良い映画を褒める会。

アクセスカウンタ

zoom RSS 『ゴジラ対メガロ』(1973)末期的事態を迎えている第13作目。

<<   作成日時 : 2006/11/30 03:42   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 2 / コメント 4

『ゴジラ対メガロ』(1973) 福田純監督によって三週間で撮られたという第13作目のゴジラ映画がこの作品です。福田監督という人は明らかにゴジラに愛情を持っていない。それだけでなく特撮映画というジャンル自体にプライドを持っているとも思えない。さらにいえば映像センスを持っているとも思えない。

 いくら時間がなかったとは言っても、過去作品からの使い回し映像の使用もここまで来たかというような、ほとんどのゴジラ・ファンが見ても納得できない、そして心あるファン達の涙を誘うこの作品の価値を、一般映画ファンの方にどうやって伝えていけば良いのやら。メガロによってダムか何かが破壊されるシーン以外にはまるで見るべき所がありません。
 
 何のために出てくるのかよく分からないガイガンとゴジラもいい迷惑かもしれません。ニュー・カマーのベビーフェイスとして登場したジェット・ジャガーのあまりにも酷い容姿と扱い方にはかつてのような気概は皆無でした。大きくなったり、小さくなったり変幻自在などというふざけた設定を躊躇無く受け入れた製作者たちにはファンとして怒りを通り越し、情けなさしか感じません。

 ジェットを名乗るからにはタイガー・ジェット・シンやジェット・リーみたいに恐いか強いかどちらかにして欲しいのですが、大して強くない彼にはがっかりします。塩ビ人形でたしかジャガー君もいたと思うのですが、子供の頃には彼がゴジラ・シリーズの出演者だという意識はなく、ただのその他大勢の怪獣人形のひとつにしか過ぎませんでした。

 どうせ低予算、やっつけ仕事ならば、ロジャー・コーマンの『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』ような徹底した無茶をやってくれたほうが楽しめたかもしれません。なにをするにせよ中途半端が一番いけない。

総合評価 21点
ゴジラ対メガロ
ゴジラ対メガロ [DVD]

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(2件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
ゴジラ対メガロ (昭和48年・1973)
ゴジラ対メガロ佐々木勝彦 福田純 川瀬裕之 東宝 2004-06-25 復讐に燃える海底人の陰謀、迫る危機、急げジェット・ジャガー、みんなを守れ!  1973年、"怪獣ブーム"は"変身ヒーロー・ブー... ...続きを見る
Godzilla and Other A...
2006/11/30 14:30
『ゴジラ対メガロ』(1973)
度重なる核実験で生活環境を破壊された海底王国シートピアの皆さんが、守護神メガロの力を借りて地上の人々に復讐しようと立ち上がるというお話で、それを迎え撃つのがロボットのジェットジャガーと、そして怪獣王のゴジラさん。 これを見て旗色悪しと感じたシートピアの皆さんは、M宇宙ハンター星雲からガイガンを助っ人に招き、ここにゴジラ・ジェットジャガー組とメガロ・ガイガン組のタッグマッチが実現するのです。 ...続きを見る
【徒然なるままに・・・】
2009/06/21 08:19

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
用心棒さん
このページ見落としてました。すみません。
これ小学生のときに観に行きましたよ。そうそう、アンギラスやラドンではなく、ジェット・ジャガーがゴジラの相棒でした。
ガイガンからメカゴジラまで、ひとつのシリーズでくくることは可能かもしれません。しかし、この作品は、そのシリーズ中でも、もっとも「ださい作品」かもしれません。
あのメガロの昆虫デザインとジェット・ジャガーの変なスマートさ加減は、極端に勧善懲悪をシンボライズし過ぎで、少年ファンをガキ扱いし過ぎています。
ゴジラシリーズ低迷期でも、ヘドラやメカゴジラなど、それなりの熱のあるキャラクターを創出していたわけですから、もう少し頑張って欲しかったですね。
では、また。
トム(Tom5k)
2006/12/12 13:12
 トムさん、こんにちは。
>ヘドラやメカゴジラ
 そうなんですよ。デザインを担当されていた方々は決して手を抜いていたわけではないんですよ。ヘドラやガイガンのフォルムなんて、革命的だと思います。すべてを台無しにしてしまったのはドラマ「本編」の不出来、TVの侵略と映画業界の地盤沈下でしょう。
 そして神様、円谷英二及び円谷プロが映画よりもTV、とりわけ自社が制作した『ウルトラQ』から『ウルトラセブン』までに懸けた情熱をゴジラに懸けるほどのゆとりが無かったのも遠因ではないでしょうか。
 今年『ウルトラQ』を全28話見直したのですが、『マンモスフラワー』『蜘蛛男爵の館』『1/8計画』『開けてくれ!』などは尋常ではないクオリティを誇っています。TV映画である、これら初期円谷作品についても順次書いていこうかとも思っています。
 しかしまあこの映画の中で掛かる『ゴジラとジャガーでパンチ・パンチ・パンチ』を聴いたときには気を失いそうになりました。
ではまた。
用心棒
2006/12/12 14:52
用心棒さん
>TVの侵略と映画業界の地盤沈下
これは、どうしようもなく大きな原因でしょうね。
>『ゴジラとジャガーでパンチ・パンチ・パンチ』
おお!うっすらと記憶があります。この表題だけで、倒れそうになりますね。
わたしとしては『ゴジラ対メカゴジラ』の「ミヤラビの祈り」のほうが憶えていますよ。キングシーサーのテーマ曲でしたよね。
『ウルトラQ』、おお、これはハイクオリティだ!
是非とも記事のアップをお願いします。
楽しみにしています。
では、また。
トム(Tom5k)
2006/12/12 17:50
 トムさん、こんばんは。
>「ミヤラビの祈り」
しーさー! しーさー! しーさー!    きんぐ・しーーーーーさーーー!
              ですね。
 まさに全身の力がすみずみまで抜ける、癒し系というか、リラックス効果のあるテーマ曲でした。ふーーっと脱力します。
>『ウルトラQ』
 始める場合は本来ならば『ゴメスを倒せ!』からなのでしょうが、栄光の円谷シリーズ初回撮影作品である『マンモスフラワー』からにするつもりです。ではまた。
用心棒
2006/12/12 23:18

コメントする help

ニックネーム
本 文
『ゴジラ対メガロ』(1973)末期的事態を迎えている第13作目。 良い映画を褒める会。/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる