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zoom RSS 『キャンディ・キャンディ劇場版』(1978)女の子たちが大好きだったアニメなのに…。

<<   作成日時 : 2008/01/02 00:44   >>

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 そばかすなんて 気にしないわ〜♪ ハナペチャだ〜って だっ〜て 

 だって お・気・に・入・り!

 オテンバ いたずら 大〜好き! かけっこ スキップ 大〜好き!

 わたしは わたしは わたしはキャンディ(ジャ〜〜ン!)
 
 ひとりぼっちでいる〜と〜♪ ちょっぴりさ〜みし〜い〜♪(ひゃらら〜ひゃらら〜)

 そんなと〜き こう言うのお〜 鏡を見つ〜め〜て〜♪

 笑ってえ〜! 笑ってえ〜! 笑って!キャンディ〜ィ(ここでハモる!)

 泣きべそなんて サ・ヨ・ナ・ラ ね!

 キャンディ キャンディ〜♪

              (テレビの主題歌 確かこれで合ってると思います…。)

 新年第一発目にまさか東映マンガ祭りのしかも少女マンガを採り上げるとは思いませんでしたが、これも今では放送禁止になってしまっている作品なので、あえて持ってきました。

 発売禁止になるのは何も表現法のためだけに発生するものではない。芸術的または思想的に問題点があるわけでもないのに、超人気作品が現在テレビはもちろんDVD化すらされていないものが存在する。

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 そのタイトルは『キャンディ・キャンディ』である。僕が最後に見たのは多分、たまたま夕方くらいに再放送をしていた大学生時代ではないだろうか。いつから見なくなったのかは定かではないが、テレビ・ドラマにしろ、アニメにしろ、まったく電波に乗らなくなった作品には何かしら乗せられない理由が存在する可能性がある。

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 性描写、暴力、残酷、民族差別、精神障害、身体障害、政治性、放送禁止用語など作品そのものが原因で、供給側からソフトが回ってこないというのが一般的であろう。では『キャンディ・キャンディ』は上記のいずれかに当てはまるのであろうか。いや、当てはまらない。

 あれほど大人気で、キャラクター商品があれだけ売れていたのに。では何故だろうか。ズバリ大人の事情である。ちらりと先程触れたように、キャラクター商品を含めた二次利用で原作者と漫画家の間の意志の疎通と行き違いから金銭的問題(キャラの使い方もあるのだろうか?)が発生してしまい、ついに電波から『キャンディ・キャンディ』は消されてしまった。

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 著作権がらみの裁判では有名で、その名は「キャンディ・キャンディ事件」と呼ばれている。漫画である『キャンディ・キャンディ』の「画」を描いていた漫画家いがらしゆみこが商品化で原作者の水木杏子と揉めて、結果として最高裁まで行って争い、最終的に原作者が勝訴したのである。

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 「共同著作物」と「結合著作物」の概念が入ってきたりするややこしい権利問題なので、詳しく知りたい方はグーグルなどで検索してください。

 裁判の「勝った」「負けた」よりも、自分たちが見れるかどうかがもっとも重要なファンにとっては大迷惑以外の何物でもないというのが本音ではないだろうか。最近当ブログでは差別助長などのデリケートな部分の表現方法が原因でお蔵入りになった作品『遊星より愛をこめて』『ノストラダムスの大予言』を扱ってきました。

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 が、この『キャンディ・キャンディ』は原作者とマンガ家の権利問題だけでお蔵入りになってしまうには惜しい作品である。ぼくらはほとんど見ていませんでしたが、アンソニー(確か死んじゃいます!)やらイライザ(キャンディに意地悪する娘!)やらは覚えています。

 また名前ははっきりと覚えていませんが(たしかテリー?テリア?)、眼鏡を掛けている青年がいて、確か彼も第一次大戦で(戦闘機が複葉機だったような…。軍隊に取られて、戦闘機で出撃したか何かで、最後は撃墜されて、水車か何かのそばに墜落して戦死する。)など結構キャンディの周りには「死」が身近に存在していました。

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 ロマンチックなことと結構キャンディの男の好みの変遷と恋愛観の成長もうかがえる現実性(恋愛対象が最初は丘の王子様だったのがアンソニーに変わり、彼の死後は資産家の不良息子テリウスになり、身近なテリアになったりする。)もあり、当時の女の子たちは本当にキャンディが大好きだったのは明らかだったので、寂しい思いをしているのではないでしょうか。

 ぼくらが『ウルトラマン』や『機動戦士ガンダム』を取り上げられるようなものなのではないかと推測いたします。ありえないですよね!シャアやバルタン星人やセヴンを見れないなんて!

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 それが起こってしまったのが「キャンディ・キャンディ事件」だったわけです。なんともやりきれない話ではあります。出来るだけ早く和解し、いつでも見れる状況になったならば、かつてのファンだけではなく、新しいファン層も獲得できるのは明らかです。

 で!長々と語ってきましたが、今回見たのは1978年度の東映マンガ祭りで上映されていた『春の呼び声』と『キャンディキャンディの夏休み』です。そして何故か1977年の東映マンガ祭りを劇場で観た僕はそのときも『キャンディキャンディ』を沢山あるうちの一本で観たのです。

 1978年度版の内容はキャンディの総集編を力技で30分弱で新入りの女の子アリスに語って聞かせるといった物でした。コンパクトに纏められていて、キャンディキャンディを知らない人が見ても、大筋は摑めるようにしてありました。まあ、内容どうのこうのよりも見れただけでも良しとしましょう。

 ファンでもない僕が観たのはなんとも不思議でならないのですが、あまり抵抗感なく、観た思い出があります。しかし小学生当時は「女の子アニメなんて、こっぱずかしくて見れたもんじゃねえ!」などと言っていました。

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 お姉ちゃんがいる友だちの家に行くと、本棚にびっしりと『なかよし』『キャンディキャンディ』『エースをねらえ!』『ガラスの仮面』などが並んでいて、脅威的でした。

 男兄弟しかいない友だちが多かったせいで、ふつうウルトラ怪獣の塩ビ人形や『ドカベン』とか『ドラえもん』が並んでいる本棚が当たり前だと思っているのに、少女マンガが本棚を占領している家はなんだかヘンでした。

 まあ、ガキだったんで、当時のガキどもは本当におバカでしたからね。少年ジャンプに『Dr.スランプ アラレちゃん』が出たときにもかなり驚きでした。「なんで少年マンガ雑誌の主人公が女の子なんだあ?」と衝撃を受けました。それほどおバカだったんです!

 なにはともあれ、一刻も早い和解を期待したいですね。1992年度に劇場版として復活しているのですが、「画」が変わってしまっていて、全く別物になっているのです。古くからのファンには受け入れられないでしょう。

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 僕は先日レンタルビデオ店で借りてからチェックしましたが、まさか「画」が変更されているとは露知らずに再生すると、違う人(タッチがぜんぜん違うのです!)が出てくるじゃありませんか。最初の5分まで見ただけで再生を止めました。

 ファンじゃない僕でもそうだったんですから、ファンの嘆きは凄かろうと思いました。ドラえもんのように声変わりするのはしょうがないとしても、顔変わりはまずいでしょう。

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総合評価 62点


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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
コメントが遅くなりまして申し訳ありませんでした。この作品は本放送当時、妹が原作にハマっておりまして、彼女の本棚にはコミックスがずらりと並んでおりました。当然兄弟である私も愛読しておりまして、そのアニメ化にも大変期待していたのですが、漫画原作のアニメ化に付き物の「原作とのギャップ」はこの作品も例外ではなく、初回を見た私は妹と二人でガッカリした覚えがあります(笑)。
ただアニメ版に思い入れのある方も多い筈で、それが大人の事情で見られなくなるのは本当に悲しい事ですね。とかく売れた作品にはこういう水面下の争いがあるもので。作品のみに心酔するファンとしては納得しがたい事でもあります。難しいものですね。

最後になってしまいましたが、今年もよろしくお願い致します。映画についていろいろご教授頂ければ、これに勝る喜びはありません。
オタクイーン
2008/01/05 18:43
 オタクイーンさん、こちらこそ今年もよろしくお願いいたします。

>アニメ版に思い入れ

これは確かにありますね。原作の世界観が最も鮮烈な訳ですから、テレビ向けにというか一般向けに改正されてしまうと、本来の味が損なわれてしまうのも多々あります。

しかしこれは大人の事情のためにファンを裏切り続けている最悪の事例かもしれませんね。

セヴンは沢山あるうちの「一話」ですが、キャンディは「全部」ですものねえ…。嘆きの大きさが比較になりません。権利というのは本当に難しい問題ですね。「表現」を追っていた円谷作品よりもドロドロした問題になっているのがよりによってキャンディというのも、なんだかより気が滅入ります。ではまた!
用心棒
2008/01/05 23:20
あたしは中学3年生で多分投稿者さんのいうところの「あたらしいファン」ですかね…。あたしもキャンディ・キャンディは大好きで何度も何度も漫画を読みました。しかしあたしがうまれてから今までテレビアニメ版のキャンディ・キャンディが放送されたことはありません。もっと言えばDVDもみたことがありません。あたしも昔の、テレビアニメが放送されていた頃のファンと同じくらいにキャンディが好きなはずです。人物相関図もかけるほどなんでキャンディオタクと言っても過言じゃないでしょうか。あたしもキャンディファンとして投稿者さんと同じくはやい和解を期待しています。
みんちる
2010/07/14 01:08
 みんちるさん、はじめまして!
 アニメのキャンディは20年位前までは何度も再放送がされていて、『魔法使いサリー』『ひみつのアッコちゃん』などとともに女の子だけではなく、男の子も普通にテレビで見ていた珍しいアニメでした。

 だからぼくもいろいろなシーンを覚えていたんですよ。かつて見ていた女の子たちはみんな今ではお母さんになっているはずなので、

 彼女たちも自分の子どもに見せたいと願っているでしょうから、欲得などの銭勘定はほどほどにしてみんなが見られる環境になるといいですね。

 ではまた!
用心棒
2010/07/14 20:29
20年前って自分は中学生だけど
生まれてから一度もキャンディキャンディのアニメとか見たことないですよ

自分は小学生のとき古本屋さんでボロボロだけど買ったりして、めっちゃ好きでした

大人なってから読んでみると、その国の感じや話の細部とか全体も、意外とよくできてるマンガだな〜って思いました

同年代の人って、キャンディキャンディを聞いたことならあっても話知ってたり読んだことあるなんて人いなかったです

ましてやアニメはTVの懐かし特集みたいなので見かけるぐらい。これは自分もそうです

名作なんでできればマンガの販売が再開されて、いろんな人が読んでみてほしいな〜って思います。。


2011/03/18 16:39
 こんばんは。
 この作品は原作漫画のファンは文庫サイズのコミックスが流行っていた10年前頃までは普通に書店で買えたと思いますが、裁判の影響で今では並んでいないのでしょうね。

 昔のオリジナル版のアニメはたしか1977年くらいまでは初回本放送が流れていて、その後もぼくが大学生だった頃までは、夕方に『魔法使いサリー』『秘密のアッコちゃん』などとともに女の子用アニメ枠で再放送されていました。

 今考えるとかなり豪華で、もし当時にHDDレコーダーがあったならば、毎回録画していたかもしれません。

 現在では東映から発売されていたVHSビデオをヤフオクや地方の個人経営のレンタル屋さんで丁寧に探していくしかないでしょうね。

 ただ気をつけておきたいのは本文中にも言及していますが、リニューアル版も現在はビデオしか出回っていませんので、もしヤフオクで購入されるのであれば、出品者に確認した方が良いでしょうね。

 昭和アニメの画には味がありますが、平成版?は画が綺麗過ぎて、なじめませんでした。味わいを楽しまれたいのであれば、昭和版をお薦めします。

 権利問題や表現の問題などで視聴しづらい作品も多いわけですが、ぼくら世代はそういう作品も普通に見てきた世代なので、出来るだけ詳細に作品を伝えていければ良いかと思っています。

 ではまた!
用心棒
2011/03/18 19:25
キャンディキャンディと赤いシリーズをリアルタイムで見ておりました
赤いシリーズの方は今でも見れるのにほんとうに残念な事です
キャンディキャンディ赤いシリーズ世代
2011/07/08 04:16
 こんばんは。はじめまして。

この作品はCS等で放送されれば、間違いなくキラー・コンテンツに成り得る内容の作品ですし、新たなファン層を開拓できる作品なのに、かなりもったいないですね。一日も早く、権利が正常化し、ファンの願いが叶うと良いですね。

ではまた!
用心棒
2011/07/08 20:42
キャンディキャンディ アニメ版は原作よりキャンディが同性の女子からも好かれる設定になってます。
原作はアニーとパティ以外の同性からはすべて嫌われまくるといった具合で、女子キャラにはあまりいい人はいないんです。
ベルばらとかはちなみに逆で原作ではオスカル様は同性からモテまくってますが、アニメ版ではオスカル様は原作ほど女性からチヤホヤされまくってません。
(嫌われては決してないですが 一度アントワネットに暴力をふるったとポリニャック夫人の陰謀で冤罪で宮廷の貴婦人から悪口を言われるという原作にない設定がある)

原作はともかくキャンディは女子に嫌われまくりで有名。オスカルは好かれまくりで有名でした。
でも当時はこの二つが(あとエースを狙えのお蝶婦人、ただお蝶は主役ではないので、主役の岡ひろみは影が薄かった)
大人気だったですが、キャンディとオスカルは対照的でした。キャンディは同性の読者のアンチも多かったですね。
男性読者もベルばらの方が多かったような。

キャンディは男性キャラクターの人気でもってた作品だったと思います。
FFF
2013/06/03 04:39
 FFFさん、こんばんは!

原作マンガとアニメでは色々と設定が違っていたんですね。知りませんでした。

リアルタイムでの放送はもちろん、夕方によく再放送をしていました。再放送で見たのは『魔法使いサリー』『エースをねらえ』などです。

>エース

女子高生なのに、お蝶夫人という名前は凄かったですよね。全話見た記憶がありますし、たしか1980年くらいに第二弾もアニメシリーズ化されていましたよね。

ベルばらはアニメで見たことはなかったのですが、宝塚歌劇団公演を観に行きました。綺麗でしたよ。たしか実写の映画版もありましたね。

ではまた!
用心棒
2013/06/04 19:03
お久しぶりです。
以前「狂鬼人間」でコメントした者です。
「キャンディキャンディ」はリアルタイムで見てました。当初「こんな女向けのTVマンガなんか見てられるかっ。」でしたが兄弟が見ていて「面白いぞ。」と言うので見てみました。
いやーっ、その時ほど食わず嫌いを思い知った瞬間は無かったですね。
孤児院で育てられたキャンディとアニー。
養子として引き取られるも対称的な境遇。
ストーリーも作画もしっかりしていてクラスの男子(男子高でしたが)で見てる奴、結構居ました。
キャンディのCV松島みのりさんが「どろろ」の声もアテられていて両作共に放送できなくなったのは奇遇です。(「どろろ」はDVD化されていますが)
対してアニーのCV小山茉美さんがその後「Drスランプ」アラレちゃん、
12歳の少女が魔法で18歳に成長する魔法少女アニメの金字塔「魔法のプリンセス ミンキーモモ」とアニメ史上に残る作品の主役をアテていたのも少し不思議に思います。(その後、魔法少女が魔法で成長するのが当たり前に)
私は幸い近所のレンタル屋でビデオを発見し見ることができました。ほんの数本ですが。
今見ても面白かったです。
平成版は2、3分見て挫折。

地元のローカルアイドルやってた子が「キャンディキャンディ」のファンでした。
オタから貰った原作本を読んでハマったとのことで。
当然、ビデオをDVDに落としてあげました。
当時のキャンディのカード(定期入れなどに入れるカレンダー)を見せるだけと断っているのに
「ありがとう、ありがとう。」
やりませんでした。
貴重品ですから。
わい
2017/04/25 16:47
こんばんは!おひさしぶりです!

キャンディはぼくもリアルタイム世代でしたが、ちょこちょこ見ていましたよww

もちろん学校では言いませんでしたww

でも『魔女っ娘メグちゃん』『魔法使いサリー』『リボンの騎士』『メルモちゃん』など、ぼくはなんやかんやと女の子向けアニメも見ていましたね。

>ビデオを
ぼくも持っていますが、本当にオリジナルアニメは貴重品ですし、おそらく陽の目を見ることはないでしょうから寂しいですね。

>ありがとう
女の子って、基本的になんでももらえると思っている生き物ですねえ。

『ムーミン』も全巻ビデオをDVDに落としましたよw

ではまた!
用心棒
2017/04/26 00:39

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