良い映画を褒める会。

アクセスカウンタ

zoom RSS 『クライマーズ・ハイ』(2008)1985年の夏、あの事故は衝撃的でした…。

<<   作成日時 : 2009/01/09 10:20   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 16

 最初、タイトルの『クライマーズ・ハイ』というのを目にしたとき、この映画の内容がどのようなものなのかは全く知りませんでした。劇場に行って、ようやくこの作品の題材があの衝撃的だった日航ジャンボジェット機墜落事故であることを知りました。

画像


 1985年のあの夏、僕は高校生で、弓道部に所属していましたが、部活でもあの事件のことはずっと話題になっていました。坂本九が乗っていたらしいとか、阪神タイガースの社長も乗っていたみたいだねとか、助かった少女はチェッカーズのファンだそうだとか、ダッチロールの中で遺書を書いていた人もいたそうだ、など本当に色々な話題がありました。

 またあの惨状を興味本位で取材して、世間から猛烈な非難を浴びた写真週刊誌(エンマ?だったかなあ…。あれがきっかけで廃刊になった…。)もあった記憶もあります。何気なく歯医者さんの待合室でパラパラとめくっていると、真っ先に飛び込んできたのが、あの現場の惨状をえげつなく写真に載せた、あの雑誌だったのです。

 たしかに事実なのでしょうけど、あれを見て良い気持ちのする人は皆無でしょうし、出版社のモラルも何もあったものではありませんでした。他社を出し抜きたい、ショッキングな写真で話題を作りたいというメディアの劣悪な本質が垣間見えた瞬間でもありました。

 また阪神の社長が亡くなった後、タイガースはユニフォームに喪章をつけて戦っていたのも覚えています。しかし、さすがに、この事故の直後は低迷して、20数年ぶりの優勝がかかっていた大切な時期でしたが、広島カープに抜かれて首位を明け渡していたと記憶しております。まあ、阪神の話題はこのくらいにしておきます。

画像


 映画の構成は1985年と現在を交互に行ったり来たりさせながら、あの事故が記者たちの家庭や地方マスコミにもたらした影響や戸惑いを積み上げていき、あの事故が地方のマス・メディアにとって、いったいなんだったのかを探っていきます。また自衛隊や政治家の思惑との絡みもメディアの実際の姿を描いているようで興味深く観ていました。いまでは災害の救助に自衛隊が出動するのは当たり前ですが、当時はそれを好意的に報道するのは半ばご法度という妙な時代でもありました。記事作りにおいて、そういう政治的に微妙だった頃の葛藤も描かれています。

 この映画に派手さはまったくありません。楽しい映画でもないでしょう。墜落していく機内の様子、その後の御巣鷹山での惨状などはほとんど描いていません。ただそこをリアルに描いてなんになるのであろう。肉片が飛び散る凄惨な現場を描く必要もない。

 この現場シーンは台詞だけで語る場面が多いのですが、この描写をリアルにやるよりはこの演出の方が正解でしょう。観る価値はあります。実際に起こった事故を元に原作が作られていて、その作品の映画化でもあり、しっかりと真面目に作品に取り組んでいます。適当に演じている部分というか緊張感のない部分は見当たりません。

 どのシーンも基本的に重い雰囲気の中で撮られているように思える。堅苦しいと感じる方もいるでしょうが、軽い映画ばかり観ているのは映画ファンとしては逃げなのかもしれません。たまにはこういう骨太の映画を観るのもいいのではないでしょうか。

画像


 今回はDVD鑑賞でしたが、劇場で観たときにも気になったのは急に入るスロー・モーションやカメラのぶれ、そして不自然なズームや俯瞰ショットに意味があるのかということでした。一瞬、自分の家のDVDデッキの再生不良なのかと勘違いほどの違和感を与えるカメラには作品への集中を阻まれてしまうでしょう。せっかくシリアスな題材を映像化するのであるから、意味不明の作り手の存在誇示はまったく不要に思える。

 サム・ペキンパーが彼の映画でよく使ったスロー・モーション、内田吐夢が『飢餓海峡』で使った強烈なハレーションのように、登場人物の感情の昂ぶりを表したかったのであろうか。

 原田眞人監督作品というと、僕が観たのは『金融腐蝕列島[呪縛]』『突入せよ!「あさま山荘」事件 』だけですが、これらの作品同様に今回の『クライマーズ・ハイ』でも社会派の一本を作り上げています。原作とはかなり違うようで、その点を批判する人もいるでしょうが、映画監督にとって原作はあくまでも映画を作る「種」であって、すべてではないということを理解して欲しい。

画像


 もちろん、監督が原作を読み違えてしまえば、目も当てられない醜悪な一本、もしくは理解不足の舌足らずな一本が出来上がるのも事実ではありますが、この監督が描きたいのは物語となる事件よりも、その事件が起きている現場で右往左往したり、もがきあがいてなんとか解決の道を探ろうとする組織自体を描こうとしていることを念頭において観たほうが良い。

 今回の映画では登場人物たちの葛藤や事件の本質について、完全に捉え切れているとは思えない。新聞社の緊迫する現場取材や社内の力関係、そして出し抜くことを第一とする他社や真相を隠そうとする警察機関との関係等の描写については圧倒的な迫力がある。

画像


 だが、事故の本質と責任の所在、悲しむ遺族の描写や遺族感情、新聞社社長役の山崎努の存在意義、1985年と現在を行き来して、現在元同僚の息子とロック・クライミングをしている理由など、おそらく原作では大きな意味を持っていたであろう事がまったく意味が分からないままで進行して行くのがよく分からない。

 また途中で現場取材をした記者の一人があまりにも多くの死者と死体を目にしたため、精神を病み、ついには道路へ走りこんで、みずから自動車へ当たりに行き自殺(自動車はそのまま轢き逃げしてしまう!)をするシーンがあり、ここを上手く使うと人間の死の意味についてを観客に考えさせる最大の見せ場のひとつになった可能性があったのです。

画像


 つまり事故で死ぬのも同じ、人が死んだのも同じであるにもかかわらず、片方は国を挙げての大報道合戦、かたや地方紙の三面記事に載るか載らないかの小さな事故にすぎないという矛盾をえぐれたはずなのです。規模が違うといえばそれまでではありますが、日航機事故についても何百人もの人命が失われた事故で、有名人が何人かいたために今でもテレビ番組が組まれていますが、もし誰も有名人が乗っていなければ、ただの何百人という「単位」としてしか認識されていない可能性もあったのではないか。

 亡くなった方の一人一人に各々の人生があり、各々の家庭や生活があったはずです。「単位」でしか捉えられないのは死の意味を真剣に考えていないからではないだろうか。これは外国で起こった事件や事故の際、必ずイエロー・モンキーの歌の歌詞のように「乗客に日本人はいませんでした!」と同じ、当事者意識の欠如を感じました。

 だいぶ話がずれましたが、命の意味を考えさせるという点ではあまり注意が払われていないように思えました。つまり監督が描きたかったのはあくまでもこういう実録モノ?的な題材のときに彼がいつも考える、組織内での葛藤に過ぎず、題材は別に日航事故でなくともよかったのではないだろうかという不信感です。

画像


 ただそれでも役者たちは真剣に演じています。堤真一、堺雅人、遠藤憲一、螢雪次朗、尾野真千子(河瀬監督作品によく出ていますね。)らは印象に残ります。反対に高嶋政宏、山崎努はあまり効果的とも思えませんでした。とくに山崎はたんなる傲慢なエロじじいでしかなかった。唐突とも思えるナット・キング・コールの『モナリザ』は何の意味があったのだろう。

総合評価 70点

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
『エアポート’80』〜「グランド・ホテル形式」、その「モニュメンタリティ」としての映画様式〜
 映画の構成が「演劇」的な構成よりも「文学」的な構成により近いものであることは、すでに一般論としての通説になっているかもしれません。  それは、時間の移動、及び空間の移動を同時に体感できる映像文化特有のスリリングな特徴であるともいえましょう。 ...続きを見る
時代の情景
2009/01/13 01:10

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(16件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは。

この作品はまだ未見ですが、この日航機墜落事故はかなり衝撃だったのでコメントさせていただきます。

当時私は代ゼミにかよう浪人生でした。
夏期講習の最中、衝撃的な事故でした。

ただ私はのちに『疑惑』という本を読みました。荒唐無稽と笑いとばされるのが一般的な内容ですが、私には全てが全くの嘘とは思えない内容でした。

まるでケネディの魔法の銃弾のようにマンガなんですが、果たして・・・。

飛行経路の二転三転からはじまり、全てが疑惑だらけで。
この用心棒さんの記事を拝読して、以前、拙ブログの映画記事「皇帝のいない八月」で記述した内容を想いだし、映画の内容には関係ないながらもコメントいれてしまいました。

失礼しました。

後日、本作を鑑賞した後にまた作品に関してコメントをいれさせていただきます。
では、また。
イエローストーン
2009/01/11 23:53
 イエローストーンさん、こんばんは!
 たしかにこの事故の真相はうやむやというか霧に包まれたままはっきりしないうちに闇に葬られてしまった感があります。
 隠さねばならない何かがあるのでしょうが、真相が公にならない限り、亡くなった方々は浮かばれないような気もしますね。
>「皇帝のいない八月」
 懐かしいですね。皇居前に突入していくやつでしたっけ。ぼくはこの作品と『太陽を盗んだ男』『新幹線大爆破』がごちゃごちゃに被っています。
 録画した分が残っていると思いますので、機会があれば、再度鑑賞してみます。
 ではまた!
用心棒
2009/01/12 01:27
用心棒さん、こんばんは。
怪作『エアポート80』、用心棒さんのコメントとこちらの記事に触発され、今日一機にアップしました。

一連のパニック映画の総括として、失敗作とはいえ映画的な意味を無理やりこじつけて記事にしてみました。が、この作品をこのように評価する人間は、現在の人類で、わたしただひとりかと思っています(笑)。
右上の写真は、出演している大好きなビビ・アンデルソンです。それにしても彼女のこの映画での役割は、もう少し工夫できなかったんでしょうかね。ギャラがもったいないですよ(笑)。
では、また。
トム(Tom5k)
2009/01/13 01:20
 トムさん、こんにちは!
>怪作『エアポート80』
 おおっ!早いですね!失敗作とはいわれますが、一度しか観ていないぼくでも、いくつかのシーンを覚えていますので、脚本的にはどうかと思われるシーンであったとしても、映像的には良いシーンが多かったということかもしれません。今からお邪魔しに伺います。

 ではまた!
用心棒
2009/01/13 12:50
用心棒さん おはようございます。
これは未見です。記事読んでいて、用心棒さんが感じられた不信感とか違和感を私も感じそうな予感がしたもんですから。
>題材は別に日航事故でなくともよかったのではないだろうかという不信感です。

日航機墜落事故を題材にした山崎豊子の小説「沈まぬ太陽」病巣に鋭くきりこんだこの作品の重さと比べたら…
最近の映画って、とりわけ邦画で社会的テーマの作品って、やたらヒューマニズムだの、正義感だのと熱く描いており、その割には描かれているそれらは薄っぺらで、言葉だけが上滑りしているってのが多いみたい。
真剣に演じている役者たちの役者魂とか演技もなんだか枯渇してくるんではないかなって思ったりする。
最近は邦画も人気のようですが監督の演出とか役者の演技力っていう点ではどうなんだろう。
妙に叫んでいるけれど、黙って無表情で佇まいだけで何かを感じさせる演技。そういう演技は欧米の役者って上手いなって思う。
シュエット
2009/01/22 10:52
長くなっちゃいました。
ちょっと頭に浮かんだのが、「ロード・トゥ・パーディション」のポール・ニューマンの演技。良かったな。
あのしーん、あそこのあの演技が良かったなって思える作品に出会いたい!!
シュエット〜続き
2009/01/22 10:52
 こんばんは!
>やたらヒューマニズムだの、正義感だのと
 思うに、上記のような似非ヒューマニズム&正義という名の薄っぺらいエゴイズムをとりあえず描いているほうが楽なんでしょうね。
 かりにもっとドロドロした人間の深層の暗部というか恥部を曝け出すような演出をしたくとも、現在のシネコン主体、映画会社&テレビ局のタイアップ体制の映画環境では忌み嫌われるのは明らかです。
 また多くの観客が求めるのも分かりやすくて、薄っぺらい感動ばかりというのも問題です。感動したとか簡単に言いますが、宣伝主体の映画で感動できる人はお手軽ですし、簡単に洗脳されそうですね。
>ポール・ニューマン
 『スティング』とか『ハスラー』などが大好きでした。雰囲気のある良い俳優さんたちも、自分をシッカリと持っている監督たちもどんどん亡くなっていき、寂しくなってきましたね。
 そういった方々の功績や思い出を忘れないためにも、どんどん記事を書いていきたいですね。
 ではまた!
用心棒
2009/01/23 00:21
事故当時の記憶は鮮明に覚えています。飲み会の真っ最中突然TV画面から日航機行方不明のテロップが流れました。想像を絶する犠牲者、奇跡の生存者発見。毎日が事故の報道。時は流れあれだけ騒いだ大事故も記憶の中に埋もれて行きました。
しかし昨今のマスコミ不信、被害者の人権。事故米報道では真相が明らかになる前に関連会社の名を出し自殺者を出す始末。
本当に強い相手には報道すらしない。報道の有り方とは

大事故を物にしようと最初は色めき立つ地元新聞記者達。しかし戦場の様な悲惨な現場に成す術も無い記者それでも書く事を義務付けられている地元新聞社。苛立ち、葛藤、エゴが描かれていたと思います。親切な映画では有りません。突き放した様な編集の仕方。新聞は報道ではあるが商品でもある。そこにギリギリの真実を載せる。

原作では悠木の心情が事細かに描かれています。安西との約束の谷川岳。山のシーンは重要でした。死の重みは報道では問えない。しかし書き続けるのが彼らの使命。
原田監督は原作、ドラマそして本当に有った日航機事故に挑戦したのでしょう。
アマ記者 クライマーズハイ 雑感
2009/02/20 02:16
 アマ記者さま、こんばんは。コメントをいただきまして、どうもありがとうございます。
 とても深刻で、デリケートな部分がまだまだ隠されていそうな事故について扱ったということでも高評価を与えても良い作品ですし、原作ではより深い機微が描かれているようですね。
 さまざまな葛藤を描こうとした点では野心作といえるかもしれませんね。どうぞ今後も気安くお訪ねください。ではまた!
用心棒
2009/02/20 23:09
用心棒さんありがとうございます。
長文になってしまい失礼致しました。こちらこそよろしくお願い致します。
アマ記者
2009/02/21 08:24
 いえいえ、こちらこそよろしくお願いいたします。
 昨日の日本アカデミー賞でもさまざまな優秀賞にこの映画からノミネートされていましたね。関係者もそれまでの名前と人気だけで判断しない正当な評価と選考をし出したものと思い、主演女優賞や助演女優賞などを感慨深く見ていました。

ではまた!
用心棒
2009/02/21 10:36
こんにちは。
今日、やっと『クライマーズ・ハイ』を鑑賞しました。
原作は全くしらないのですが、この本編は、日航機事故という航空機史上最大の悲劇に直面した新聞屋とその組織の話ですね。
おっしゃる通り、題材は別の架空の大きな事故でも描けた内容だと思いますが、やはり日航機事故への疑惑というか、不信感のようなものも絡んで、見えない大きな敵の存在を感じますね。その辺もあったのでしょう。
が、そのためになんか上手く表現できませんが、画が散漫してしまっている感が私はしました。

事故に関していえば、首相が中曽根、そして初の公式参拝が絡み、自衛隊、日航というあたりにキナ臭さを感じます。
そして、地元消防団員の話や、記者のセリフ “国家的陰謀だよ”という辺りが真相の程は不明ですが、この事故を象徴していると思います。

イエローストーン
2009/04/29 18:02
さて、本編についてはやはり主人公の心の動きがいまいち読めてこないですね。山登りのシーンが、いまいち読めません。
親友とその家族、そして息子への想いという部分での描写がよわく、事故当時とのリンクがよく分からないですね。
タイトルは史上最大の大事故をおう新聞やとしての心情で分かる気もしますが、どうも・・・。
ただ、新聞やとして生きてきた男、その部分は伝わってきました。
記事の写真にある堤と堺のシーン。
遺書を手に入れ“一面トップでお願いしますよ。”とのやりとりはよかってと思います。

私はさほどの重苦しい雰囲気は感じずまあまあ楽しめましたが、それほどの出来とも・・・・。

主たるテーマ、要は堤演じる悠木という新聞やですが、もうちょっと深くその心情を描写しても良かったのではと思います。

今のところ、自身のブログで記事にするかどうかは不明です。なんというか、いまいち心に、映画として、響いてくるものが・・・。
日航事故への想いばかりがわいてきてしまって・・・。

では、また。
イエローストーン
2009/04/29 18:05
 こんばんは!
 大惨事であったことで、しかも多感な時期にあったことでもあり、なかなか冷静に本質に迫ることが出来ない事件ですね。墜ちたという事実、そしておぼろげに語られる事故現場ではかなりの生存者がいたはずだという真実、それを覆い隠そうとする権力という構図があるので、隠蔽され続けるのでしょうね。
 ではまた!
用心棒
2009/05/01 00:21
用心棒様、こんばんは。

>1985年のあの夏、僕は高校生で、

うふふふふ・・・私の方がちょっとお姉さんですね!

この映画は昨年CS放送でオンエアがあり、鑑賞しました。NHKのテレビシリーズを前に見ていたのですが、やっぱり自分的にはこの映画では堺雅人、テレビでは大森南朗がしていた役が一番好きで、堤の方が佐藤浩市より良かったかな?とは思います。

>今回の映画では登場人物たちの葛藤や事件の本質について、完全に捉え切れているとは思えない。

でも全体的にドラマより良かったのは、同じ話がコンパクトに、上手に詰め込まれて、濃くなっていたからだと思います。2時間という枠ですので・・・ドラマの方は全部で5〜6時間でしょうか?よく覚えていませんが、それでも完全にというは難しかったような気がします。

鑑賞者それぞれの「あのへ夏の想い」とともに、胸の痛くなる・・・でも映画としては良い作品でしたね・・・。
えみこ
2011/06/25 21:21
 えみこさん、こんばんは。

 こういうふうに色々と考えさせてくれる硬派の作品は貴重ですね。
>ドラマより
 映画の上映時間というのはだいたい2時間前後が多いわけですが、集中して見ていられるのもこれくらいが限度なんでしょうね。

 だからこそ必要な部分はしっかりと描き、省いても良いかなと思える部分を取捨選択する判断が重要になってくるのでしょうね。

 脚本家なり監督がきっちりと読み込んで作品に当たれば大崩れはないでしょうし、やっつけ仕事で当たると、よく分からないのが生産されるのでしょう。

 あの夏はあの事件で持ちきりでしたし、その後も何かあるたびに報道で紹介されていました。

 一瞬で数百名の人命が失われる航空事故というのを考えると、なんでもかんでも経費削減という言葉のもとに安全面が疎かになるのは本末転倒ですね。

ではまた!
用心棒
2011/06/25 22:10

コメントする help

ニックネーム
本 文
『クライマーズ・ハイ』(2008)1985年の夏、あの事故は衝撃的でした…。 良い映画を褒める会。/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる