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zoom RSS 『第二回映画検定 合否発表の日がきた。』はじめて実施された一級試験の結果や如何に?

<<   作成日時 : 2007/01/15 21:29   >>

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「来年明けの一月十一日に結果が発表されます!」と連呼していた映検スタッフの声を聞いてから、いつのまにか年も明け、普通に働き出して二週間が経ちました。木曜が十一日だから、おそらく今日には結果の封書が来るのだろうと思いましたが、今日は飲み会があったので、確認できたのは夜遅くなってからでした。

 先月、師走の寒い中で実施された第二回映画検定の合否発表日がようやく、新年が明けて、やって来たのです。去年七月に行われた第一回の発表日のような緊張感もなく、平常心のまま受けた、第二回試験は正直言ってあまり思い出に残ってない。

 試験そのものが問題集やテキストから出題されたものが多かったのも原因かもしれません。第一回の時には知らない問題が山のように出てきたので、ほぼ諦めながら家路につきましたが、結果としては二級を頂戴いたしました。

 そして今回は、はじめて実施された一級試験を受験するために、関西在住の僕は大阪の天神橋筋六丁目まで行ってきました。天六で行われたのは個人的には行きやすかったので、よりリラックスして受験できた要因となったかもしれません。

 さあ、いよいよ合否発表の封筒を破る瞬間が来ました。落ちていたら、どうしよう。散々ブログで記事を書きながら、落ちていたら、カッコ悪いなあ。落第者が記事を書くブログって、一体どうなんだろう?とか、受験シーズンにおめでたくないなあとか下らないことをあれこれ考えていました。

 でもまあ、それで就職に役立つような必死に取りに行かねばならない資格ではなく、あくまでもお遊びの検定だしなどと開き直りつつ、いろいろと半年以上も楽しませてくれたのだから、もう「別にどっちでもいいやあ〜」という境地になっていました。

 さあ、キネ旬よ!オレは受かったのかい?それとも落ちたのかい?(ビリビリビリっと破いています。入っているのか?一級証明書は?それとも残念でしたなのか?)

 結果は「合格」と書いてありました。それに加えて今回は自分が何点取ったかも併記されていました。79点満点中の70点だったそうです。そこから判断すると間違っていたのはマークシート式問題を9問ほど間違えていたということになります。合格証は金色でした。

 合格したのは嬉しいのですが、何故か二級を取った時ほど気持ちが盛り上がらない。最高級を取ってしまい、目標が無くなってしまったからかもしれません。なんだかんだ言っても、一年間もキネ旬が楽しませてくれたわけですので、感謝しなければならないのでしょう。

 さまざまな問題点が湧き上がるように出てきましたが、個人的には映画史を再び学びましたし、多くの映画理論書、自伝、撮影技法の専門書、そして例年よりもさらに多くのクラシック映画を見たのはあらためて勉強になりました。

 とりわけクラシック初期のサイレント映画の代表でもある『大列車強盗』『チート』『吸血鬼ノスフェラトゥ』などは普段なかなか見る機会がありませんが、検定に合わせて再び鑑賞しました。

 何事も参加してみたほうが楽しいですね。次回の日程も書いてあり、そこには5月20日とありました。三回連続一級に合格したら、「初段」とか「特級」とかもらえるのであれば、再度受験するかもしれません。

 サッカーのワールドカップでは三回優勝すると、取った国がカップを永久所有できるというルールが昔はありました。70年大会でブラジルが優勝し、永久保有するものちに盗まれ、溶かされてしまいました。

 同じように三回取得すると「キネ旬の連載ページ(3ページくらい)に好き勝手に書いてもいい」とか特典をつけたりすれば面白くなるかもしれません。

 そしてもうひとつ望むのは映画雑誌はキネ旬だけではありませんので、メジャー合同の検定にしてもらいたいということです。出版社合同で主催していただきたいのです。小さくまとまらず、より大きな流れを作っていくためにも検討して欲しい。

 今回の試験も結局は日頃の映画鑑賞の積み重ねのおかげであり、見てきた映画全てに感謝します。基本的にクラシック・ファン有利に出来ている問題ばかりですが、次代の映画理論の芽を育むためにも論文筆記のみによるロジカルな映画ファン育成試験も検討して欲しい。それを紙面で採りあげ、物語のみを追い求めるファンを啓蒙して欲しい。部数は伸びないから難しいでしょうが。

 そして最後になりましたが、日頃さまざまな角度からコメントを下さる大切なブログ仲間のお二人、トムさんとオカピーさんにも感謝いたします。いつも大いに刺激されております。ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。



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映画検定受験結果
あまり話題にもならない映画検定であるが、その合格通知が届いた。1級に無事合格。今回は合格通知書に点数も書いてあった。本当は80点満点であるが、出題ミスにより79点満点となった。さて、私の点数であるが、73点。ドイツ表現主義についての問題など作品も人物も全く判... ...続きを見る
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はじめにお断りしておきます。私ではありません。「映画検定」ってなに?というかたはこちらへ★★どうぞ(間違い。。)こちらへ★★どうぞ♪さて,本題ですがこの映画検定始まって日が浅くまだ2回。そして2級合格者のみが1級受験できます。ということは今回の2回目が1... ...続きを見る
たーくん'sシネマカフェ
2007/01/18 04:40

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コメント(9件)

内 容 ニックネーム/日時
 合格おめでとうございます。近くに試験会場があったら挑戦したかもしれませんが、何しろ映画館もない山の奥ですからね(泣)。

 用心棒さんは私とほぼ同じ理由でブログを始められたのではないかと思って密かに同志と呼ばせて戴いております。少なくとも、ご自分の映画に対する感想や印象を単に公にするのが目的ではないことは用意に伺われます。

 私も今月は受け取ったコメントに関しちょっとつらい日々を送っているのですが、そのことに関連してコラムを発表しようとしております。映画における社会性に価値があるかということを映画の見方という視点で語ろうと思っております。
 
 トムさんからも励ましを戴きました。
 お互い映画の未来の為に頑張りたいものですね。

 それでは。
オカピー
2007/01/16 20:25
用心棒さん、おめでとうございます。
今後も益々映画を掘り下げ、本質に迫るレビューを送り出してください。種々の矛盾を含む部分がある検定かもしれませんが、1級というのは誇れる価値として充分だと思います。
映画の総合芸術の役割と娯楽としての役割の矛盾、観る側の主体性や客観性、制作技術、映画理論・・・多くの矛盾と可能性を秘めた映画という分野を極めることは実に困難だと思います。オカピーさんや用心棒さんのような観賞本数をもってしても、恐らく未だ究極の本質にまで辿り着くことことは困難な分野だと思います。
わたしは、オカピーさんの現在の状況も生みの苦しみと解しています。恐らく「コメントそのもの」のみでなく、レビューの指標価値やブログ運営方針などの考え方をご自身内部で再構築されているのではないでしょうか?
わたしからすると、「本物」と呼ばれるものに、更に近づいていくきっかけになっているような気がしています。

さて、わたしはと言うと、フリッツ・ラングの『暗黒街の弾痕』とジョゼ・ジョバンニの『父よ』をレンタルしてまいりました。コメントやブログ記事で触れていきたいと思っています。
では、また。
トム(Tom5k)
2007/01/17 00:28
 オカピーさん、こんばんは。
 人の部屋(ブログ)にきて、ゴミを撒き散らすのは大人(精神年齢であって実年齢ではありません)ではありません。
 憩いの場であるブログやサイトで常識を持った行動ができない者は所詮は実生活でもろくな人間ではないと思います。傷つかれたのは痛いほど分かります。
 ただ気にするのも損ですよ。足を引っ張る者が増えれば増えるほど、助けてくれる人も増えるものです。
「面白い」「つまんない」だけの大人として情けない感想しか持てない人が圧倒的に多いのが現実です。また分からないことが書いてあれば、すぐに批判しようとする子供のような輩も多い。しかし、せめても仕方ない。
 何故ならば、彼らは「映画をどう観るか?」という視点を提供されていないし、理解しようともしていないからです。
 そしてそのような他人のいい加減な意見に左右されないための指針として、自分の意見をしっかり述べていくことで、厚かましいようですが映画ファン全体のレベルの底上げを微力ながらもはかっていく。長い道のりです。いろいろありますよ。ではまた。
用心棒
2007/01/17 00:47
 トムさん、こんばんは。
 オカピーさんもかなりお悩みのようですね。ブログの運営はかなり難しいというのは近頃僕も実感しております。
 クラシック映画をやればやるほど閲覧数は減っていく。しかし最近の映画にはそんなに語りたくなるものは少ない。
 あくまでも私見ですが、いろいろなサイトを覗いてみると、面白おかしく浅薄な記事を書いているところに閲覧数が多く、真面目に専門的な記事を書いているところには人が集まらないという傾向が強いように思えます。
 結局のところ、一般の映画ファンが求めているのは「面白い」「つまらない」と「物語」だけなのではないかと感じています。
 ただ個人的には、たとえ読む人がゼロになったとしても、自分が好きな映画、歴史的に価値のある映画、誰もスポットを当てないような古い映画を中心に記事を書いていくという姿勢を変えようとも思いません。好き勝手に楽しんで、好きな映画を書いていきたい。
 >ラング
いいですね。こちらも『失われた週末』『サンセット大通り』などワイルダー作品を中心にアップして行こうと思っています。ではまた。
用心棒
2007/01/17 01:06
はじめまして。
1級合格おめでとうございます!
とにかく最上位の級を取得されて喜びと寂しさが訪れているようですね。
私は映画歴が浅いのと名前が覚えられないので受験はできないのですがもう一つおっしゃるようにキネマ旬報主催だけでなく映画業界で盛り上げてほしいと願っています。
たーくん
2007/01/18 03:55
 たーくんさん、はじめまして。コメントをどうもありがとうございます。
>映画歴が浅いのと名前が覚えられないので
 第一回、そして第二回ともにクラシック映画を沢山観てきたほうが有利なのは明らかでしたね。僕は反対に90年代以降の洋画、韓流、最近の邦画が出題されるとかなり怪しかったと思います。
 受験層の裾野を広げるためには特化した検定、たとえば特撮映画検定とかホラー映画検定とかこれまでの二回で完全に無視されているジャンル映画の検定も検討して欲しいなあと思います。できれば雑誌合同で。
 ではまた。
用心棒
2007/01/18 15:35
用心棒さん、こんばんは。
合格おめでとうございます。1級とは凄いです。本屋さんでガイド本見ましたが、けっこう難しいですね。自分には無理だと思いました。おすぎさんに受けてもらいたいです。もし1級に受かったら映画評論家だと認めたいな思いますね。まず2級も無理でしょう。用心棒さんは映画をたくさん見ていますし、深い映画評で関心させられます。映画評論家が、この映画を見るために生まれて来たなんて言うんですよ。信じられません。用心棒さんに代わった方がどれだけ良いかです。

「フロントページ」と「シラノ・ド・ベルジュラック」がDVD化されないかなと首をながーくしています。自分はビリー・ワイルダーの映画が好きですね。ピリッと毒が効いていて、鑑賞した後に毒気が残ります。

自分も映画好きですので、ちょくちょく遊びに来たいと思います。よろしくお願いします。
ピーターキャット
2007/02/03 21:03
 ピーターキャットさん、こんばんは。
どうもありがとうございます。
>1級とは凄いです
 いえいえ、今回の一級というのは前回の二級試験よりもかなり易しかったんですよ。一級想定問題集という単行本がキネ旬から出ておりまして、そこから半分以上の問題が出題されたんです。個人的には助かりました。
 前回の問題集からは四、五問程度しか出題されていなかったので、七月の試験では二級問題で地獄のような時間を過ごしました。憂鬱な気分で他の受験者の人たちと一緒に暗い気分で家に帰ったのを覚えています。
 全く解らない問題と自信のない問題が多く、自己採点したときは41問正解(42問以上で合格)だったのでほぼ諦めていたほどでした。
 そのため一級問題集を買っていない人も多かったのではないかと思います。これを買っていたかどうかが今回の一級試験合否の分かれ目だったのではないでしょうか。
用心棒
2007/02/03 22:41
 続きです。
 ビリー・ワイルダー監督作品はクオリティが高く、見ていて勉強になりますね。『第十七捕虜収容所』『深夜の告白』は既に記事にしました。『アパートの鍵貸します』『失われた週末』『昼下がりの情事』も下書きは出来ております。なかなか打ち込みまで至っておりませんが、出来るだけ早く記事にするつもりです。
 『アスファルト・ジャングル』『キッスで殺せ!』などノワールに観たい映画が多く困っております。ではまた。
用心棒
2007/02/03 22:53

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