ、別にいいんですけど。
去年だったか、ワイダ監督のドキュメンタリー番組を見ました。祖国に踏みとどまって映画製作し続けるその姿勢を本人のインタビューと共に綴るものでした。マチェクを惨めに死なせる事でこの映画の検閲をパスしたそうです。
ミーハーな事言えば、もうマチェクに感情移入しまくって、あのジャケットいいなあ、ほしいなあと探し回ったりしました。結局何色だったんでしょうかね?
そのズビグニエフ・チブルスキ自身も目が悪かったのだそうで、それが不慮の事故死につながったと聞いています。
さて、腹立つのはこの映画DVDが出てない事です。てかワイダ作品はどれもDVDになってません(ポーランド語の翻訳難しいのか?)そして「カチンの森」もどうにか日本公開にこぎつけられたけど、東京はあの岩波ホールでの上映のみ。シネコンでは上映してくれなさそうですね。
garagie
2009/12/13 23:46
 こんばんは!

>腹立つのはこの映画DVDが出てない事
そうなんですよ!だから僕は衛星放送やスカパーのシネフィル・イマジカの放送は常にチェックしてるつもりですが、なかなかすり抜けていってしまいます(笑)

20世紀の見るべき映画の一本に入れて良い作品ですよね。あのカッコよさは尋常ではないので、青春映画としても十分な価値があり、マチェックは永遠だと思っています。

>「カチンの森」
おそらくはワイダ監督の具合が悪くなるか、亡くなるまではDVD化もないのでしょうね。なんとかイマジカに頑張ってもらって、放送に漕ぎつけて欲しいですね。

ではまた!
用心棒
2009/12/14 20:26
記事内容とまったく関係なくて恐縮なのですが、
成瀬巳喜男監督や川島雄三監督の作品のレビューもぜひお願いします。
eye
2009/12/16 11:50
 eyeさま、こんにちは!

>成瀬巳喜男監督や川島雄三監督
そうですね。そう言われてみると、川島監督は『幕末太陽傳』を一本記事にしたぐらいでした。川島作品は家に10枚以上DVDが重なったままになっています(笑)

そしてご指摘の通り、成瀬監督のはまだ一本も書いてませんでした(笑)機会があれば書いてみますね!

書かねば!という監督が小津、溝口、黒澤、成瀬、山中、川島、市川と大勢残っていますし、フェリーニ、ウェルズ、ヒッチコック、トリュフォー、エイゼンシュテインらの作品も見たままになっていて、書くまでには至っていませんねえ。筆不精を痛感しております。

何とか時間を工面して、書いていきますので、また感想をいただければ幸いです!

ではまた!
用心棒
2009/12/17 16:07
今日から仕事は冬休み。12月になってから夏の疲れが出たんでしょうか。免疫低下状態でぐずぐずとしておりましてご無沙汰です。山中貞雄作品もお正月にじっくりと観ようと未見です。
アンジェ・ワイダの抵抗3部作が以前NHK・BSで放映されていて、見る機会がなかった「世代」もみれて貴重な放映でした。本作も含め、彼らが時代に反応し抵抗し闘ったのか、あの時代の若者達の姿が、時代に翻弄された彼らの若さが痛い。
戦乱が続き、目的を失ったまま欲望のままに殺人を犯す今の世の中をみると、彼らの死はなんだったのだろう、無意味だったのかと思えるほどに、エゴのままに動く現代社会や国家をみていると、ワイダが描いたものは、決して古臭くはなく、むしろ忘れてはならないものとして警鐘のようにさえ思います。だからこそ観るたびに彼らの死が痛い。抵抗三部作TBします。それから「Z」も。この放映も貴重。録画ミスは歯軋りですよね。「告白」も放映して欲しい。それから年末のご挨拶も。
今年は伏見のお喋りも楽しかった。来年もまた大いに刺激をお願いしますね。良いお年を!
シュエット
2009/12/30 20:09
追記
「カティンの森」もうすぐ公開ですね。
あと観たいのが「誰がため」。それからハンガリーのタル・ベーラ監督の「倫敦から来た男」タル・ベーラ監督のモノクロームの映像を堪能したい。
来年も、いや来年こそは良き映画年でありますように!
シュエット
2009/12/30 20:15
 体調がお悪いとのこと、大丈夫ですか?
風邪を引くと、連鎖的に体が弱ってきますね。
ぼくも咳が止まらずに困っています。ゆっくり養生できれば良いのでしょうが、貧乏暇なしで仕事に追いまくられる毎日です。シュエットさんみたいに、ゆっくり温泉でも浸かりたいですよ(笑い)

>『世代』
これも録画を忘れていた作品で、まだ見てないんですよ…。EPGとかで確認すれば良いんですけど、なかなか覚えてないんですよ。

今回BSはなぜか『世代』を放送してくれないですね。他のは来月に再度放送ありますのにね。残念です。何年後かに期待します!

ワイダ監督作品はもっと見られるべきですね。ヌーヴォあたりで全作品やってくれれば、やりくりして通しチケットを買って、パイプ椅子覚悟で観たいですよ!

今年は映画以外でのグルメ関連でもおしゃべりできて、楽しかったですね!来年もトムさんやオカピーさんを巻き込んで(笑)、いろいろと映画やその他で盛り上がりましょう!

良いお年を!
用心棒
2009/12/30 20:22
 おおっ!カティンやってくれるんですか?
ヌーヴォですか?梅田かな?それとも第七藝術かな?

是非行きたいですよ!!!

会社はサボれないけど、休み予定の最優先項目です!

あらためて、良いお年を!
用心棒
2009/12/30 20:25
新年明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。

迫力ある記事になっていますね。^^

>「世代」
僕は池袋の映画館で観ているんですよ、これ。
映画館と言っても実に小さなスクリーンで、150インチくらいじゃなかったかなと思いますが。
そう言えば、ワイダは結構映画館で観ているなあ。

>来年もトムさんやオカピーさんを巻き込んで
はいはい、どんどん巻き込んでください。(笑)
オカピー
2010/01/02 17:14
 新年明けまして、おめでとうございます。
昨年は体調を崩されたので、心配しましたが、元気になられたようで、ホッとしています。

>ワイダは結構映画館で
うらやましいなあ…。名画座もほとんどなくなり、追体験するのも難しい劇場環境になってきていますねえ。

去年はBS2で色々な作品をやってくれていたので、今年は『世代』もやって欲しいですし、『カティン』も観たいですよ!

今年も映画で盛り上がりましょう!

ではまた!
用心棒
2010/01/03 01:23
用心棒さん 取り急ぎ「カティンの森」公開情報。
返事に書いたのですが、念のためこちらにも。
映画情報だと、梅田スカイビル3階のシネリーブルで1月9日から公開ですよ。ワイダ監督の感覚は今も健在かしら。そのあたりがちょっと気にはなりますが…。
3連休は忙しい。シネ・ヌーヴォではロシアのカネフスキー監督の3部作公開だし、これなんかはパルムドール受賞の「動くな、死ね、甦れ」以外はビデオにもなってなかったんじゃないかな? マニアック志向の用心棒さんにあっては是非とも観なければ! 十三の第七芸術ではキューバ映画特集やってて見たい作品が数本あったけどこちらは時間の都合がつかなくって諦めた!
「カティンの森」もだけど、私的にはシネ・ヌーヴォにカネフスキー監督の3部作はこの機会に是非とも見ておかなければ二度と見れない(大袈裟かな?)って思う。
ただ、始まりが9日は14:30〜 10日、11日は15:00〜そこから3作連続上映ですからね、帰りは遅くなる。
シュエット
2010/01/08 09:49
 こんばんは!
詳しい情報をいただきまして、ありがとうございます!

>帰りは遅くなる
う〜〜〜む…、つらいなあ…。次の日は朝5時半起きになるんで、泣く泣く観れないかも…。

>「動くな、死ね、甦れ」
ぼくも彼のはこれだけしか見てないですね。興味はあるのですが、時間がないかもですよ。ヌーヴォに行きたいなあ。でも遠いしなあ。悩みます。

ではまた!
用心棒
2010/01/08 21:30
用心棒さん、お久しぶりです。

アンジェイ・ワイダ、お亡くなりになりましたね。
60年も映画を撮っていれば当然亡くなる年齢になりますが、映画が映画らしかった時代を生きてきた名匠がまた一人亡くなったと、悄然とせざるを得ません。

>検閲
と言うと、ワイダ、木下恵介、黒澤明を思い出しますね。
いずれも検閲に屈したように見せて、検閲官をうまく騙して作品を作った印象があります。

わが日本も検閲というほどではないにしても、表現の自由が何気なく圧迫されるか、あるいは自粛に追い込まれているような印象が出てきました。
ある監督が想像で作ったポリティカル・サスペンスが偶然国が抱える重要な特定秘密にそっくりだった場合、映画監督が逮捕されることなんてないのかと不安になりませんか。
変な時代になったものです。

追悼するつもりで見た「灰とダイヤモンド」の映画評、TB致しました。
オカピー
2016/10/27 21:07
こんばんは!

また映画作家が逝ってしまいましたね。大好きな監督さんだったので寂しいです。『世代』『地下水道』『大理石の男』などずっしりとして見応えのある人生の意味を問いかけてくる作風は晩年の『カティンの森』でも残っていました。観に行ったものの重すぎて記事に出来ませんでした。

>表現の自由
通常、表現の自由はお上との戦いですが、わが国では理解力の低すぎるクレーマーという知性に欠ける輩がちょっと騒いだくらいで放送打ち切りになったりとすることが多く、幼稚な時代に成り下がったことに絶望感があります。

皆が無料で視聴する地上波ならともかく、お金を払って観に行く映画や課金制のCSまで表現が陳腐なお子様ランチ化する現状は危機的だと思います。

いやですね。重たい映画でいうとイヴ・モンタン主演の『告白』の記事がなかなか書けず、滞ったままです。

ワイダ監督の死は悲しいですね。『地下水道』を見直そうかなあ…。謹んでご冥福をお祈りします。

ではまた!
用心棒
2016/10/27 21:55
>戦死者の鎮魂のために火をつけられた5つのグラス

あの場面。きれいですね白黒映像だからこそかな?

>国のために命を捧げた愛国者であった仲間たちへの深い追悼

お国の為に・・・ヨーロッパでも同じです

>全国放送ではNHK以外はすべて巨人戦のみでした

そうでしたNHKでパ・リーグの試合を見ると随分お客さんが少なくて寂しく思いました。

>サッカー

11月13日に僕はジュビロ磐田マラソンに小学生の息子と一緒に出場します。3kmの部。これで3回目。選手たちとハイタッチ
蟷螂の斧
2016/11/05 18:43
こんばんは!

ワイダ監督は思想に走る傾向が強く、なかなか映画ファン全般に受けるような作風ではありませんでした。そのためか、周りの人に聞いても誰も彼を知らない。まあ、しょうがないですね。

>ジュビロ
サッカー選手って、野球選手と違って、気さくに話しかけてくれますし、明るいですねww

お楽しみくださいww

ではまた!
用心棒
2016/11/06 00:25
>アンジェイ・ワイダの父はこのとき、つまりカティンの森の虐殺に巻き込まれ、絶命している。

そうだったんですか・・・それは一生心の傷として残るでしょう・・・

>ロシア(ソ連)は自分がポーランドを支配していた時期にカティンの虐殺を行っておきながら、すべてをヒトラーの責任として第二次大戦後から擦り付けてきました

国家とは、そう言うものでしょうか?

>サッカー選手って、野球選手と違って、気さくに話しかけてくれますし、明るいですね

一昨年、昨年もジュビロ磐田の選手の皆さんは気さくにハイタッチしてくれました
今日僕はマラソン大会で10kmの部。息子は2kmの部。
暑かったです

蟷螂の斧
2016/11/06 19:02
こんばんは!

>擦り付け
中共やロシア、韓国を見れば明らかではwww

>10q
おおっ!凄いですね。僕は走るのはキツイので、毎日ウォーニングを1時間くらい行っています。

ではまた!
用心棒
2016/11/06 23:52
>ズビグニエフ・チブルスキー

この映画を見る随分前から、彼の最期は知っていました。猪俣勝人先生の著作です

>ラスト・シーンとなるゴミ溜め場での痛みを伴う絶命の下り

壮絶でした

>おおっ!凄いですね

ここ4年間でフルマラソンに7回出場しました。でも・・・。

>毎日ウォーニングを1時間くらい

健康の為にはウォーキングの方がいいそうです。

>中共やロシア、韓国を見れば明らかではwww

勉強になります!
蟷螂の斧
2016/11/07 22:16
こんばんは!

走られて、体調は回復されましたか?

ずっと走っている方ならば、ペースで無理をなさることもないでしょうし、楽しまれたことと思います。

僕の住む奈良では昨日は平城京跡地にブルー・インパルスがデモ飛行をしに来てくれたので、多くの人が集まっていましたよww

来月は市民参加の奈良マラソンがありますので、夜中に歩いているとランナーの人たちがたくさん練習していますよww

ではまた!
用心棒
2016/11/08 00:36
>平城京跡地にブルー・インパルスがデモ飛行をしに来てくれた

カッコいいでしょうね

>僕の住む奈良

どうしても思い出してしまいます。吉永小百合さんの歌
サユリストのタモリが「こんな昔の事を発掘しないでよー」と言ってました。

>ぼくらはずっとアメリカの加護のもと

ドナルド・トランプ候補が民主党のヒラリー・クリントン候補に勝利。さあ、これからどうなるやら・・・
蟷螂の斧
2016/11/09 17:54
こんばんは!

評論家筋はヒラリーが最後には勝つだろうと大半が予想していましたが、投資家筋の一部ではトランプが実は優勢だとして、日経平均のベア3倍などを仕込んでいたようでした。お話好きよりも実際に金を賭けている人たちの方が正しかったようです。ぼくも為替レートと世界の株価指数に注目していました。

ただ下げ時は買い時でもあるので、むしろ嬉しいですよww今株が下がると困るのはリタイアしたじいさんやばあさんたちでしょうが、ぼくは現役世代なので暴落=バーゲンですよww

>サユリスト
奈良の春日野〜♪青し〜ばに〜♪ですよねww

ふん・ふん・ふ〜ん 黒豆や〜♪

たしかにあまりききたくないでしょうね!

ではまた!

ではまた!
用心棒
2016/11/09 23:03

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『灰とダイヤモンド』(1957)規制が多い東側陣営下で撮られた、反逆の青春映画。 良い映画を褒める会。/BIGLOBEウェブリブログ
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