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最近、自分のブログ更新記事を眺めていると、ほとんど音楽映画と怪獣映画しか扱っていない事に気付きました。現在の興味の対象がそっち方面に向いているので仕方がないと言えば仕方ないのですが、このままではそれ専門になってしまうかもしれません。 新作評なんて、他に誰でもやってくれる人がいますので、こちらは新旧に関係なく、まずスポットを浴びる事などないであろう作品に光を当てていこうかと思っています。ジャンルは関係ありません。 特撮はもちろんですが、いまの若いファンには振り返られる事も無く、そのまま忘れられようとしている巨匠達の作品群とB級特撮作品を交互に振り返っていくつもりです。 溝口健二監督、フリッツ・ラング監督、エルンスト・ルビッチ監督、アンドレイ・タルコフスキー監督、山中貞雄監督、そしてD・W・グリフィス監督の作品群をしっかり書いていこうと思っています。 ただし堅苦しい物ばかりではこちらも疲れるので、エド・ウッド監督作品、『ピンク・フラミンゴ』、ホドロフスキー監督作品、そしてレンタル巡りをして最もくだらなそうな作品をピックアップしてお伝えできれば良いかなと思います。 で、今回もやっぱり特撮物です。「フランケンシュタイン」という名前はホラーファン、そして怪物映画ファン、もしかしたら「怪物くん」ファンには忘れられない強いインパクトを持っています。 こういうのを見る度に、「フランケンシュタイン」は「怪物」ではなくて「博士なんだ!」と何度も心の中で叫ぶのがフランケン物の常です。 今回の設定は実は割とイケテいるんです。メアリー・シェリー女史の「メ」の字もこの作品世界には出てきません。一応、フランケンシュタインの出身はドイツのほうだというぼんやりとした情報だけがもたらされるのですが、ほとんど原作は関係ありません。 フランケンシュタインの怪物は実はナチスの生物兵器であるという、今まで一度も聞いたことのない説を高島忠夫(マッド・サイエンティスト役)とともに東宝が唱えます。 ちなみに「キング・コング」という商標はRKOの金看板だったため、メカニ・コングと戦う『キング・コングの逆襲』ではわざわざオープニングでことわりの字幕を入れているほどだったのですが、ここではいっさい「フランケンシュタイン」について何の断りも入れていない。 なのに、なぜさらに権利関係がうるさい「フランケンシュタイン」物をやりたい放題の設定で塗り固めて、好き放題に撮影されたこの作品に、こうもすんなりと何事もなかったかのように上映されたのか事情が分かりません。 もしかしてまったく認可を受けていなかったりすると、販売中止とかになってしまうんでしょうか。それともメアリー・サイドがアジア地域での著作権とか取っていなかったんでしょうか。こちらのほうがミステリーですね。 確かこの映画、海外でも一部の地域で上映されたはずなのですが、何のトラブルも無かったのが不思議です。まさか権利にはうるさいであろうはずのイギリス人が黙っているはずはないでしょうから、きっと東宝の偉いさんと向こうの権利者の間で、話し合いでも持たれたんでしょう。たぶん。 ここにでてくるフランケン(以下本家と区別するため、こう呼びます)は成長すると、身長が20メートルを超える怪物になり、本家のボリスと戦っても100パーセント、勝利を収めてくれるでしょう。餌が凄く、兎や牛を生のまま喰らうという野蛮さを見せ、観客を引かせてくれます。 でっかいゾンビみたいで、『フランケンシュタイン』のボリスのような哀愁は皆無です。『フランケンシュタイン』のファンとしてはこのへんの描写が残念でした。もの哀しく、何故自分は生きなければならないのか、何故生かされてしまったのかという根源の問いのない、この東宝ビッグ・フランケンは怪獣映画の副作用のような存在でした。 このフランケン役を務めた人がまた貧相で、筋骨隆々とは程遠く、思い切り日本人で、でっかく見えず、なぜこんなひとをわざわざ主役にしたのかさっぱり訳が分かりません。ゴジラがマンネリ化していたから、はけ口に使ったのでしょうが、人間が怪獣と対戦するというのはあまりにもふざけていて、まるで夢の中で、子供がヒーローになって、キングギドラを倒しているのと大差ない。 何故か巨大化するフランケンと何故か出現するバラゴンが、何故か富士山のそばで偶然出会い、戦いだす。これははっきりいって『天才バカボン』の世界なのです。フランケンは人間が巨大化して、原始人の衣装を着けただけで武器はない。相手のバラゴンは光線を吐くのですが、当たらないし、当たっても効かない。 フランケンの攻撃もバカボン並みで、石を投げる、木を投げる、火で脅す、後ろに回って乗っかるなど意味不明の攻撃を仕掛け続けます。バラゴンも相当のバカもんで、彼に終始付き合い続けます。 ただこの戦闘シーンで山火事になり、火事をバックにして戦闘が行われるのですが、この後方は火事、前方は戦闘というこのシーンはとても美しく撮られていて、見所といえるかもしれません。落城していくお城の中で戦っているという感じに似ています。 最終的には『プライド』のような首への攻撃(ネック・ブリーカー)でバラゴンをKOして終了かと思いきや、何故か「オオダコ」が富士五湖のいずこからか出現し、フランケンと対戦します。このときの台詞がまた素晴らしい。(高島)「ありゃ、なんだ?」 (アダムス)「タコじゃないか?」 富士五湖って、「湖」じゃんと思う暇もなく、キングコングが戦ったように彼も戦いますが、蛸の寝技にあい、あっけなく湖に引きずり込まれます。 この映画の凄いのはここからで、主人公の生死すら分からない状況なのに、自衛隊はもう二人ともいないからいいや、とばかり「撤収!」と叫び、全員さっさと引き上げてしまいます。ヒロインを務めた水野久美さまも特に何事もなかったようにコメントも冴えません。 そのあと「終」の文字とともに、山火事のアップで本当に終わってしまいます。なんなんだろう、これ。本当に「撤収」してしまいました。ドリフの「後半」のようないい加減さに笑いが出ます。 見所といえば、前述した戦闘シーンの他に、俳優陣の豪華さを挙げることができます。水野久美、志村喬、藤田進、土屋嘉男、小杉義男、沢村いき雄、ニック・アダムスらが主戦級、端役にちりばめられているのです。さすがは本田猪四郎監督ですね。 総合評価 56点 フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)
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フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン) ( 1965 / 日本 )
怪獣ものと侮ってはいけません。とにかくシナリオが最高! 内容は SF・ミステリーで、とにかくよく書けてる。 東宝特撮作品の中でも評価が高く ファンも多い作品だそうですが、なるほど見れば納得させられます。 一見の価値ありですね ! ...続きを見る |
くんだらの部屋 2006/08/20 18:36 |
フランケンシュタイン対地底怪獣〜午前三時の独り言
フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)(1965)、何を隠そう僕が高校時代まで、小さい頃みたゴジラ系の児童書でのフランケンシュタイン怖さが忘れられず{/face_acha/}、またレンタルビデオショップにもおいてないので、ふれることがなかった作品だ。ただ僕が小さい頃に楽しませてもらった作品を、今度は僕がつくろうといっちょまえに画策し、元彼女の行動範囲の広さも手助けし、大阪の都会のでっかいレンタルビデオショップに通って、東宝特撮作品のすべてを観ることができた。{/kaeru_thank/} ...続きを見る |
長江将史〜てれすどん2号 まだ見ぬ未来へ 2006/12/28 00:14 |
私のトラウマは怪獣映画だったのか…
私ちゃととは、ホラー映画が苦手と常々申し上げておりますが、その原点は幼い頃に映画館で観たフランケンシュタインなのでした。 ...続きを見る |
シネマるマンガぁ?byちゃとと 2007/01/23 16:23 |
フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン) (昭和40年・1965)
フランケンシュタイン 対 地底怪獣本多猪四郎 ニック・アダムス 高島忠夫 東宝 2007-01-26 恐怖の怪人か?凶悪の新怪獣か?日米合作の黄金娯楽巨編! 心技体揃う怪獣映画の最高峰を心して見よ!... ...続きを見る |
Godzilla and Other A... 2007/01/26 21:45 |
フランケンシュタイン対地底怪獣 - Frankenstein Conquers The World
フランケンシュタイン 対 地底怪獣本多猪四郎 ニック・アダムス 高島忠夫 東宝 2007-01-26恐怖の怪人か?凶悪の新怪獣か?日米合作の黄金娯楽巨編! 心技体揃う怪獣映画の最高峰を心して見よ! ...続きを見る |
OOH LA LA - my favor... 2007/01/26 21:52 |
フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン) 07117
フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)Furankenshutain tai chitei kaijû Baragon 1965年 本多猪四郎 監督 円谷英二 特技監督 田中友幸 制作 伊福部昭 音楽高島忠夫 ニック アダムス 水野久美 土屋嘉男 田崎潤 藤田進 志村喬 中村... ...続きを見る |
猫姫じゃ 2007/05/19 00:18 |
ビデオ 「フランケンシュタイン対地底怪獣」
レンタルDVDが無かったのでビデオで借りる。{/hiyo_en2/} ...続きを見る |
Mr.Bation 2007/05/19 20:37 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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用心棒さん |
トム(Tom5k) 2006/05/12 03:03 |
トムさん、こんにちは。 |
用心棒 2006/05/12 08:57 |
コメント有り難うございました。 |
ポン太 2006/08/21 19:47 |
ポン太さん、こんばんは。 |
用心棒 2006/08/21 22:07 |
初めまして。こんにちは。フラバラ検索で参りました。 |
ちゃとと 2007/01/23 16:22 |
ちゃととさん、はじめまして、コメントをありがとうございます。 |
用心棒 2007/01/24 01:51 |
あのタコですが、正確に言うと、海外公開用に撮ったものの、実際の海外公開版ではあのシーンは使われていません。 |
fabius 2007/02/01 12:38 |
私も数年前に、小規模な上映会でこの映画を見ました。このときもタコバージョンで、私も周囲も「おいいおい」と苦笑半分という感じで見ていました。 |
fabius 2007/02/01 12:42 |
fabiusさん、こんにちは。 |
用心棒 2007/02/01 13:54 |
こんばんは!いつもありがとうございます! |
猫姫少佐現品限り 2007/05/26 04:08 |
猫姫様、こんばんは。 |
用心棒 2007/05/27 01:07 |
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